なかなかご報告する暇がなかったのですが、大きな仕事が終わった9月に
レッドチェリーシュリンプを飼い始めました。

(この頃はまだ酸素が多いほうが良いのかと、念のためにエアーのほかにも
追加の酸素石を入れていました。)
実は一度遠方からの空輸で買ったことがあったのですが、皆1週間以内に
ぱたぱたと死んでしまい、エビはとても弱いんだなと思っていました。
が、今回1日での陸配達で着くところから今回20匹買ったところ、
たった1匹が1週間くらいに落ちた以外、全匹無事でした。
今ではとても強すぎて困るくらいのエビに思っています(^^;)
この経験から、レッドチェリーを買うなら
・通販なら1日で着くところから買う
・見栄えが良い赤い個体ばかり買わない
がポイントだと思います。
特に赤い種類は「レッドファイヤーシュリンプ」と呼ばれて、選別して
より高く売られることもありますが、赤が強いエビは
【脱皮を繰り返し成熟したメス】です。
なので見栄えが良いからと言ってこればかり集めると、余命(寿命は2年くらいと言われています)が少なく、また繁殖目的としても偏ってしまいます。
増やしたい方は色々な大きさ混在で、あまり赤くない若いオスも混ぜて買うことをおすすめします。
どちらにしても月単位飼育していればメスは充分に鮮やかな赤みが出てきます。
特に密閉された通販では到着して数日は色がとても薄いですが、徐々に色が戻りますので安心して下さい。
うちでは熱帯魚と一緒に飼っているのでヒーターやエアレーションしていますが、
検索すると関東では屋外飼育している報告も出てきます。
(急激な温度変化はまずいので、最初は室内飼育から慣らしていくと良いです。)
僕も最近は生後数ヶ月(1cm程度)の個体を15センチ角ほどの100均一のプラケースに入れてスタジオに置いています。
また、
生まれたばかりのエビが異常に飼育しやすいのも助かります。
1、飼育下で大抵の熱帯魚は、生まれた稚魚の天敵は【生んだ親】なのですが、
このエビに関しては元々動いているものを捕まえることができないのか、
全く親に食べられません。一応隠れ家になる水草(ウィローモスあたりが定番)
を入れるよう推奨されていますが、底面に居ても全く問題なさそう。
2、熱帯魚の稚魚は食べられるエサを与えるのがひと苦労ですが、
こやつらは勝手に水草についた藻や、少し大きくなったら親の食べ残しを
食べたりするので、稚エビ専用のエサが要りません。
つまり完全放置でも勝手に大きくなっていきます。
この2点により爆発的に増えています(^^;)
ただ親と同じくらいに育つまではまだ数ヶ月はかかりそうです。
その分小さいスペースでも飼えるともいえますが。
・エサは雑食、金魚/熱帯魚/ザリガニのエサでも可。
材料に甲殻類成分が入っているもののほうが尚良いとのこと。
僕は保険の保存食で昆布を入れています(昆布は長く入れていても水が悪くならないので)。
・脱皮した皮はそのままカルシウムになるそうで(さすが甲殻類というだけある!)
取り出さないで食べさせる
・死んだエビも跡形もなく仲間が食べてくれるので放置でOK
こんな感じでとても飼いやすいですので、もしお近くで飼ってみたい方がいましたら
タイミングがよければ抱卵中のメスも含めお譲りしますのでどうぞ。水草もおつけします。
これからの季節は一応室内飼いしたほうが安全と思いますが、プラケースでも充分です。

稚エビが産まれて2日後
色は白いながら、産まれながらにエビの形をしていてビックリ。
大人のエビには食べられることはなく、上手く逃げます。

生後10日目
ほのかに色が着いてきました。丁度この頃見た「ジュラシックワールド」で大小様々な恐竜が登場するシーンがありましたが、こっちもわしゃわしゃ凄いことになってます(^^;)
ちなみに右奥では大人のエビがエサのアロワナスティックに群がっています。
ふぐのエサように使っていますが、エビ達の食いつきも良く、
原材料にエビも入っているのでカルシウム補給もできるかと。

抜け殻はヒゲの1本まで綺麗にするっと抜けるんですね。
殻を食べているエビは色が透き通っているので、脱皮後の個体でしょうか。