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音楽修行日記

作編曲家、花岡宏晃の日記です。

大編成の楽譜制作

2013-11-18 20:46:06 | 曲作り
ただいま、2管編成のフルオーケストラのパート譜を制作です。
皆さんどのようにされているか分かりませんが、僕の場合最終的には
1度紙でプリントアウトしてチェックします。

譜面制作ソフトの画面上で何度かチェックしているのに、やはり紙にしてみると
なぜかミスをみつけたり、微妙にレイアウトが気になることがあるのです。
とはいえオーケストラ全楽器分のパート譜となると結構な枚数なので、
インク節約のためにドラフト印刷にしています。
(スコアは小さいので高解像度で印刷してチェックしますが。)

僕は吹奏楽・オーケストラ楽器の経験がないのであまり市販のパート譜を
数多く読んだことはないのですが、通常パート譜は、偶数ページの終わりは
可能な限り休みが来るよう配慮しなくてはいけません。

忙しく演奏している箇所で譜面をめくるのは大変ですから。
特に楽譜をその場で配って初見~数回弾いてハイ本番、なんて仕事の場合は
とても重要になってきます。
(スペースに余裕があり4ページくらいなら譜めくしなくて良いよう並べておくなど、
人それぞれかもしれませんが。)

最近はソフトにもこの譜めくりを考慮した譜めくりチェック機能があるのですが、
当てになるのかわからず使っていません(笑)。

また先日はA3スコアを納品しないといけなく、セブンイレブンのネットプリントで印刷し
チェックしました。今僕はA3を印刷できるプリンタを持っていないためなのですが、
いやはや便利ですね~。

実際印刷してみるとやけにリハーサルマークが小さく感じたりで修正をしました。

*

最近はジムでヨガを教える役をしており(前も書きましたっけ?)今日もこのあと行ってきます。
ジムのヨガクラスがなくなってしまったので自主トレをしていたら、いつの間にか
一緒に参加するおばさま方が増えてきて下さって今に至るのですが、そのため
変な責任が出来て、忙しくてもこの日はジムを休めなくなってしまいました(^^;)

まあ結果、缶詰になっているより身も心もリフレッシュでき、翌日が快適になるのですが。
しかし教える側になると、今までインストラクターさんが細かな配慮をされていたことがわかります。
例えばスタジオの温度を適度に汗がかける設定にしておかないといけない・・・などなど。
ではではもう少し書きたいですが、出かける時間なのでまた!

キースイッチの思わぬ罠

2013-10-24 18:56:54 | 曲作り
先日ある作曲家さんとレコーディングのための楽譜の話をしていた時
「あるある(笑)」と思ったことなのですが。

我々がパソコン上でスケッチをしながら曲を作る場合は、音の確認だけでなく
レコーディング用の楽譜作りにもそのデータを利用することは多いです。
その場合、キースイッチを消し忘れたままデータを転送してしまうことが
しばしばあるんですね。殆どの場合は気付いて消去するのですが。

キースイッチというのは、、もうソフトシンセでは定番になってる奏法切替方法で、
例えばヴァイオリンの音色を選択している場合、実際ヴァイオリンの音が存在しない
鍵盤の左隅の低音域にキースイッチが配置されています。

設定はソフトごとに色々ですが、例えば左手でキースイッチの「ド」を弾いたあと
フレーズを弾くとレガートな音色になり、「ド#」を弾くとデタシェ
(1音をひと弓を使ってはっきりと短く力強く弾く)、また他のキーには
トレモロ(弓を小刻みに往復させる)、ピチカート(指で弦をはじく)、
スルタスト(弓の当てる位置を変え柔らかい音になる)、ミュートをつけた音
・・・などなど、実際の楽器が曲の中で使い分ける奏法を
シンセサイザーでもリアルタイムに切り替えることができる機能です。

昔は「デタシェならデタシェの音だけ!」という感じだったので、
同じ楽器で奏法別に何トラックも作っていましたが便利になったものです。
このキースイッチデータが残ったまま譜面化してしまうと
五線譜の下に果てしなく下線がついた謎の音が現れてしまうわけです。

