チェンマイひとり暮らし

物価の安いタイのチェンマイで貧乏暮らしをしています。
先物取引でリッチになって、日本に復帰したい。

大学受験ラジオ講座(ラ講)

2006-10-29 13:58:05 | Weblog
公立高校の履修もれが大きな問題になっている。
必修科目でありながら大学受験に関係ない世界史などの科目を
受験科目の授業に振り替えていたという。

私は県立高校を出たが、受験科目に特化した時間割なんてなかったし、
受験科目の授業でも、全然「受験向け」ではなかった。
生徒たちは公立高校というのはそういうもので、受験対策は生徒個々人が
するものだと思っていた。

私立高校が生徒のニーズに合わせ、甲子園コース、東大コース、芸能コース
などを設けるのは当然だと思うが、
公立高校が受験モードのカリキュラムを提供してくれるというのは
随分サービスがいいものだと感心した。

大学受験に関わる今回のニュースを見ながら、自分の高校時代を思い出した。
受験生のとり得る手段としては、
定評のある参考書・問題集で自習、予備校に通う、通信教育を受ける、などあるが、
私にとって思い出深いのは、文化放送の大学受験ラジオ講座(ラ講)である。

予備校は費用が高いし近くにはなかった、通信教育もやったけど長続きしなかった。
ラ講は安価だし、毎日の放送がペースメーカーになってくれたので日課となり長続きできたのである。

講師陣も一流ぞろいである。
彼らの多くは予備校でも教えていたが、人気があったと聞く。

夜11時半から0時半までの1時間。
30分づつの2科目。
夜遅いので途中で居眠りしてしまったことも多かった。

現代国語を除く国語、数学、英語は、このラ講だけでどの大学の受験準備にも
対応できたと思う。

茫洋とした現代国語、そして社会科や理科はラ講では不十分だったが、
それでも役には立った。

印象深いのは数学の寺田文行先生の「鉄則ゼミ」。
わずか数十の「鉄則」のひとつかふたつを使うだけで、東大や京大の実際の
入試問題が解けるのである。

私は文系で、数学にはあまり時間を割けなかったので、「鉄則」を信じて
ラ講のテキストの問題と、テキストの付録ついていた鉄則集の練習問題を
繰り返して勉強した。
それだけで、数学の成績は上がっていった。

そこで気づいたのは、復習の重要さ。
受験生はとかく手を広げがちになる。
未知のことがまだまだたくさんあるように感じ、一度学んだことを繰り返すのは
時間の無駄のような錯覚に陥る。

受験勉強の範囲は広そうに思えるが、実際に押さえなければいけないことは意外に少なく、
大事なことを反復学習で習得するのが大切であると教えてくれたのが「鉄則ゼミ」であったように思う。

私は他の科目も、同じ問題を繰り返し解く反復学習に切り替えていった。
私が志望校に入学できたのも、受験勉強のやりかたを教えてくれた「鉄則ゼミ」であり、
それを提供してくれたラ講のおかげだと思っている。

そんなラ講は10年前に終わってしまった。
全国に放送され、テキストは安価なので、私のようにお世話になった受験生はたくさんいたであろうし、
放送が続いていれば、地方の受験生やあまり裕福でない家庭の子弟のハンデを埋めてくれたのにと
残念に思う。











電子辞書を買う

2006-10-27 23:15:33 | Weblog
新しい電子辞書を買ってしまった。

今まで使っていたのは、ちょうど3年前に買ったもの。
その電子辞書は英語のみで11000円であったが、国語系の辞書は入っておらず、
やはり国語系がないと不便だよな、と思っていた。

せっかく買うなら、発音してくれるものがいいかなとも思ったが、
どうせ数年後にはまた新しいものが欲しくなるに違いないからと、
コストパフォーマンスがよさそうなものを選んだ。

で、買ったのはシャープのPW-A8410
コンテンツが100も入っている。
どうせ、そのほとんどは使わないに違いないのだが、もしかしたら
チェンマイで暇つぶしの相手になってくれるかも、との思いはある。

