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テレビっ子のひとり突っ込み

『カンナさん大成功です!』

2021-10-14 23:41:54 | 韓国映画
         

2006年 韓国映画


◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト
カン・ハンナ / ジェニー:キム・アジュン
ハン・サンジュン(ハンナの憧れるプロデューサー):チュ・ジンモ
アミ(わがままな人気歌手):ユソン
ジョンミン(ハンナの友人):キム・ヒョンスク
チェ社長(チェ会長の息子で、レコード会社の社長):ソン・ドンイル


◆あらすじ・感想

ブスでおデブなハンナは、歌だけは上手く、人気歌手アミのゴーストシンガーとして暮らしていた。

          

そんなハンナは、自分の歌を褒めて優しくしくしてくれるアミの音楽プロデューサーのサンジュンに好意を持つようになる。

そんなある日、ハンナはサンジュンの誕生日パーティーにお呼ばれし、サンジュンからだと届いたドレスを着てパーティーに向かうが、
そこに、ハンナと同じドレスを着たアミが遅れてやってくる。

どうみてもサイズの合わないドレスを無理してパツンパツンになっているハンナと赤いドレスをスラリと着こなしているアミ。みんなはそんな二人を見比べてハンナを
笑いものにする。
さらに、ハンナはサンジュンとアミの会話から、同じドレスだったのはアミの嫌がらせだったこと、サンジュンがハンナに優しくしてくれていたのはハンナをアミの
ゴーストシンガーとしてこれからも利用するため意外の何でもないことを知りショックを受ける。

ショックを受けたハンナは自宅の窓ガラスをテープで目張りし、ガス中毒自殺を図ろうとするが副業でやっていたテレクラ(電話を通して男性たちといかがわしい会話
をする仕事)の電話が鳴り、無視ししたらそのまま留守電に切り替わり客のくだらない悩みを聞いたところで自殺を思いとどまり、電話の相手の整形外科医に会いに行く。
(ここ、原作マンガでは「ガスが漏れていませんか?ガスが漏れていませんか?」っていうじゃべるガス警報器が鳴り、その声にドキドキして思いとどまるってシーン
じゃなかったっけ?それは白鳥麗子に出てくる場面?)

そして、その整形外科医によって(いかがわしい電話の会話の録音で半ば脅して)全身整形し美人に生まれ変わるハンナ。

         

一方、ハンナが消えたことでアミのスタッフたちは大混乱。極秘裏にハンナを探すが見つからず、1年後、歌が歌えなくなったアミはお笑いドラマに出演したり、
デパートの化粧品売り場でサイン会をしたりと商品価値がダダ下がり。

サンジュンたちは、他の仕事がやりたくないというアミのために極秘でハンナの代わりのゴーストシンガーのオーディションを開催する。
どうしてもサンジュンに会いたいハンナは、素性を隠し、ジェニーという名前でオーディションに参加。見事サンジュンたちの目(耳)に止まり、むしろアミのゴースト
ではなくジェニー自身としてデビューすることに。

         

そうして、ちょっとずつサンジュンと距離が近くなっていくハンナだったが、次第に自分のついている嘘が重く心にのしかかっていき・・・・。


◇◆

けっこう昔の映画みたいです。何がどうってわけではないけど、全体的な雰囲気的には「バブルへGO!!」みたいな。作られた年代的なものかも。

一応、鈴木由美子のマンガ「カンナさん大成功です!」が原作らしいけど、すごく太った醜い女子が全身整形して美人に生まれ変わるっていう設定以外は全てオリジナル
ストーリーでした。(確か原作は女子大生だった気がする。)こっちはこっちで悪くないです。(マンガ自体がめっちゃ面白かったかどうかは覚えてないけど。)

邦題が「カンナさん大成功です!」なだけに、韓国語ではヒロインをハンナって言ってるのに、字幕では「カンナ」って出てるので紛らわしい。

若かりしキム・ジソクがちょーっとだけ出演してた。

なんか最後までサンジュンがハンナを好きなのか、好きだったのかよく分からなかった気がするけど、ラストはちょっと泣いちゃいました。

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