ロシア貿易中・脱力進行中

以前のブログ「ロシア留学中・脱力進行中」のつづき。タイトルが嘘になってしまったので引越したが、内容は特に変わりなし。

救えないっ!!!

2009-08-01 10:37:05 | 09年4-5月 Las Vegas
09年4-5月 Las Vegas 旅行記⑬

5月3日深夜2時過ぎ。
Caesars Palaceに戻り、ワタルスキーは就寝。
朝6時起きで、昼間は大自然を歩き回って疲れたのだろう。
俺は・・・俺はまだ寝ない!

Caesars Palaceのポーカールームで一勝負。
1-3NoLimit、200ドルBuy-In。ここで俺は大きな教訓を得る。
1人、若い兄ちゃんが大きなチップを抱えている。
どれだけ上手いプレーをするのかと思いきや、毎回ルーズにレイズ、レイズ。
プレフロップはレイズで入り、フロップ後も膨大なスタックを駆使し、
対戦相手に簡単なコールは絶対にさせない。
相手がフロップナッツで勝負に行けば、そいつはランナーランナーでフラッシュ・・・
ただのバカツキだ。そして酒を飲み過ぎ、かなり酔っている。
「今日は俺の誕生日だ。だから幸運が俺に味方している」
本当に誕生日かどうか走らないが、幸運が味方しているのは本当のようだ。
俺はひたすらタイトにプレミアムなハンドを待った。
一度大負けを喫し、100ドル買い足し、スタックが200ドル前後に戻ったところで、
来た!待望のAA!俺はバカツキ野郎をハメに行く。
小額レイズし、バカツキ野郎が大きなリレイズを打った。俺オールイン、野郎コール。
どんな手かと思いきや、24オフスート。良くそんな手で最後コールするな・・・!
しかしまさしくバカツキ。フロップ~ターンで24が落ち2ペアを作りやがった。
マジか・・・俺はこいつと勝負した自分を激しく呪った。
最後のリバー、A!危ねー!ギリギリ3カード引けた。
赤信号で飛び込んできた大型トラックを何とかかわした気分だ。
悔しそうな顔で「バッドラック」とか抜かす野郎を殴りたくなってきたぜ・・・

しばらくして野郎は抜け、これでまともなプレイが出来るかと思いきや、
俺はツーペアで、犬のような風貌のおっさんのフラッシュに玉砕し、
再び大きくチップを減らす。現在スタック200ドル。-100ドルの状況。
一生懸命回復に努め、なんとかトントンに戻すと、
隣のテーブルが少なくなり俺たちのテーブルに合流。
1人、アジア系メキシコ人ぽいおっさんが、さっきの野郎以上にチップを抱えている。
陽気にお喋りをするそいつ、移動してしばらくしてすごいプレーをしだした。
フロップオールダイヤ。犬のおっさんが大きくベット。メキシコ人コール。
ターンで4が落ち、ボードにペアが出来る。
犬のおっさんのベットに、メキシコ人オールイン。1000ドルは軽く超えている。
犬のおっさんは俺から奪ったチップをあわせ、残り6~700ドルほど。
しばらく考え込み、自分がフラッシュだとアピール。
メキシコ人は「Please call me, please call me♪」と歌ってる。
意を決した犬のおっさんのコールに、メキシコ人はフルハウスを見せる。
やっぱりか。。。
犬のおっさんは500ドルRe-Buy。しかし10分後その行為を後悔をすることになる。
メキシコ人のAA、さらにフロップストレートに見事に嵌り、
瞬間で全てにチップを失って去っていった。
合計13~1400ドルを失うのに20分も掛かっていない。恐ろしい・・・
俺も、10ペアがディールされ、これでメキシコ人と勝負!とレイズしたところ、
「俺はマジでいい手を持っているから止めた方が良い」
と言いながらビッグなリレイズをされ、降りたところ相手はAA。
こいつもまさにバカツキ。信用して良かったぜ・・・
結局、10ペアでのレイズとブラインドで26ドルを失ったのみで、大火傷は免れた。

この日の2人のプレイヤーとの対戦で、世の中にはバカツキというものが存在し、
どんなに正しくプレイしたとしても覆せないものがある、という事を思い知った。
こういう奴との対戦は出来うる限り避け、
他プレイヤーから巻き上げる努力をするのが最善の道だと肝に銘じる。
WSOPに勝つような選手は、実力とともにこういったツキもあるんだろう、きっと。
ツキを味方に。方法はあるのか?

「5日目」+74ドル
ポーカー、テキサス・ホールデム
ライブ:+74ドル(Binion's=+100ドル、Caesars Palace=-26ドル)