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テレビっ子のひとり突っ込み

『龍珠伝 ラスト・プリンセス』感想・概要紹介②

2022-07-09 23:58:02 | 中国ドラマ
2017年 中国

◆おススメ度
★★★★☆

◆キャスト
李易歓(ヒロイン):ヤン・ズー
龍三(康熙帝):チン・ジュンジエ
雪傾城/舒婉心:シュー・チャン
朱慈煊:マオ・ズージュン
葉黙声:ハン・チョンユー
呉応麒:リウ・シュエイー(劉学義)
李嗣興:アレン・レン
ソンゴトゥ:ルー・シンユー(盧星宇)

◆感想・概要紹介②

の続きです。


龍三(皇帝)が間宮祥太郎にしか見えなくて、なんかずーっとそのイメージで見ていた。まー、間宮祥太郎が特別好きでも
嫌いでもないのでこれと言ってなんの影響もないんですが・・・。
チン・ジュンジエ自体は、「麗王別姫」と「泡沫の夏」でも見てますが、こっちも特に好きではないです。
なので、キャスト的にはそんなに刺さるイケメンがいるドラマではなかった。

強いて言えば、呉応麒役のリウ・シュエイーが一番イケメンと思えるかなー。


それから、何度見ても清朝時代の辮髪が気になって仕方ないんですが、ドラマによって髪の生えてる面積が違ったりします。
このドラマでは、頭の天辺より少し後退した部分、正面からぎりぎり髪が見えるくらいの部分までを剃り上げてるみたいです。
なんか、正面から見ると近年の細川たかしみたいな。(むしろこぶしたかし(RG)かな?)



けど、このタイプはほんとは清朝の後期の髪型みたいです。
「宮廷の茗薇」では、後頭部にCDくらいの大きさの髪を残してそこから生えてる髪を編んでる髪型でした。なので、正面から
見るとスキンヘッドと見分けがつかない。
個人的にはそっちの髪型のほうがスタイリッシュでイケメンに見える。(演者の違いかもですが・・・。)

なんか、今さらながら「闘将!!拉麵男(たたかえラーメンマン)」のラーメンマンて、清朝時代の辮髪の人だったんだなー
なんて思いました。(毒手拳を作るのが子供の頃の夢でした。(笑))


ちなみに、基本はドラマに出てくる辮髪は剃ってる部分含め精巧なカツラらしいんですが、「宮廷の茗薇」はどう見ても
ヅラには見えなくて、ワン・アンユーとかシン・ユンライがその直後に出てるドラマでは、あんまりスタイリングできない
くらいの短い髪だったりするのを見ると、ほんとに一回スキンヘッドにしたのかなーと。
(スキンヘッドにしてから後頭部にペタッとカツラを張り付けてるのか、後頭部のその部分だけちょっと髪を残してエクステ
的に長い髪をつけてるのかは分からないけど。)

あー、でもじゃあ「シンデレラはオンライン中!」のチャン・ビンビンがスポーツ刈りという名の坊主頭だったのも、
「皇帝の恋」で頭剃ってたからなのかなー・・・。

とにかくこのドラマではちょーっと本物の額とヅラの境界が微妙だなーと。人によっては明らかに色が変わったり、ちょっと
ボコボコしてたり・・・。龍三に至っては、常にこめかみに青筋立ってるようなちょっとした線状の凹凸があって気になり
ました。



(いや、実際はほんとどうなのか分からないですが・・・。)


このドラマ、明の生き残りである姫が、明朝の仇である清朝の皇帝と許されない恋に落ちちゃうっていうのが大筋の流れなん
ですが、もいっこタイトルにある"龍珠"っていうものがちょっとしたテーマとして出てきます。

龍珠っていうのは、龍の涙っていう意味でさすがに何でもアリの中国古装劇であっても流派架空のもの(「擇天記」にはでちゃ
ってましたが)なので、龍=皇帝ってことになって、龍珠っていうのが皇帝の涙のことらしいんだけども・・・。



