goo blog サービス終了のお知らせ 

音楽修行日記

作編曲家、花岡宏晃の日記です。

驚きの白さに!~キーボードホワイトニング計画~

2016-04-21 15:06:14 | 日常
随分昔の機種ですが、RolandのXP-30というシンセを外用に持っています。
これ、何気に名機だと思います。
運びやすさと鍵盤の出来のバランスが良く、ちょっと1台だけ持って行きたいという時に便利なのです。
(もっとも必要なら別途今風の音源ラックも持っていったりしますが笑)

今で言うなら、Nord Electroも運搬性のコンセプトを大事にしていますね。
ちなみにXP-50以上になるとフロッピーディスクドライブがついてしまい、すこし重くなってしまいます。

余談ですがこのXPシリーズや多くのシンセはおもり入りの「セミウェイト鍵盤」ですが、入門機のような安価な、またはプロユースであってもコンパクト鍵盤はバネのみの「ライトウェイト鍵盤」なので、弾いたとき時鍵盤がストンと落ちる感覚がありません。あれは弾いていて気持ちの良いものではありませんね。

昔お世話になっていた氏家さんなどは、デモンストレーションでどんな鍵盤でも見事に弾きこなし、ミニ鍵盤の弾き方のDVDも出されていたりしますが、もうあれは職人芸といってよいと思います(^^;)

*

さてさて前置きが長くなりましたが、そのXP-30を久々に出してみたら、随分と鍵盤が黄ばんでいたのです!



他の鍵盤を下に並べて比べるとさらに良く分かりますね。
でもこれ、日光が当たっているのでまだマシに見えています。実際は結構キツい感じでした。

何とかならないもんかと色々調べていると、同じキーボードでも、PCのキーボードをハイターで見事に白くしている報告を発見!
でもこの鍵盤、経年劣化で変色していそうだし無理なんじゃ…。と思いながらもダメ元で試してみることに。

※以下、もしお試しになる場合は自己責任での作業をお願いいたします。

まずこの商品を用意するとのこと。


イトーヨーカドーで300円しないくらいでした。

ここで、
・白鍵盤を取り外して漬け置き
・分解せずに鍵盤に塗る

という選択で悩みましたが、結局分解せずに塗っていく方法を選びました。

筆で白鍵盤にハイターを塗っていきます。内部にハイターが垂れてはいけないので慎重に…。
ここでは、黄ばんだエアコンの前面フタを白くすることに成功されていた方のページを参考に
「少量の片栗粉を溶く」「乾燥防止にサランラップを使う」という知恵を拝借。片栗粉は粘性を持たせて垂れにくくする訳ですね。

着色を取るためには、塗るだけでなく「紫外線に当てる」ことが必要らしいです。
なにやら化学式が書かれて解説されている方もいましたが、僕では理解できないのでそのまま従います。

分解したPCのキーボードやエアコンのフタの場合屋外で日干しされていましたが、シンセを野ざらしにすることには抵抗があったのでガラス越しに日光浴。液晶パネルやボタンなどは日が当たらないようにガードしました。

換気はしたほうが良いのかもしれませんが、夜は閉め切って隣で寝ていました(笑)。においはそこまで気になりません。

薬剤をどのくらいの濃度で使うかですが、最初は恐る恐る半分くらいに薄めて使っていました。しかし数日おきくらいに塗り足す際は原液で行行うことに。
というのも最初の数日間、全く効果が分からなかったためです。

多分それなりに少しずつ色は抜けていたと思うのですが、少~しずつ抜けていくので、昨日からどのくらい白くなったか分からないのです。丁度昔流行った、少しずつ画面の一部が変わっていく「アハ体験」みたいに。

それでも初めて「あれ、色が薄くなってきたかな?」と感じたのは5日目くらいでしょうか。ガラス越しでなければもう少し早かったのかもしれませんが。

この後約12日間経過したものがこちら。


ややくもりの日が続いたこともあったのですが、ここまで白くすることが出来ました。

当初のこれと比べると大成功ですね。


色ムラなどは全くなく、綺麗に落ちてくれました。

この後は薬剤をふき取るだけなのですが。これが結構ひと苦労でした。
これなら鍵盤外したほうがよかったかなと思ったくらい(^^;)
何度拭いてもまだ薬剤が残っていたり、拭き方に気をつけないと片栗粉を少し溶かしたため、鍵盤の隙間に入っていってしまいます。

というわけで、キーボード(シンセ)でも同様にプラスチック鍵盤の変色を白くすることができました。
そういえばピアニカも結構黄ばんできたと思うので、今度やってみようかな?

最新の画像もっと見る

コメントを投稿