ロシア貿易中・脱力進行中

以前のブログ「ロシア留学中・脱力進行中」のつづき。タイトルが嘘になってしまったので引越したが、内容は特に変わりなし。

さて、偉大なる峡谷

2008-08-21 23:14:35 | 08年8月 Las Vegas
Las Vegas 旅行記⑥

8月11日(月)、3日目。
朝6時45分、集合場所へ走る!
時間はギリギリ、朝までカジノで遊んでるからだ!
遅れたら有無を言わさず置いていかれるのが外国の掟。
ホテルの中を走って走って、ギリギリ2分遅刻。
間に合った~(いや遅刻なんだが)。
幸い添乗員・・・というか運ちゃんはまだ来ていなかった。

この日のツアーは参加総勢12名、バンに乗り
陸路グランドライ・・・グランドキャニオンを目指す。
片道約5時間。俺たちが全員徹夜したのはこのためだ!道中を寝て過ごすため。
そう思ってバスに乗り込んだは良かった。

ラスベガスを離れバンは砂漠の道を進む。
見慣れぬ景色に当初は興奮したものの、段々と眠気のほうが勝ってくる。
出発して1時間、眠気の限界に来たところで最初の休憩地点、フーバーダムへ。
すごいダムだと聞いていたが、休憩地点から見える景色はしょぼく、
エジプトで見たアスワンハイダムのが130倍度肝を抜かれた。
トイレ休憩を済ませ、さぁ寝るぞ。

出発後、延々と続く運ちゃんの解説。
キャニオンの歴史やら砂漠の歴史やらアメリカの歴史・・・かどうかは覚えてないが、
とにかくうるさくてしょうがない。うるさいだけならまだしも、
バックミラーで確認して起きろ起きろと言ってくるではないか!
なんだこの運転手!?ナメてんのか?こっちは徹夜でしんどいっつーねん。
と心の中で怒ってみたものの、運ちゃんにテレパシーは通じない。
それでも眠気が勝ってガックンガックン寝ていると、
ダッシュボードをバンバン叩いて「俺の話はララバイか?」なんて言っている。
↑注;さも起きてた様に語っているが、この記述は全て起きていた友人の証言だ。
わしの眠りはこんなものでは妨げられない。

しかし良く他の参加者はずっと起きていられるなぁ。
こんな早朝発のツアーに参加して、こいつら夕べはちゃんと寝てたのか?
こいつらベガスにいったい何しに来たのだろう?
さすがの運ちゃんも我慢の限界に来たのかネタが尽きたのかは知らないが、
次のガソリンスタンドの休憩所でディズニー映画「カーズ」のDVDを買って流し始めた。
有り難味の良く分からないルート66の休憩地点は車から降りたが、
その後も昼飯休憩の地点まで、延々3時間ほとんど車中の記憶が無い。
運ちゃんのプレッシャーに負けてずっと起きてたHSの話だと、
理解できない英語のDVDと、たまにDVDを止めて挿まれる運ちゃんの解説と、
砂漠の変わり映えのしない景色と襲ってくる眠気、まさに苦痛の数時間だったという。

昼飯はバイキング形式で、眠くて腹が減ってた俺はたっぷり食った。
眠くて食欲の無いHSは少し食べて煙草を吸いに行った。
食いすぎた俺は3日目にして初の大便。便秘だ。やっと出てくれて良かった。
昼食後、眠気もある程度収まった俺は、バックミラーで起きてるぞとアピール。
運ちゃんも喜び?話題を振ってくるので、適当に受け答えして印象を良くしといた。

ほどなくツアーは偉大なる峡谷へ辿り着く。
不健康極まりない眠らぬ街を離れ、大自然を歩くのはとても清清しい。
女の子たちが日光浴もかねてすごく際どい格好をしているのもとても清清しい。
3人で写真をとったり日光浴をしたりしてゆったりした時間を過ごした。
マーザーポイントとヤバパイポイント、2地点で賞味2時間を過ごしたが、
大自然の素晴らしさを言葉で表すのはむなしい努力なのでやめておく。

帰りの車中、休憩地点が少なかったせいもあるが、
気がついたらベガスの街の明かりが見えていた。早っ!
行きの5時間が嘘のように帰りはあっという間だった
(と、行きの車中でずっと起きてたHSが言っていた。)
全く疲れた。こんなことなら徹夜なんかせずに・・・
いや大型バスのツアーにすれば良かった
(と、行きの車中でプレッシャーで寝れなかったHSが言っていた。)

参考までにこのツアーは前日にホテルのフロントで予約し、
朝食・昼食込みで1人210ドル+運ちゃんへのチップ10ドル
+ホテルのコンシェルジェへのチップ20ドル(←3人分)でした。

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