物語のヒロイン易歓(いかん)は、まだ赤ん坊の頃、色々あって長い時間雨に打たれていたっていう過去があります。ぞして、
そのことが原因でけっこう重い片頭痛を患っていて、酷いときには気を失って何日か目を覚まさない時もあったりなんかして。
で、不治の病と諦めているこの持病、実は薬さえあれば治らないこともないという。けれど、その薬に必要な材料がけっこう
希少なものが多く、その中の一つが"龍珠"だと。

で、そのことについて、易歓(いかん)の回りの人たちが話し合う場面があって、龍珠ってなんだって話から始まって、結局
それが現清王朝の皇帝である康熙帝の涙になるってことに行きついて、けどそんなもの手に入るわけがないってことで諦める
ことにはなるんですが・・・。

まー、いくら高貴な皇帝の涙だって言っても人間の涙が薬になったりすんの?っていう話は置いといて・・・

ちょっと私的に腑に落ちないのが、

明こそが真に世を統一する真の国だってことで明復興を信じてその実現のために色んな試練にも耐えてる人たちが、清の皇帝
の涙が龍珠だって簡単に認めちゃっていいのってこと?そこは今の清朝は仮の国に過ぎない的に思っとかないと・・・って思う
んですが。
そんな簡単に清の皇帝が龍の化身だって思っちゃうんなら、そんなクーデターなんて辞めちゃえよと・・・。
その辺、若干設定的に甘くない?

まぁ、ヒロイン易歓(いかん)はなんだかんだけっこう人々がフツウに暮らせてる世の中で、ほんとに明の復興なんて必要なの?
ってだんだんと自分たちのやってることに懐疑的になっていくっていうお話ではあるんですが。


ちなみに、あともいっこ、今まで他のドラマでは気づいてなかったのか、男の人たちが自分の上位者にひざまずいて挨拶する
際に、裾を踏まないよう着ているものを一回正すだけでなく、袖をを伸ばして萌え袖状態にしてから挨拶してたのがちょっと
面白い動作で気になった。
何の意味があるんだろう。手首くらいでも、肌の露出がNGなのか。


ほんとはざっくりなストーリー紹介も書きたかったんですが、うっかり辮髪に興がのっちゃって長くなっちゃったので、また
また次回に続きます。





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今日のニュースが衝撃的過ぎて・・・

2022-07-08 23:57:35 | ニュース
なんか、色々書きたいことはあったんだけど、
今日のニュースが衝撃的過ぎて心が追いつかない。

みんな同じこと言っててありきたりなんだけど、

ほんと、日本でこんなことが起きるなんて、

って感じです。

色んな人が、ほんとにショックです、って言葉を使っていましたが、そんな言葉しか出ないよね・・・。
詳細もよく分からないし。

元々英語だった"shock"って言葉は、もう今ではフツウに"ショック"っていう日本語になっちゃってて、

この言葉には、驚きと悲しみ、精神的ダメージ、そしてちょっとした怒り、みたいなうまく自分でも消化しきれないような
感情が全部曖昧に包含されてる言葉なんだろうなと思いました。
敢えて日本語で明確にはしたくない、できない、っていうような心への衝撃を訳さないことで表現するっていう。

そして、そんな複雑でもやもやした精神的なダメージを伴う言葉が今まで日本にはなかったのかなーと。
(私が無知なだけかも知れないけど。)

とにかく、犯人の動機とか早く明らかにしてほしい。
どんなことからこんなことが起きてしまったのか・・・。


先日、吉祥寺の駅前を通りかかった時に、見たことないくらいのおびただしい人数の警官がロータリーを囲んでて、
後で知ったんだけど、岸田総理が応援演説に来るからってことで厳戒態勢が敷かれていたらしい。

現役総理は警戒態勢すごいけど、元首相ってなると如実に警備体制の差が出ちゃうのか。
SPついてたっていうけど。
日本は平和ボケしてるって言われてるけど、これがその結果なのか・・・。

「SP 警視庁警備部警護課第四係」っていう岡田准一が出てたドラマがあったけど、あれの映画版、最終的に犯人たちの
犯行動機が、平和ボケしてる日本にテロの脅威はすぐそこまで迫っているっていう脅威を体感させて一石を投じたかった
みたいなやつだったんだっけ?