値段は、価格.comで調べ、送料込みで14580円というのが
一番安かったのでネットでその業者に注文
したのだが、今見たらそれよりも安くなっている。
こればかりは仕方がない。

パソコン、デジカメ、電子辞書などの電子機器はどんどん良いものが
出てくる。消耗品と割り切るしかないかなと思っている。



静かなのは少子化のためであろう

2006-10-22 16:03:20 | Weblog
お酒を買いに、安売りで有名なスーパーに行ってきた。

すべての品目が他の店より安いわけではないようだが、
酒類に関しては酒のディスカウントストアよりも安いので、いつもここに行く。

旅行用のキャリーバッグを引きずりながら片道20分ほどの距離を歩いていく。
店舗は小さく、いつもお客が多いので、カートを押して通路を進むのもひと苦労である。
そして休日はそれに拍車がかかる。

早い時間帯に行ったのだが、どのレジも数人のお客が会計を待っていた。
私は、発泡酒1箱(24本)、日本酒1パック(3ℓ)、ワイン1パック(1.8ℓ)、を
カートに乗せ、レジの最後尾についた。

列に並びながら違和感を覚えた。
店内放送がしばらく途絶えると、実に静かなのである。不気味なほど。

客はカートを押して歩いているし、レジ係りはレジを操作しているので、
無音ということはない。

違和感の原因は、人の声が聞こえないことにあると思った。
レジ係りは金額を客に伝え、会計が終わるとあいさつしているし、
夫婦連れの客なら会話をしながら商品を物色しているはずだから、
人の声がないはずはない。

だが、大人の発する声というのは低いし小さいので、
店内の雑音に打ち消されるということもあり、それが近くで発せられても
注意して耳を傾けない限り、人の話し声として認識することはない。

以前は、こんなに多くの人がスーパーマーケットにいれば、人の声が聞こえない
という感覚になることはなかった。

それは、大勢の客のなかには子どもがいたからである。
子どもがいれば、その中には、親に商品をねだる子どもは必ずといっていいほどいた。
兄弟で連れてこられれば喧嘩も始まる。
子どもの声は、それ自体甲高いし、子どもを叱る親の声もまじる。

公園や路地に子どもが遊んでいるのを見ることが少なくなって久しい。
散歩していても、バイクやクルマの走る音以外の音はほとんど聞こえてこない。

日本はどんどん静かになっていくようだ。

高利貸しにノーベル平和賞

2006-10-21 15:00:05 | Weblog
貧困層への小口金融のしくみを作ったバングラデシュのムハンマド・ユヌス氏が
ノーベル平和賞を受賞することになった。

貧困者は経済的に自立したくても、元手がなかったため事業を始められなかった
のだが、その貧困者のための事業資金融資の銀行を設立し、
彼らの経済的な自立を達成するとともに、銀行業としても貸し倒れは
たったの2%で立派に収益を上げているのだから賞賛されて当然である。

だが、この銀行の融資の仕組みを紹介する報道には多いに疑問を感じる。
「無担保融資」が全面に押し出され、回収を確実にする仕組みには
ほとんど言及されていないのである。

あと、あまり言及されていない点として貸出金利がある。
金利は20~25%とかなりの高利だそうだ。
この金利を払ったうえで利益をあげていくには、相当働かなければ
ならない。

ただ、金利というのは相対的なので、バングラデシュ国内ではこのグラミン銀行が
一番安いというのであれば、それはそれで立派なことなので評価してもよい。
ただ、借りる立場からすれば相当きつい金利のはず。

さて、この融資は確かに無担保ではあるが、保証人をとっている。
保証は「人的担保」という呼び方もあるように、貸すほうからすれば
立派な担保である。
しかも保証人はひとりではなく4人もとるのである。

担保(不動産など)付きの融資であれば、返せなくなれば担保は
取り上げられるが、それで終わり。
本人はつらいけど、周りからは同情してもらえるかもしれない。
悪役はカネ貸し。

しかし保証の場合は、同情し、なぐさめてくれたかもしれない人から
うらまれることになる。
保証人は借りてもないカネを返す義務を負うことになるのだから、
うらむのは当然である。

