今日の朝刊でフランスの映画俳優のジャン・ルイ・トランティニャンが
亡くなったという記事にが目についた。91歳だった。
といってもその俳優を特に知っていたというわけではない。
知っていたのは「男と女」という映画の題名だけである。
それもストーリーなどはまったく覚えていなく、レーシング・ドライバーの
主人公が運転する場面が記憶にあるくらいである。
なにしろ56年も前の映画なのだから当然である。
一番記憶にあるのは主題曲の特徴のあるメロディーである。
日本でもCMに使われたりしていた。あの、ダバダバダ♪というスキャット
である。
それと同時に思いだすのは、当時ニューヨークに旅行したのだが、空港から
乗ったタクシーの運転手が陽気な人で、運転しながらあのダバダバダ♪という
曲を口笛でやっていたのである。特徴のある曲だったのですぐにわかった。
おもしろい人だった。
その運転手はマンハッタンの観光案内なども簡単ながらしてくれ、おまけに
ホテルまで紹介してくれたのだった。
一生忘れない思い出である。
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