何書いていいか分かんない。
とにかくほんと、ただただショックです。
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東京競馬場花火大会

2022-07-07 23:00:03 | ただの日記
日曜日に突然、ダンナから「東京競馬場花火大会のチケットを買った」と言われ、日程聞いたら7/6だと。

え?

めっちゃ急だし、平日だし、世間では台風4号の話題で盛り上がってるんですけど!!

って、日曜時点ではもう今週1週間全部雨予報だったので、そんなチケット買っちゃったところでお金が無駄になる
だけなんじゃ?くらいに思いつつも、月曜朝に7/6(水)の午後休予定を入れました。(結局ノリノリなんかーい!)

サイトでは"雨天決行、荒天中止"ってなってて、雨天と荒天の境界はどこなんだろうなーなんて思いつつ月、火と
過ごしてたらなんと台風が途中で温帯低気圧になったとかなんとかで、水曜日は結局ただの曇り。


あれー、なんかこれフツウに行けちゃう?

ってことで行ってきました。
東京競馬場の花火大会。

今年はなんかローリングストーンズとのコラボだとか。正式名称(?)は


東京SUGOI花火「THE ROLLING STONES 60th ANNIVERSARY THE GREATEST FIREWORKS~感激!偉大なる花火~」

(全く覚えられない。)



で、東京競馬場に行ってきました。
東京競馬場、行くの2回目。

1回目は、調布で働いてた時に同僚に「東京競馬場は競馬やらなくてもゴハン食べるとこもあったりその他にも色々
あって行くだけで楽しいよ」って言われたので行ってみたけど、思ってたのの10倍くらい大きい施設で、府中駅から
適当な道を通って歩いて行ったら、競馬場に入れる門が近くになくってどっから入っていいかも分からず結局すごく
遠回りになって、もう行くだけで疲れて、さらに中も広すぎて、東門から入って正門から出るだけで終わったって
いう苦い経験が・・・。

今回は、その時の反省を生かして、府中本町側から行きました。(あ、席がそっち側だったので。)

まー、やっぱりテレワークの運動不足から、たったその距離歩くだけで疲れちゃいましが。(なんかダンナと
歩く速度が違うのでそれに合わせて歩くだけで倍疲れた・・・。世の中、こういうのが塵積もで熟年離婚に繋がる
んだろうな。)



で、席に座って(東京ドームの席よりちょっとだけ大きい気がしました)買ってきたジャンクフード食べながら
待ちます。

途中何度もごみの回収の係りの人が袋を持ってきてくれて、快適でした。トイレもすごくきれいだった。(けっこう
な頻度で便器とか新しくしてそう。)

色んな人が散在してしまったお金がこうやって施設の設備に投資されてるんだなーとか思いながら待っていたら、
開始時間の10分くらい前から進行の人が会場についてやこの花火大会の主旨なんかの説明、そして府中市長の挨拶
(なんで?)、武豊からのメッセージビデオ(なんで??)なんかが流れて、そしてローリングストーンズメンバー
からのコメントが読まれ(和訳したものです)、時間になっていよいよスタート。

普段、レースの結果を映し出す巨大モニターに色々映し出されます。
(近くで見ると多分そうとう大きいんだろうけど、観覧席自体が大きくて遠いので、けっこうちっちゃく見える。)

まー、でもローリングストーンズのライブ映像かと思いきや、結婚式で流れる思い出の写真みたいな、静止画を
集めたような感じでした。

まー、そんなのが一通り流れたところで、最初の花火が打ち上げられます。

どっから上がるんだろうって(競馬場の花火とかいいつつも近くにある多摩川の河原でかなとか思ってたら、)謎
でしたが、ほんっとにすぐ目の前のダートぎりぎりの芝生のとこから上がってました。

