いとう大の徒然日記

神栖市を今より少しでも発展させて、次の世代に引き継ぎたい!

復興計画

2011-08-12 10:09:24 | 東日本大震災
先日の議員協議会において、「神栖市震災復興計画(案)」が市から示され、議会としても意見があれば、ペーパーで提出して欲しいとのお話がありました。

しかし、神栖市議会には現在、「東日本大震災復興調査特別委員会」が設置されていますので、その中で議論し、そこから出た意見を市に対して提出することになりました。

なお、その特別委員会は、議員協議会終了後、すぐに開催されましたが、1回では終わらず、来週の17日に2回目が開催されることになりました。


ちなみに、この復興計画。

私も全てを良く読んでみましたが、「これは一体何なのだろう?」というのが率直な意見です。


復興計画策定の目的の一つは、市民の不安を少しでも取り除くことだと思っています。

しかし、この復興計画では、市が何をしたいのかが全く伝わってきません。

(現物がないので、わかりずらいとは思いますが、今後、市民の皆さんにも公表されますので、その際にぜひお読みください。)


というのは、復興計画でありながら、復興に向けた神栖市の方針というか、意思が明確になっていないことがあります。


また、今回の復興計画には、震災を受けて、すでに市が取り組んだことや、当然に行わなければならない復旧事業、あるいは計画に盛り込まなくても、すぐにできることまでもが、詰め込まれてしまっています。

ちなみに、例を一つあげると、「学校の鍵管理方法の検討」という項目で「避難場所指定の学校施設における夜間の鍵管理方法の検討」というものがあります。

これは、私が一般質問で取り上げたものですが、これは、あえて復興計画に入れなくても、すぐにできることであり、むしろすぐにやらなければいけないことだと思います。

(まだ、やっていなかったのか?というのが、率直な思いですが…)


市がすでに取り組んできたことが入っているのは、「市はこれだけのことをやってきたんだ」ということをPRしたいという思いがあるのかもしれませんが、今回はあくまでも復興計画ですので、今回の震災への取り組みを踏まえた、反省点や改善点、あるいは新たな取り組みなどを、よりコンパクトにまとめた方が、それを読む市民には伝わりやすいのではないかと思います。

(あまりにも、余分な文字が多すぎます…)


残念ながら、今回も市民へのわかりやすさという観点は、完全に抜けてしまっています。

この復興計画への意見を問われれば、「一から作り直した方がいいのではないか?」と答えるしかないと思っています。
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2 コメント

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神栖市の… (ほのか)
2011-08-16 18:00:06
復興計画もまだまだ先行き不透明なんですね…


私事ですが、先月中旬に社会福祉課にて災害援護資金の申請をしました。

その際、窓口で対応した職員さんにどれくらいで申請についての決定が出るか聞いたところ、
約1ヵ月くらいとのことでした。


約1ヵ月…と簡単に答えられていましたが…
被災者にとっては長い長い期間です。


震災後から迅速な対応を!と願っておりましたが…
改善されることもなく、
いまだに長い期間待たされることに、
ただただ深い憤りを感じます。


約1ヵ月経過しましたが、社会福祉課からは連絡もなく…
災害援護資金を受けられるのかどうか分からず。

生活再建の計画もストップしたままです。


1日でも早く…
住み慣れた我が家で生活したい!
そう願っている市民は、たくさんいると思います。


元気な神栖市作りをスローガンにしている伊藤議員さんに、

是非とも被災した市民の声を直接、社会福祉課に届けていただきたい!


災害援護資金について…
迅速な対応を強く望むとともに現在、災害援護資金の申請数に対し、どの程度進んでいるのか知りたいです。

よろしくお願いいたします。
返信する
Unknown (伊藤大)
2011-08-17 16:32:50
了解しました。

ご指摘の件については、私の方で確認いたします。
返信する

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