伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

新緑の八潮見城に小学生といっしょに登山

2024年04月26日 | 遠野町・地域

 遠野小学校は、今年4月に新設された学校。

 3月まではいわき市立上遠野小学校、同入遠野小学校があった。しかし、保護者等から児童生徒の減少による教育環境の後退を心配する声があがり、地域的な検討を踏まえて両校を統合する要望がいわき市教育委員会に提出された。

 この要望を受け、今年3月で両校は廃校になり、4月に新たに両校を統合した遠野小学校が旧上遠野小学校校舎に開校した。

 中学校も同様に2校あったものを統合し、旧上遠野中学校に遠野中学校が開校されている。

 さて、上遠野小学校では前年度まで、全学年で八潮見城登山を実施していたが、今年は2つの学校の児童がいっしょに学び始めたことから登山を早め、4月に実施することにしたようだ。

 旧来からこの登山の案内は八潮見城探検隊に協力依頼がされており、今回も案内役として同行することになった。

 児童たちは、1年生から6年生までの各学年縦割りと1つの班となり、全部で16の班に分かれて登山をした。班編成は、下級生を援助する上級生の役割を明確にしたものなのだろう。共産化した探検隊のメンバー等は8人だったが、それぞれが2つの班でだいたい20名を担当し、案内をしながら八潮見城について必要な説明をすることになる。

 実際は、児童たちもそれぞれに山登りに集中しており、しかも、立ち止まって説明する時間もない感じなので、児童の安全の確保が同行の任務という感じだ。

 私の受け持った班では、6年生が1年生に手を貸すなど上級生の役割をしっかり果たしていたし、一方、1年は登山に出発して間もなくから「お弁当まだかな」と繰り返し、お弁当を楽しみにしながら最後まで歩き通していた。往復で約2時間を歩き通した。立派。

 今日の登山がしっかり記憶に残ってくれれば良いのだが。

 さて、八潮見城探検隊は、この日に向けて登山道の整備作業をした。この春に向かって強風の日も多かったので、倒木や道の脇に枯れ木も多く、安全を確保するため、半日かけてこれらを撤去したのだ。

 チェーンソー等の機材で倒木等を片づけながら登った八潮見城の館跡前の展望台から見た遠野の山林。この日は、ヤマザクラなどで彩られ美しい景色を見せていた。心地よい景色。

 先の小学生たちは低学年の体力と途中難易度の高いコースもあることを考慮して、登りやすい八幡神社側から八潮見城跡地をめざすが、一般の方は、上遠野公民館(駐車できる)側から登って八幡神社に下山するのが一般的なコース。だいたい1時間30分もあれば周遊できるのではないだろうか。

 機会があれば、ぜひお試しを。



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