花火自体見に行ったのが数年ぶりだったので、なんかどういう感情なのか自分でも分からないけどちょっと感動
して涙が出そうになった。

(あ、この前ラルクの東京ドームですごいちっちゃい花火が上がった時も泣きそうになったけど。)


ローリングストーンズ自体はあまり知らなくて、純粋に花火を見に行っただけだったんだけど、モニターには
曲名が映し出されて、その曲に合わせて花火がリズムよく打ち上ったりしてました。

(発射の音だけじゃなく、空中で弾ける時の音なんかもわりとシンクロしてて、多分、曲のイメージに合わせて
花火自体もデザインされてるんだろうけどそのタイミングとかもめっちゃ計算されてるみたいで驚きました。)



ちょっと望遠レンズ的なちゃんとしたカメラ持って行ってなくてiPhoneで撮った写真なのであんまりキレイさは
伝わりづらいかもですが。(ってかそんなカメラもスキルも持ってないけど。)

まー、後はローリングストーンズってミック・ジャガーとキーズ・リチャーズしか知らないけど、お二人とも
御年78歳らしく、それで60年も現役で活動しててすごいなーと。

あと、曲も古いとか全く感じなくって、音楽の普遍性をちょっと感じました。

日本の曲だと、曲自体がすごく流行った時期とか知ってたり、音楽のジャンルに流行り廃りがあって、曲によって
は懐かしさを感じるけど、そういう枠がなければきっといい曲はただただいい曲、って感じるんだろうなーと
そんなことも思っちゃいました。


とにかく、疲れたけど見に行ってよかったです。

観覧席、今回は2階席って場所で見てましたが、屋根があるので高く打ちあがった花火は見切れちゃったり、完全に
見えなかったりしたけど、それでも良かったです。(3階、4階席とかもあったみたいだし。)

花火が始まってしばらくしたら、もっと後ろの方の席の人たちで体力のある方々は下に降りてきて立ち見でみてたり
する方たちもいました。


ダンナが、帰りに混むのが嫌だっていうので終了ちょっと前に会場を後にしましたが、「会場にいなくても花火が
きれいに見えるスポット」みたいなのがいくつかあるみたいで、そんな場所で見てる人たちもたくさんいました。
特に府中本町の駅付近とか。



府中本町の駅を出て、京王線の府中駅に向かう場所で府中街道沿いに競馬場方面見たら、道路と建物の隙間から
花火が見えて、なんとなーく隅田川花火大会的な、会場では味わえない風情もありました。


なかなかいい、夏の思い出になりました。





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今年の姫ヒオウギ

2022-07-05 18:03:36 | ガーデニングの記録
何年か前に、ちっちゃくて可愛い(2cmくらい)のに、それでいて作りこまれた感じの精巧な花びらと模様の出方、
くっきりはっきりした色のコントラストに一目ぼれして1株だけ購入してプランターに植えた姫ヒオウギ。

これがねー、ほっとくと毎年種がめっちゃこぼれて植えてないのに近くに置いておいただけの別のプランターとか、
そのプランター周りの地面から次の年たくさんの子供たちが芽を出します。



まー、それが面白かったりもするんですが、さらにそれを放っておくと・・・



はい、これが今年の姫ヒオウギくん。

しばらく見てない間にイネミズゾウムシにやられたみたいになっちゃってて・・・(じっさいはなんだろ?ダンゴムシ?
バッタ?)頑張って花をつけた一つも、なんかちょっと奇形みたいな弱々しい、でも病気なのに頑張った、みたいなお花。



けど、梅雨に入ってちょっと晴れた日にお庭に出てみると、なんとそっからけっこう頑張ってお花を咲かせてくれて
ましたー。









はー、なんかほんと健気で可愛い。


でも、去年の方がやっぱしっかりした花だったかなーと。



(こっちが去年咲いたやつ。写真の撮り方の問題?)