今のところ僕は楽譜制作時に気付き、さすがに見落としたまま納品なんてことはありませんが、
奏者の皆さんが作曲家やアレンジャーから楽譜を受け取った時に、非現実的なほどに
五線から飛び抜けた音符があった場合は、キースイッチの消し忘れの可能性が
高いですので、どうぞ無視してくださいませ(^^;)

それではまた台風が迫っておりますので皆さんお気をつけください。
前回の台風では海外の方から「ニュースで見たけど君と家族は大丈夫だったかい?」
とメールを頂きました。国外でも被害の模様が報じられていたようです。

6月です

2012-06-01 23:35:45 | 曲作り
少々立て込んでおりまして、更新遅れました。
今日打ち合わせが終わった後先方の方とお話していたんですが、
(学生時代に色々吸収して行った時期に比べ)
最近は新しいことを勉強したつもりでも、なかなかそれが身体に深く染み付くレベルまで
行きにくいよね~なんて話をしました。

お勉強で身についたかのように錯覚してしまいますが、それはまだ「知識」の段階で
これが実際自分のアウトプットにすぐ生かせるかというとそれなりに時間がかかるもので、
かなり覚えたことを意図的に使って習作をしてみたり、実際の音楽もある程度の期間聴き込んで、
最終的には無意識で自分なりに消化されて出てくるところまで行かないと
身についたとは言えないんじゃないでしょうか。

特に新しいジャンルを学んでいくのは、ある意味僕は人格改造に近い部分があると思うんですよ。
例えば演奏の話で言えば、技術的には何の問題のない人達者な人だけど、
フィーリングが身についてないからこのジャンルをやるとちょっと違う、なんてことがあるわけで。
歳のせいにはしたくありませんが、大人になってからの人格改造ほど難しいですよね(笑)。

実際もう作り始めないと行けない!というようなスケジュールの中でそれが出来るか、
また現時点で使い慣れた自分の武器の数々を手放して、使ったこともない武器を装備して
目の前の敵に立ち向かう度胸があるか?(別に仕事は敵じゃないですが^^;)というところです。
まぁ人によっては、数多くの武器をコレクションするより、長年鍛えぬいた相棒の1つ2つで
事たりる訳ですし、自分のタイプを見極めないといけないですよね。いわゆる芸術家として
成功している人はそういうタイプが多いと思います。
誰にも代わりが効かない、自分だけの武器一丁。うーんかっこいい。

またしばらく慌しくなりますが、ガムランの続きも書きかけてありますし、
その後あったライブなども、また更新して行きます。

モデリング

2012-04-27 23:14:12 | 曲作り
あと数日で「過去にうちのソフトを持ってる人は、新商品から10%引くよ?」
というソフトシンセの割引きが切れてしまいます。どうしようかなと迷っていましたが
結局買ってしまうと思います(笑)。

この辺はまた機会があれば詳しく書きたいですが、ピアノ、バイオリンなど既存の楽器を
再現するソフトシンセでは、表現力に優れた物理モデリングのソフトと
録音した素材を変にいじらない非モデリング(サンプリング)があります。

例えばピアノ音源で「ドミソ」とコードを弾いた場合、
サンプリング音源では「ド」「ミ」「ソ」のそれぞれ録音された音が重なって出てくるのに対し、
モデリング音源では弦の共鳴なども生成してくれる訳です。

また管楽器など音の減衰しない楽器では、音を出した後の表情のつけ方が
モデリングはとても豊かで、重宝しています。

するとモデリングの方が断然良いんじゃないか?と思うわけですが、
実際の楽器経験がある方ほど、(よく出来ていてリアルな分)微妙な本物との違いを
気持ち悪く思うようです。(自分の経験や他の方ご意見から感じるところですが。)

例えばモデリングのソフトpianoteqなんかは、ピアニストより、
あまりピアノを弾かない人の方が使っているのではないでしょうか?
また、僕なんかが気持ちよく使っているモデリングのサックスも、サックス奏者にすれば
音自体は良くてもつながりに違和感を持たれるかもしれません。
(特に跳躍の大きい音をタンギングせず、キーでレガートにつなげたりする場合の
モデリングだったり、大分ポイントは見えてきたかなとは感じていますが)