保証とは、友情や信頼関係という人間社会の美点であり基礎である
きずなを担保にするものであり、陰険な制度であると思っている。

マスコミはなぜ、グラミン銀行の融資は保証人をとることに
はっきり言及しないのであろうか。
融資とはそういうものであるのは常識なのに。

自分たち(マスコミ)が日ごろ批判しているサラ金と同じなので
とまどっているのだろうか。
ノーベル平和賞に敬意を表しているつもりなのだろうか。

今日の読売新聞でもこの銀行(グラミン銀行)が取り上げられているが、
記事本文には「無担保」とあるだけで、保証については触れられていない。

本文のあとの解説のなかには、
>利用者は5人単位のグループとし貸し倒れトラブルのないよう相互監視・・・
と記載されている。

だが、「監視」という言葉はあいまいであり、
本人が返済不能になった場合に他の人が肩代わりする義務を負うのかどうか
については、新聞の読者に正確に伝わってこない。

ただ見るだけが「監視」なはずはないから、責任(返済義務)も
あるはずだと考えるのがふつうだと思うが、
明確な単語である「保証」と書かずに「監視」なのだから、
「保証」とは違うんだろうと思ってしまう読者もいるかもしれない。

「ラジオ深夜便」を聞きながら

2006-10-20 01:56:07 | Weblog
夜、米国の先物(Futures)の取引をするようになり、あっという間に夜型人間に
なってしまった。

朝は、以前は7時半ごろには起きていたが、最近は9時過ぎまで目が覚めない。
だが、朝は朝で日本の株式市場が気になるので、あまり寝坊することのないよう
努めている。

となると、睡眠時間が不足ぎみになるので、夕食後は自然と眠くなり
3時間ほど眠るようになった。
そのまま朝まで寝てしまわぬよう、部屋の灯りはつけたままである。

ひと寝入りし、夜10時ごろに目が覚めると、相場は徐々に活発になっている。
米国の先物市場は電子化が進んでおり、為替のように24時間取引されている
商品が多いのだが、活発な取引はやはり(現地の)昼である。

そして、相場のお伴はNHKの「ラジオ深夜便」。
夜、11時20分から明け方の5時まで放送され、中高年に人気があるそうである。
アンカーと称するアナウンサーは中高年であり、落ち着いてゆっくりした語りは
中高年向きである。

担当アナウンサーの顔ぶれを見ながら、そろそろ森田美由紀も
その仲間入りをするのだろうか、そうなると少し寂しいな、
などと思ってしまう。

番組は11時20分からだが、私がラジオのスイッチを入れるのは1時ぐらい
からである。
相場を張っているのでラジオを聴くのは気が散るのだが、この時間になると
その日の相場の流れが落ち着くので、ラジオに耳を傾ける余裕が出てくる。

番組では各時間帯でそれぞれのテーマがある。
午前2時台  「ロマンチック・コンサート」  クラシックやジャズなど洋楽
午前3時台  「にっぽんの歌、こころの歌」  歌謡曲、ナツメロ

私が好きなのは、この2時間である。
PCで相場を見たり、関連サイトなどを読んだりもするので、
対談や語りなど筋を追わなければならないものより、やはり音楽のほうがいい。

もうすぐ、2時になる。

今日は、2時からは、ブルース作品集。
そして、3時からは井上陽水の特集。
楽しみである。

海外旅行保険付きクレジットカード

2006-10-18 15:07:52 | Weblog
会社を辞めた後、後悔したことがひとつあった。
それはクレジットカード。
無職ではカード会社の審査に通らずクレジットカードを新たに作ることができない。

そんなことは会社を辞める前に知っていたが、
在職中に作ったクレジットカードが一枚あり、それで十分と思ったのである。

クレジットカードには海外旅行保険が付保されるものがあるのだが、
そういうサービスがあるのを知ったのは会社を辞めた後であった。
私が持っていたクレジットカードにはそのサービスが付いていなかった。

ダメ元で、そういうサービスが付いているクレジットカードの申込書を
送ってみたが、やはりダメであった。

しかし、いろいろ調べたら、富士カードというクレジットカード会社では
海外旅行保険も付与されている「学生カード」を発行していた。

当時私は放送大学の全科履修生であった。
自己啓発のため数年前に放送大学に入学していたのである。
会社の人事考課で多少でもプラスになればという思惑があったのは当然であるが。