来年に向けてもうちょい管理してみようかなと思いました。
(でも暑くなるとやっぱやる気がねー・・・。)
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『龍珠伝 ラスト・プリンセス』感想・概要紹介①

2022-07-03 23:59:04 | 中国ドラマ


2017年 中国

◆おススメ度
★★★★☆

◆キャスト
李易歓(ヒロイン):ヤン・ズー
龍三(康熙帝):チン・ジュンジエ
雪傾城/舒婉心:シュー・チャン
朱慈煊:マオ・ズージュン
葉黙声:ハン・チョンユー
呉応麒:リウ・シュエイー(劉学義)
李嗣興:アレン・レン
ソンゴトゥ:ルー・シンユー(盧星宇)


◆感想・概要紹介

清の康熙帝(清朝)の時代に、明の残党が明復興を目指して画策するっていうお話です。

(康熙帝は清朝の第四代皇帝。「若曦」や「宮廷の茗薇」に出てくる皇子たちの父親です。)


全体的なストーリーは、その時代、こんなこともあったかも?っていう架空のお話(記録としては些細なこととして残って
ないだけでありえなくもない)なんですが、序盤の導入部の明の滅亡部分とか全体的な設定自体は史実になぞらえている部分
もあって、清朝が樹立してもう3代目の皇帝の時代になっても明との争いがまだ続いてたんだなーって、(「瓔珞」でもちょっと
だけそんなん出てきてた気もするけど)そんなストーリーと関係ないとこでちょっと驚いた。徳川幕府がもう始まってるのに、
豊臣政権と大阪夏の陣とかやってたみたいな感じ?

そもそも、「宮廷の茗薇」観て「瓔珞(エイラク)」を思い出して、清の時代にまた興味がわいて「若曦」に再チャレンジ
しようと思ったんだけどなぜかおススメに出てきたこのドラマがちょっと気になって見てみたのがきっかけ。

今まで目には入ってたけど無視してたのか、全く意識してなかったヤン・ズー主演のドラマ。
正直、ヤン・ズーの代表作として「霜花の姫」はよく紹介されるけど、このドラマがフィーチャーされてるの見たことなかった
ので、きっとB級系か駄作系のどっちかだと思って期待しないで見てみた。

男主演のチン・ジュンジエはリメイク版の「泡沫の夏」であんまり好きじゃなかった記憶喪失の主人公やってた人であんまり
好きじゃなかったし、そもそも、全62話もそこまで興味のない作品に時間かけられる気がしなかったのでどうせ何話かでまた
挫折するかなーって思いながら見たんですが、意外にも面白かった。
(ただ、全体通して1.2~1.4倍速でみちゃいました。そんなに違和感はなかったですし、そんなに早口な演者さんもいなかった
しセリフもすごく長いものがなかったからか、字幕読むのも大変ではなかったです。)


私が面白いと感じたポイントをいくつか紹介。

第1話は、ストーリーの時代背景の紹介のために清朝側と明朝側の争い場面と、滅びかけた国の皇帝に子供が生まれる場面と
その子供が女児だったために、同じ日に生まれた誰かの男児とこっそり入れ替えられる場面。

最初は登場人物のおじさんたちの顔が全員同じに見えて、(そもそも辮髪という名のハゲのオッサンだし)何がなんだか分から
ないんだけど、後でちょっとずつ理解できます。なので、挫折しそうになりますが、がんばって先へ。
(面白いポイントといいつつ、最初っから挫折ポイントでしたが・・・)

そして、ここで唯一見分けられるのが、晋王の息子の李嗣興役のアレン・レン。ストーリー後半で再登場したりするのかなー
って思ってたけど、結局ここだけ。アレン・レン主演の「麗王別姫~花散る永遠の愛~」に弟役でチン・ジュンジエ出てるし、
「天命~白蛇の伝説~」でもヤン・ズーがヒロインだし、その3作品に2番手役で登場してるマオ・ズージュン、そんな交流
もあって友情出演したんだろうか・・・。
(あ、ソンゴトゥ役のルー・シンユーも、傾城役のシュー・チャンに至ってはチン・ジュンジエの王妃役で「麗王別姫」にも
出てるからけっこうキャスト被ってますね。)