「偽の音が耳につく時があるけど、表現力があり滑らか」を取るか
「リアルだけど完璧に不自然さを消すのは難しい」を取るか、でしょうかね。

どっちにせよ、こういうのが上手くなると、どんどん生楽器をレコーディングする
機会から離れて行ってしまうから怖いです。
丁寧にデモを作ったところ、(生楽器の録音をするためのデモとして作ったのに)
「これでいいんじゃないの?」なんてことに。
打ち込みをされる作曲家の方は、経験したことがあるのではないでしょうか(^^;)

これ、レッスン代払わなくても良いのかしら?(^^;)

2012-02-23 18:05:28 | 曲作り
またも作曲家であり人生でも先輩でもある方から、有難い助けを頂く事が出来ました。

ちょっと劇伴音楽を作るにあたり、今の自分に不足していると感じた部分の補強として、
クラシックの変奏曲について勉強になるオススメの曲はありますでしょうか?と伺ったのです。
すると、なんといってもこれ!と、ブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」
を教えて頂きました。さらにそれだけでなくブラームスが参考にしたのがバッハであるなど、
ルーツに関わるお話までして下さって。

また長年作曲科の生徒を教えていらっしゃるご経験から、
生徒に作らせるとこういう風になりがち・・・と言った、注意すべきポイントまで教えて頂きました。

勉強熱心だと誉めて下さいましたが、僕は小さな頃から専門的な勉強を
してきたような人間ではないため、いい歳になってもまだまだ覚える事は山ほどある
というだけの話です(^^;)
さらには元々クラシックの人間ではないですし。

自分は芸術音楽家じゃないので、こういった作品を勉強して
実際の自分の仕事に生かすところまで持って行くには、しっかりと
消化してエッセンスを抽出する必要があります。
これが上手いか下手かは非常に大事なところです。
プロの作編曲家の方に音楽学校を出ているかいないかは関係なく
頭の良い方が多いのは、この辺りのポイントに気付けるからということも
大きいのではないでしょうか。

センスがないと、参考にした曲丸出しの劣化コピーが出来上がってしまいます。
まぁ実際そういうものも世の中に多く出回っていますし、
それでもビジネス的には許されてしまうこともあるのですが・・・。

また面白いところとしては、ある作曲家さんも書かれていて僕も共感したのですが
創作においては、勉強によって誰でもあるレベルまで上達できる部分がある一方、
もっと発想の根源となる部分(その方は「瞬間の発想」という言葉を使われていました)では、
むしろ音楽を離れたところでの人間形成に寄るところが大きい・・・と。

長年作曲を勉強してきた人より、もし楽譜が書けなくても貴方の鼻歌の方が人の心を打つことだって
有り得るわけです!いや実に面白いですねえ。

いきなり5ですか

2011-12-04 14:35:55 | 曲作り
僕は他のシーケンサよりソフトシンセに弱いDP7使いながら
Vienna Ensemble Proデビューが遅かったんですが、もうVienna Ensemble Pro 5
なんてのが出たようで。
(Vienna Ensemble Pro自体はホストツールであって、楽器の音が入っている訳ではありません。
幾つかおまけ程度は付いていますが。)

簡単に言うと、僕の環境でこのソフトを使うとMacの性能を活用出来て、高品質な近年の音を
数多く使えるようになるのです。

Vienna Ensemble Pro 5 Overview


アップグレードも高くないので、しても良いのですが、
僕はVEP内で全くエフェクトを使わないので(kontack内では使うものの)
あまり恩恵はないかな、むしろ重くなったら嫌だなという気はします。

動画の0:32や1:37あたりからの、おそらく座席表によるモニタの位置、ステージ上の楽器配置は、
単なるパンの数値より面白いですね。実際どんな具合かはわかりませんが。

他にも各社が年末セールを行っていて魅力的な時期ではありますが、
ちょっと長期的なプロジェクトもあるので、あんまり環境はいじくりたくないかも。

*

話し変わりますが、先日制作をしていて思ったこと。
昔から曲の中に入れる、ちょっとしたSE(効果音)を探し出すのに時間がかかり過ぎる
のですが、恐らくその原因は、入れる前に頭で固めたイメージがまだ曖昧なこともあるのでは?
と一つ結論が出ました。