そこで、放送大学の学生証のコピーを同封して申し込んだところ、
無事、「学生カード」を作ることができた。

ただ、タイに行くにあたっては、別途、海外旅行保険に加入していたので、
実際にクレジットカード付帯の保険は使うことはないだろうと思っていた。

ところが、4年ほど前だと思うが、海外旅行保険の保険料が大幅に値上げになった。
それまでは、いわゆるバラ掛けで、年間保険料が24,000円ほどであったのが、
一気に、87,000円ぐらいになってしまったのである。

幸いなことに、当初申し込んでから5年間の延長ができ、その延長分については
旧保険料が適用されたため、昨年までは年間約24,000円という保険料であった。

そして、昨年、海外旅行保険の契約が切れた後は、保険としてはクレジットカード
付帯の保険のみで過ごしてきた。
クレジットカード付帯の保険の有効期間は日本出発後90日間。
タイには毎回4か月滞在しており有効期間は足りないのだが、
新保険料87,000円とタイの医療費を比べて、保険の継続はしないことにした。

ところがである。
肝心のクレジットカード付帯の学生カードがこの8月で廃止になってしまった。
廃止の通知はチェンマイ滞在中の6月に実家に送られてきていたので、
先月日本に帰ってきてそれを見てがっかりしてしまった。

その郵便には、廃止の通知のほか、クレジットカードの申込書が同封
されていたが、日本に戻ってくるまでそれを知らなかったので
申込みはしなかったため、旧カードに代わるキャッシュカードがすでに
届いていた。

用紙が送られてきてからだいぶ日数が経っているし、
申込書には「新規申込書」とあるので、どうせ、無職は審査が通らないだろうと
と思ったものの
ひょっとして、ということもあるかと思いなおし、申込書を見てみた。

新たなクレジットカードの選択肢は数種類あり、
そのなかでは、アメックスのみが海外旅行保険が付帯されていた。
なお、アメックス以外は会員手数料は無料だが、アメックスは年3150円であった。

「クレジット」はどうでもよく、あくまで海外旅行保険が目的なので、
アメックスを選択し、申込書を送った。

直後にアメックスから照会の電話が入ったものの、その後1か月が経っても
審査結果の通知もなにもなかったので、
ほとんどあきらめていたところ、今日になってカードが送られてきた。

日本出発後90日までという制限はあるが、やはり保険があるというのは
安心感がある。

既存のクレジットカードの廃止に伴う申込みというのは、
純然たる新規申込とは多少審査基準が異なるものなのだろうか。





侮れない「地区センター」

2006-10-16 13:28:03 | Weblog
10月も中旬となり、一年で最も過ごしやすい気候を満喫している。
日中は速足で歩いていると少し汗ばむが、
夜は熱燗でも違和感のない涼しさである。
気温としては春と同じなのだが、私は花粉症が出るので春は苦手である。

日本滞在中は読書に割く時間が多いが、
読む本は図書館から借りてくる。
当然ながら、人気作家の作品や話題作は多数の予約が入っているので、
なかなか順番が回ってこない。
読めぬまま、またチェンマイに戻る、ということになる本も多い。

だが、借りる先は図書館だけではない。
思わぬ「穴場」がある。
それは「地区センター」。

地区センターは、地域住民の娯楽、教養の拠点で、
軽スポーツのための体育館、サークル活動のための部屋、
そして、ロビーの一角には図書コーナーがある。

図書館は蔵書が多く、適当に選んで借りる選択肢が多いし、
検索システムがしっかりしているので、検索し予約を入れることもできる。

だが、地区センターの図書コーナーは蔵書のバラエティー、数ともに貧弱だし、
蔵書の一覧もないので、不便であまり足を運ぶこともないのだが、
たまにのぞいてみると、思わぬ「掘り出し物」を目にすることがある。
(それにしても、税金でそろえた蔵書の一覧もないのはふざけた話しだ。)

