伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

遠野和紙・楮保存会の作業に参加

2024年02月28日 | 遠野町・地域
 この時期の作業内容は基本変わらない。楮を伐採して釜でふかし、枝から皮をはぐ。はいだ皮から外皮の黒皮と二層目の甘皮をそいで白皮とする。保存会員をはじめ、作業に集まったみなさんは、世間話や思い出話を織り交ぜながら作業にいそしみ、ほぼ夕刻までの時間を作業場となる遠野和紙工房「学舎」で過ごす。



 写真手前の枝は伐採した分。これで2日分のふかしと楮はぎの分量となる。1回あたりのふかしができる量は、釜の大きさと、釜を覆う樽の大きさによって決まる。遠野の現在の設備ではこの量でほぼ2日分の仕事量となる。

 この2日間は荒れ模様の天気で、強風のもとでの作業となった。今日の作業は比較的風が弱まったが、時折強めの風が吹いた。
 空を見上げると、かすかに彩雲が見えて目を楽しませてくれた。






 かすかしか見えないが、それはそれでユニークな景観だなと思った。


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