面影

日々の中で心に感じたことを綴ってゆきたい

「崖の上のポニョ」埋め立て危機!?

2008年10月21日 07時17分23秒 | Weblog

●「世界遺産級」と絶賛された景勝地

 宮崎駿監督の大ヒット映画「崖の上のポニョ」の舞台とされる瀬戸内海の「鞆(とも)の浦(うら)」(広島県福山市)が、埋め立ての危機に瀕している。

「鞆の浦」は、山陽新幹線の福山駅からバスで30分の距離にある円形型の港湾。宮崎監督が現地に長期滞在したことや、ポニョに出てくる港町と景色が似ていることから、映画の舞台になったとされる。世界遺産選定に影響力を持つ「国際記念物遺跡会議」(イコモス)からも「世界遺産級」と絶賛された世界有数の景勝地だ。ところが、県と市は「町のメーン道路が狭く、渋滞緩和が必要」として、湾内2ヘクタールを埋め立て、港を突っ切る全長180メートルの橋の建設計画をブチ上げた。このため、住民が反発。差し止め請求の裁判が起こされ、16日、裁判長らによる現地視察が行われたのだ。

「この視察では、架橋建設予定の海上にブイが浮かべられた。住民らはあらためて『港の景観を壊す』と怒りをあらわにしていました。この手の裁判で現地視察は異例。住民勝訴の可能性もあると思います」(現地を取材したジャーナリストの横田一氏)

 架橋計画の事業予算は55億円だが、対案で浮上した港の北西の山側を抜けるトンネル道路計画のコストは30億~50億円。ところが、この案は2回審議しただけで、アッサリ見送られてしまった。地元の反対住民が言う。

「埋め立てではないトンネル案だと、砂利を使わないため砂利業者がオイシクないからでしょう。架橋案には利権のニオイがします。地元選出の宮沢洋一衆院議員(自民党)は埋め立て推進派。架橋計画で交通アクセスが増えてトクする造船会社から献金を受けています。市がポニョの舞台になった町と積極的にPRしないのも、注目されて計画が頓挫するのを恐れているからです」

 NPO法人「鞆まちづくり工房」代表の松居秀子さん(57)もこう憤る。

「行政側は“渋滞”というが、町内は信号がひとつもなく、通り抜けるのにたった5分。そもそも渋滞がないのです。国は観光庁設置で外国人客を増やそうとしているのに、世界遺産級の港を埋めるというのもおかしい。空を見上げたら、巨大な橋と車があるような町には断じてしたくありません」

 ポニョは守れるか。

(日刊ゲンダイ2008年10月17日掲載)
(niftyニュースより)


「Office IME 2007」の修正プログラムを公開

2008年10月21日 04時25分09秒 | Weblog

 マイクロソフトは10月20日、「Office IME 2007」の修正プログラムを公開し、かな漢字変換の精度や学習機能を向上させた。IMEのページで無料でダウンロードできる。適用すると今までの学習情報は削除される。

 従来のIME 2007は、文字を参照するアルゴリズムと文法辞書に不具合があり、平仮名を漢字に変換した際、変換結果が細かく区切れて誤変換を引き起こしたり、ユーザーが登録した単語を変換できない場合があった。不具合を修正して誤変換を削減。ユーザーが登録した単語も、すぐに変換できるようにした。

 学習機能も強化した。かな漢字変換の際、前回選択した漢字が変換候補に表示されないなど、学習機能がすぐに効かない不具合があったが、学習アルゴリズムを見直し、すぐに学習が効くよう修正した。

 IMEを使い続けると誤変換が顕著になるという不具合も改善。入力した文字を学習する際の情報に不具合があり、誤変換を引き起こしていたが、学習アルゴリズムと学習すべき情報を見直し、長期間IMEを使っていても誤変換が起きないよう修正している。

 IMEの変換精度や学習機能の不具合は以前から指摘されてきており、同社の元最高技術責任者(CTO)だった古川享さんもブログで、「死んだ」が「新だ」、「腱鞘炎」が「検証苑」に誤変換されるといった例を挙げ、「IMEさらに……お馬鹿になっていく」と指摘していた。
(YAHOO!JAPANニュースより)