チェンマイひとり暮らし

物価の安いタイのチェンマイで貧乏暮らしをしています。
先物取引でリッチになって、日本に復帰したい。

殺人の量刑はそんなもの?

2008-03-22 14:55:09 | Weblog
地元紙に、カナダ人女性による殺人の裁判結果の記事があり、
見出しには懲役3年半とあった。

なんとなく、殺人で3年半とは軽いなと思いながら、本文を読んでみた。

事件概要は、

2年まえ、被告の48歳のカナダ人女性には米国人の56歳になる夫がいたが、
夫は30歳のタイ人女性と同居をはじめた。

この日、チャンクラーン通りのレストランで、財産分与に関わる話し合いを
したが、話しがまとまらずに口論に。

そして、レストランを出たところで、被告はこの米国人夫を拳銃で射殺。
クルマで逃走したもののすぐに逮捕された。

というもの。

判決の概要は、

怒りにまかせての単純殺人であり、この量刑は4年。
しかし、当時の被告の追い詰められた精神状態を酌量し、半分の2年に減刑。

そして、拳銃と弾薬の不法入手と公共の場での所持に対する量刑が1年半。

これらを合算して3年半とする、というもの。

見出しには懲役3年半とあったが、殺人についてはたった2年だったのである。
もし、ナイフや金属バットを使っての殺人なら、量刑はその2年だけ、
ということか。

新聞には事件や事故の記事は連日載っているが、裁判結果の記事はあまり
見ないので、犯罪に対する量刑がどの程度なのか知らない。
麻薬に対する罰則は死刑も含めかなり重いというのはよく聞くが。

単純殺人の罰則の「相場」は酌量なしで4年、ということか?

なんとなく、軽いなという気がする。
一方、それに比べると銃の不法所持の罰則は重い。(当然だが)