ひっそりと静まり返った橿原神宮。森林を横切る際にカサカサと落ち葉をつつく音。シロハラがいるのかな?と思った。目を凝らすと枯葉の中で何やら動くものが・・・落ち葉によく似た色で見辛い。ラッキーなことにだんだんこちらに近づいてきた。
トラツグミだった。枯葉が保護色のようでとてもわかり辛かった。結構大きい。30cmほどあるらしい。歩き方に特徴があった。たとえばセキレイのようにチョコマカ歩くのではなく、またつぐみのようにピョンピョン飛ぶわけでもなく、もっとゆっくりした動きだった。当たりの様子を伺いながら少しずつ移動していた。誰もいない森の中で枯葉がこすれる乾いた音だけが辺りに響いていた。
トラツグミというが鱗(ウロコ)状の斑模様だ。今日の収穫はこの鳥に出会えたことかな。