ハナシが脱線しましたが、面白ポイント。

その1 ヒロインと皇帝のお互い身分を隠しての偶然の出会い

まー、ありきたりではありますが、明朝の最後の皇帝の娘、李易歓(ヤン・ズー)がおてんば過ぎて、明朝復興を目指す仲間
たちのいる谷を脱走して、一人都にやって来るんですがその時にお忍びで街に出ていた清朝の皇帝と出会い、仲良くなっちゃう
っていうね。

でも、そこですぐに恋に落ちるわけではなく、偶然にも3度目の出会いがあって、その時に男装してる李易歓と龍三と名乗る
皇帝とで義兄弟の契りを交わすっていう。

李易歓の中ではその約束がけっこう優先度高めで、その後龍三に危機が訪れるたびに自分が傷つくことを顧みずに助けてあげ
たりします。そんなことが何度もあって、龍三はどんどん易歓に惹かれていっちゃいます。


その2 ヒロインが不真面目

ヒロインの易歓は、明朝復興を目指す集団の隠れ谷に集まった人々とともに、子供の頃から特殊な訓練を受けるんですが、
そんなストイックな集団に於いて、易歓は皇女らしからぬサボリ癖の持ち主。訓練や勉強が嫌で、いつも仮病を装ってどうに
かして訓練をサボろうとします。
けれど、正義感と真偽を見極める目を持ったヒロイン易歓は、もともと明の復興っていう一種の洗脳にも似た思想を植え付け
られている他の師兄姉たちと違って、その信念にちょっと懐疑的だったり、その使命にもそこまで忠実じゃなかったりと、
当時の状況を考えるとありえないような奔放さを持っています。

そんな彼女は、ひょんなことから後宮入りし、知らず弟分である龍三の宮女となるのですが・・・。

いや、ほんと、今までにない宮廷ドラマ。(絶対こんなのありえないし、こんなヒロイン他のドラマだったら秒で死罪になるか、
激怒した皇帝か他の誰かに殺されてるかだろうっていうね・・・。)


その3 皇帝の側近たちが事なかれ主義

これまでの、何かあったら足を引っ張り合い、隙あらば陰謀を巡らせて敵対勢力を罠にはめて追い落とそうとする宮廷系
ドラマが多い中、このドラマは珍しくそれがほぼない。

皇帝の側近は、だいたいが誰かしらの密偵だったり、宮廷の別の権力者とつながってたりして情報を流したりしてるんだ
けど、意外とみんな保守派で普段は「見ない、聞かない(そうすれば何かとばっちりを受けることもない)」ていう原則を
守って、余計な発言はしないよう、なるべく自分の状況も現状維持したい、って感じで脅されたり高圧的に発言を促され
たりしない限りは誰かを怪しんで告発したりすることもしません。(いつもはねー、悪女役の貴妃の侍女や、ヒロインの
友人とか、余計なことを囁く人が多くてイライラするんだけどねー。)

そんな風潮が、うまいこと皇宮に紛れ込んだヒロインたち明珠谷の仲間が危機を逃れる一助となってたりします。


その4 明珠谷に潜むスパイ探しゲーム

明朝再建を目指す者たちの隠れ里で、ヒロインたちが育った明珠谷の幹部ともいえる精鋭たちの中に、清朝の奸臣オボイ
と明を裏切り明朝が滅ぶきっかけとなったもと明の臣で清では平西王とされひそかに周の復興を企む呉三桂の密偵が潜んで
いることが分かり、そこから急にライアー・ゲーム的な?貴志祐介の小説でいうと「クリムゾンの迷宮」的なスパイ探し
ゲーム的な展開を帯びてきて、なんかそこもちょっと斬新。

これまでは、皇帝やその頭の切れる側近的な存在の人が天才的な頭脳戦でそういったスパイをあぶりだしたり、正体を
見破ったりするっていうのはよくあったけど、みんなで話し合って誰が自分たちの中で裏切り者か、って探そうとする中国の
宮廷ドラマってかつてなかったような・・・。


そんなこんなで、けっこう色々設定も展開もありえないことが多かったけど、全体的には思ったよりもちゃんと話が作り
こまれていて面白かったです。(ただ、ヒロイン易歓の何でもアリな振る舞いを受け入れられないって人にはちょっと苦痛
かも?)


