じ……条幅かなが！

ぎゃー！先生！条幅かな作品が
本に載ってる！ウレシー！
とお稽古で叫んでしまいました。

だけど信じられなくて
何度も作品と雅号を確認。

ホントに嬉しかった。

かなを好きになれて良かった。

でもね、並んでる作品の中では
私だけ素人ですって感じなの。
もっともっと努力しなければね。

それに先月はゲッポから2番目
だったんだし…。

今日は問題の「無」提出しました。



師匠に選んでもらいました。

更に…無×9

明日は絶対に提出したい「無」


ねばっていますが限界か？


もっと色んな書体のアレンジとか


あると思うんだけど、


ほとんど書いた事が無い書体が


まだまだまだまだ…たくさん。


焦ります。


せめて自分が気に入った「無」が


書けるまで頑張ります。

あっかーん な 日々だった。

東京の空気に馴染めない私。
高校卒業後、大阪の専門学校に
入学した。

専門学校には様々な年齢の人が
いて、ほとんどが地元から通って
いる人達だった。

入学初日
新潟県から来た18才ですと自己
紹介。

すると授業終了後に何人かに
取り囲まれて、いきなり…

お嬢ちゃん、大阪は怖いとこやで、
新潟の田舎から出てきたんやから
気をつけな あかん。

どこに住んでるん？

なに？西成区…ニシナリク…？
また、えらいとこ住んでんな。
そりゃ、あかんとこやで。

周りから質問責め。
あかん…て、何が？
しかも今日が初対面なのに
大阪って…。

それからというもの

休み時間に太宰治の本を読んで
いれば…

お嬢ちゃん、その本はな
そういう人になったら あかんと
思って読む本やで。

朝ごはんを食べていないと言えば

朝ごはん食べな あかんで。
モーニング行くで。

アイスコーヒーと注文すれば…

アイスコーヒー言うたら あかん。
大阪はレイコー言うねん。

難波から岸里まで歩いたと言えば

歩いたら あかん。
道に寝てる人、一杯おったやろ？
危ないで、新潟の田舎とちゃうで。

まあー、あかんの大山だった。

みんな度を越した親切。
悪く言えば、
みんな度を越したお節介。

ついには、
この田舎モン、何を仕出かすか
わからんと思われたようで、
授業が夜遅くなる日は
順番に車で送ってくれるように
なった。

当然、住んでいたアパートの
周りの住人も同じ。

朝から晩まで学校が休みの日まで
近所のおばちゃんやおばあちゃんに
囲まれていた。

杉さま、観に行こかー？
お好み食べ行こかー？ってね。

結局、
ガードが固くて出来た友達？は
年上ばっかり。
夜遊びもできず、
当時、専門学校は入学は簡単だけど
卒業は大変と言われていたが、
無事卒業できた。

そして私は
四六時中テレビで放送されてる
吉本新喜劇にはまり、
阪神タイガースの熱狂的ファンに
なり新潟県に帰ってきた。

いや本当！
大阪はあったかい人情味ある
ところだったよ。

真夏の暑い時のベタベタする汗
みたいな感じもあったけどさ。
(￣▽￣;)

職人気質

美しいフライス目だなあ。


これは個々の職人によって


工具選定もプログラムも


段取りも違うんだよ。


だから客先から設計変更とかで


追加工の依頼があった時に


誰が加工した部品かわかるんだ。


一見、縦横無尽に走る段差の


ようだが、


削り面はフラットで精度は出てる。


ほぼ全員が20才代の職人で


努力家ばっかでエライんだけど


みんな我が道を行ってくれて


性格、めんどくせー！


おい！ちょっとはまとまれよ


と思うけど、


これが職人気質ってヤツ？


だけど、みんなメチャクチャ


可愛いんだよ。

淋しく無いけど

足の指、開け！と


神経に命令する。


5本同時に命令しないと


全部は開いてくれない。


1本の指だけのヒイキはダメだ。


でも、訓練しても


左足の指は開いてくれないんだ。


それがどうしたって話だけど


命令に背く自分のカラダって


どうだろう？って


ちょっとだけ思う。





あれ？尾崎放哉のゆびって
手のゆびだった？