それこそ今では、それ系のソフトを開けば万単位の素材が入っていて。
「こういう雰囲気」「低音系の音、高音系の音」など、カテゴリー別のサーチ機能が
あるにしたって山ほどありますし。だんだんその音が雰囲気に合ってるんだか合ってないんだか
自分でも分からなくなってきたり(^^;)

そして単体で鳴らして良い感じでも、音楽の中に上手くハマるかは別問題。
下手すると浮いてしまいます。
また、苦労して選び抜いたのでついつい音を大きめにしてしまいたくなる心をぐっと抑えて(笑)
やや控えめにするのが大人。まぁそれは音にもよりますが。

だからサスペンス映画などで、さりげなーく空気感を演出出来ている僅かな音選びなどは
とても上手いと思うのです。ハリウッドなどでは、こういう場面ではこれ!みたいな
定石が出来過ぎてるかもしれませんが、使い慣れないものはセオリーを知っておくのも
大事かもしれません。

やっぱり

2011-11-30 08:27:52 | 曲作り
予想はしていましたが、次の曲に取り掛かるにあたり、新たに
新規のテンプレートから作り始めたら、かなり挙動が安定しました。
前の曲は結構長引いてしまったので、何か悪いデータを引きずったまま
進めてしまったのかもしれません。

最も、非常に軽くなったとはいえ、軽いなりに同じ症状が出るので
根本的には解決していませんが、特に気にならないくらい改善しています。

前の曲からkontaktのメモリ割り当て量によって症状が違うかな?と
試してきたけど、どうもこれといった違いは確認出来ず。
今日でラフスケッチを上げるぞ!

リハが楽しみ

2011-10-03 20:22:36 | 曲作り
先方からアレンジの好評価を頂き、一安心。
ただ、まだ実際の演奏で音に出していないので、「この音は少人数で再現出来るか!?」
と気になるところも若干。この辺はリハに立ち会って調整したいですね。

大体作曲家の皆さんは自作曲の殆どの現場(録音、リハ等)に立ち会うと思いますが、
監督に行けない曲作りの場合はどちらかというと無難なアレンジで、現場に立ち会える時は
(しかも既に知り合いのミュージシャンが演奏して下さる場合は特に)より冒険的なチャレンジを
することが出来るのではないでしょうか?

また今回、僕のアレンジのわがままでオプションとして「持っていればこれを使用してください」
と書いたところ、あるものを購入させてしまったり、レンタルさせてしまったり申し訳ないことを
してしまいました(^^;)
もちろん、それに見合う分効果的だから・・・と認めて下さってのことなのでしょうけど。

難産でした・・・

2011-09-29 23:41:11 | 曲作り
季節の変わり目で随分と体調崩されている方がまわりにもおりますが、皆様お元気でしょうか。
僕はやや喉と鼻にきましたが、特に深刻な程度まで至らずに回復しました。

やっと難産だった曲のアレンジが終わり、スコア清書を残すのみです。
この仕事については特にここで書いても差しさわりがないので書きますが、
いわゆる「書きソロ」作りで結構時間がかかってしまいました。
アドリブっぽく聞こえつつも実は楽譜に書いてある・・・というやつです。

この手のものを作る時は自分のポリシーとして、なるべくアドリブっぽくしたいというものが
ありまして。具体的にはある楽器のソロフレーズに他の楽器が反応したかのようなものを入れてみたり、
アドリブのはずなのになぜか示し合わせたように他の楽器と音やリズムのつじつまが合いすぎるのも
どうだろう?なんて考えたり。でもこうして文章に書いてみるとそういうのを考えすぎるのも
また姑息というか潔くない気もしますね(^^;)

自分の弾いた(もしくはイメージをした)アドリブを楽譜に書くと結構、
理屈ではよろしくないものがあったり、どう書いて良いものか悩む時もあります。
音符8個が入るところが自分のソロを聞き直したら9個音があり、「これは楽譜に9連と
書かれたものを弾くのとは多分ニュアンスが変わってくるよなぁ・・・・」と思ったり。
(実はキメに最後の音が合うように何も考えず駆け上がっただけ^^;)