ラストはちょっと「え?なんで!?」っていう衝撃的な展開でしたが、基本史実に従って作ってるっぽい作品だったので、
歴史を曲げないためにはそういうラストが必要だったのかー、って無理やり納得せざるを得ない感じではありましたが・・・。


ちょっと長くなったので、あらすじ的なストーリー紹介はまた別途。



ちなみに、U-NEXTでこの作品を開くと扉絵的な画像として出てくるこのシーン。

最終的に、こういう感じになるんだろうと期待させて、めっちゃ焦らされます。(なかなかこのシーンが出てこない・・・。)







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開いてるやつと閉じてるやつ

2022-07-01 19:11:02 | ただの日記
   

どうでもいいことなんですが、トイレのフタの話。
(あ、20年くらい前にやってたキムタクのCMの話ではないです。)

外出先でトイレに入る際、いくつか選択肢があった場合、蓋が閉じてある状態のトイレと、開いてる状態のトイレ、
どっちに入りますか?

私は開いてる方です。

なんでかって、ちょっと汚い話になりますが、10代の頃ディズ〇ーランドに行った際、けっこうな行列に並んで
トイレ待ちして、ようやく自分の番が来て用を足そうとトイレのフタを開けた瞬間、流されていないちょっと見た
ことないくらいでかいウ〇コが・・・。

すぐにもっかいフタをして、冷静に水を流して何事もなかったように用を足してトイレを出ましたが・・・。

このことがちょっとトラウマで、軽く、閉じているトイレのフタを開けるの恐怖症なところがあります。

夢の国に行って、急に目の前に現れた恐ろしいほどの現実、っていう部分できっとそのショックもただの街中で
出会うウ〇コ君よりも衝撃が倍増されてたんじゃないかと・・・。


最近はコロナのせいでトイレのフタを閉めて流してくださいっていう注意書きが増えたので、蓋の閉まってる
トイレも増えてる気がしますが。(まー、コロナ以前からもフタしない状態でトイレの水を流すと、トイレ内に
細菌やウィルスが混じった雲が発生する、なんても言われてるみたいなんですけどね。)

あと、トイレのフタを触るのもちょっと抵抗あるし。
(あ、家ではフタしてます。)


じゃー、ボタン操作でトイレのフタ開閉できるタイプがいいかって言われると、あれもなんか微妙に操作がよく
分からず、一緒に便座まで持ち上がっちゃったりして、見えなくてもいい便座の裏側まで見せられるっていう
のも微妙。(しかも結局便座は下に降りていてフタだけ開けるっていうのをどうやるか分からなくて最終的に
仕方なく手動で便座だけ下げたりする場合が多い・・・。)


たまに、トイレに入った瞬間センサーで蓋が開くタイプのトイレもありますが、けっこう"ビクッ!!"って
なります・・・。

競技場とかライブ会場とかに設置されるような場所のトイレだと、応援ユニフォームとかグッズのTシャツに
着替えたりするのにフタを閉めて物置いたりするからイマイチだよねー。(人がいる間はセンサーで蓋が開い
ちゃうタイプのトイレ。)


ってか、フタに注目するんじゃなくて、流し忘れがないように自動で流水されるタイプのトイレが一番いい
のか。そうね、それがいいかも。

ま、たまーにそんなトイレに慣れた人が、自動で流れないタイプのトイレで流し忘れてるんだろうっていうの
も見かけることもありますが・・・。


やっぱり、人間そんな文明の利器に頼ってばっかじゃ感覚や身体能力が退化していく一方なので、

小学校で、「トイレ終わったらちゃんと流れたか確認しましょう」

って、横断歩道渡るときの注意ばりに言って聞かせて刷り込ませるのが一番いいのかなー。


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