現代日本人文芸

現代に生きる日本人の文芸です。小説、エッセイ、俳句、短歌、川柳、現代詩、日本の伝統文芸を愛し新しい日本の文芸を創作

現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子をひとりで歩かせてはならない:第88回:フィクション

2017-01-07 07:42:57 | 日記

 Nの仲間がNに、

「Nさんが主催する現代日本人文芸の川柳コーナーに『小池知事 ドンの世界を切り崩せ』これがあったね」  

こう言うのだった。

「ああ、期待が大きいのだ」

 Nが呟いた。

「ところで都議会のドンも終りが近いのでは」

 違う仲間が口を開いた。

「次選挙に出ても落選するぜ」

「その可能性が大だ」

 みんなが大笑いする。

「小池百合子に批判的な評論家は、『小池都知事のオウンゴールが近いかも』こんな事を言うが、オウンゴールなんてないよな」

「そうだよ、あの評論家はスポンサーがいるんだろ」

 またみんなが爆笑した。

「みんな東京大改革が成功する事を望んでいるのだ」

 このNの言葉に、

「そうだ、そうだ」

 大歓声があがった。