あと基本ストレート(スウィングしない)曲なのに部分的にピアノだけがスウィングしている
(3連とはノリが違います)ところがあって、さてどういう楽譜にすると一番ニュアンスが
伝わるだろうか?と悩んでいます。
一応弾いたものをお聞かせしているのですが、手っ取り早く伝わるものの、
これって人によってはイメージが出来てしまうので余り好まれない場合もあります。
特に指揮者とか自分で音楽を豊かに作れる方には。

それにしても、結局自分の演奏力をもっと上げないとこれ以上のアイデアは出ないなという
壁が見えた仕事でした。ひと段落したらあえてお金を出してスタジオを借りて、秋の強化合宿でもするか・・・。

*

今月はもう時間的にジムにいけないと考えていたのですが、昨夜なぜか突然行きたくなり
いつも出ていないストレッチクラスだけ受けに入ったところ、なぜか人数がいつもの倍ほど!
どうしたんだろうと思ったら、今日でジムのトレーナーの方が退社されるそうで、この
ストレッチクラスが最後の担当となるようなのです。

なんでもさらにスポーツ関係の資格を取るために退社して、勉強をされるそうなのです。
とても信頼されていた方なので、この人気も納得です。

僕は大勢の方々がお別れの挨拶をしている中に割り込んでいくのが得意でないので
(さらにおばさま方が相手では・・・)、終わってからろくにご挨拶もできなかったのですが、
顔も合わせずにお別れ・・・ということにならず良かったです。


作曲でもセッション?

2011-09-23 22:33:00 | 曲作り
こういうことがしばしばあります。
少し研究のために音楽を聴いたり、あるいは音楽以外のものからイメージを広げたりしてから
取り掛かりたい作曲なのに、実際は締め切りの余裕がなくすぐ作業に入らなければならない・・・
みたいな。

今回もちょっと目を通しておきたかった本が人に貸したままだったりして慌てたのですが、
結果的に、他に参照した資料から刺激をもらえたので結果オーライかな?

それでもって作り終わってから、良いCDを見つけたりすることも良くあるのです(^^;)
試聴を聴く限り、うわ!これを作曲前に聞いておけば、(良いか悪いかはわかりませんが)
また違った曲になっただろうなという。

作曲ビギナーの場合、かなり聞いたものと似通ったものになることが多いですが
(ビギナーにはこれも勉強なのでOKですが)、単純にその曲のテイストを持ってくるのではなく、
「お、そこまでやるんだ?自分はちょっと消極的に作ろうとしてたかも。
じゃこっちも負けずにこうしてみよう!」みたいに、刺激を受けて色々自分の中からさらに
引き出されてくるものがあったりします。

そこでインスピレーションがなかったとしたら自分の引き出しにあるものが少ない証拠ですから、
センスをさらに磨く他ない・・・と僕は考えます。
jazzのセッションみたいなことを曲作りでもやっちゃうみたいな感じですかね。


結構僕は狭い部屋の中でも妄想を広げるのが得意な方のようで?(笑)
便利と言えば便利なのですが、逆に他の方がされているように、イメージ作りのために
景色の良いスタジオに出向いて作曲したりすることがないので、出不精になるという
マイナス面もあります(^^;)

バラードを演奏してもらった方から「この切ない曲の背景にあるお話を聞かせくれませんか」と、
イメージ作りのためなのか単なる興味なのか訊かれたことがあったのですが、
「別に無くて、催促の電話(締め切りを過ぎていた訳じゃないのに・・・)に追われて
早く作らなきゃ!としか思ってなかったです。」
と言って良いものかどうか迷ったことがあります(^^;)
いや実際は自分でも気付かない無意識的な動機(モチーフ)があったのかもしれませんが。

いやでも実際イメージ作りを大事にされている方は、それを行える程時間をかけても
大丈夫なくらい、条件の良い仕事を取れているということでしょうから尊敬します、ほんと。