「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 」(山田真哉)
昨年出版され、話題になった本なので読みたかったのだが、
昨年の秋、そしてことしの春、ともに読むことができなかった。
それが、地区センターの図書コーナーにあった。
さっそく借りて読んだ。

一昨日、地区センターから借りてきて、いま読んでいるのは、
「半島を出よ」(村上龍)
前回日本に来たときに図書館の検索システムで検索したら、
予約する気にならないほど、予約待ちの人が多数いたのであきらめた本。
現時点でも、図書館での予約者数は300を超えている。

図書館はインターネットで検索と予約ができるようになってから、
利便性が一気にアップし、予約と貸出の回転が良くなり、
手元に読む本がないという事態がなくなった。
それでも、地区センターという選択肢があるのは、やはりありがたい。

秋の夜長は先物取引

2006-10-14 01:30:04 | Weblog
米国の債券を買おうと思い、先月、Interactive Brokersという米国の証券会社に口座を開いた。

いま、米国は長期金利は低いし、為替も円安なので、米国の債券を買う状況
にはなく、せっかく口座は開いたものの当面は休眠状態かなと思っていたのだが、

この証券会社は先物(Futures)も扱っており、というかそっちが本業のようだ。
で、この会社のHPを見ているうちに興味がわき、改めて米国の先物市場を調べて
みて、これはなかなかおもしろいのではと思うようになった。

6年前に「米国先物インターネット・トレード」という本を買い
本棚にしまってあったのだが、それを読み返してみた。
なお、NHKの語学テキストを除いて、この本以降、本は買っていない。
それ以降、本は図書館で借りて読むもの、ということになった。

米国の先物取引は、手数料が安く、そしてスプレッドが狭い。
スプレッドとは「買いたい価格」と「売りたい価格」の差のことで、
例えば、「現在ドルは119円50銭から119円53銭で取引されてます」などと
テレビのニュースでアナウンサーが言っているが、
この場合、119円50銭と119円53銭との差の3銭がスプレッドである。

顧客にとってはこのスプレッドも取引コストであり、それが狭いほど有利である。
日本の業者ではこのスプレッドは最低でも4銭であるが、
米国の先物(Futures)であれば、半分の2銭程度。
(ドル円の取引の場合で、手数料はスプレッドに換算)

先物の種類は豊富で、穀物、金属、金利、通貨、エネルギー、などなど。
おもしろそうだと思うとじっとしていられず、実際に注文を出し取引を
始めてしまった。
金(ゴールド)を買ったり、英ポンドを売ってみたり。

慣れないと失敗することもある。
ドル円の取引では、1ドル=○○円という言い方に慣れているのだが、
米国の先物(Futures)では、1円=○○ドルという表示なのである。
例えば、1円=0.008418ドル、という按配。

これまで慣れ親しんできた表示と逆なので、さっそく失敗してしまった。
売ったつもりが買ってしまい、さらに、それを取り消そうとして決済するつもりが、
もう1枚追加で買ってしまい損を拡大してしまった。

問題は、米国の先物市場なので、主たる取引時間が日本の深夜であること。
昨日も日本時間の午前3時過ぎまでパソコンから離れられなかった。
夜更かししても儲かればよいのだが、現在は赤字である。
まあ、たいした損失ではないので授業料と思うことにしよう。

チェンマイでは、インターネットの質が悪く、とても対応できそうもない。
日本に居る間だけ、「先物トレーダー」を気取ることにしよう。





バーツの先行きを考える

2006-10-13 16:45:39 | Weblog
先日のクーデターのとき、バーツの下落を望んだのだが、下がらずにむしろ
上がり気味である。

円からバーツに両替したのは去年の6月が最後。
もう下がるだろうという期待もむなしく、バーツは上がり続けている。

両替しないでいたので、もう手持ちのバーツは底をついた。
来月タイに行ったら、すぐにでも両替せざるをえない。

短期的、中期的に為替レートに影響を与える主因は金利差である。
たくさん利息が付く通貨のほうを持とうと思うため、
高金利通貨が買われて通貨は高くなる。

ただし、この場合の金利差とは、インフレを差し引いた実質金利の差である。
利息がたくさん付いても、インフレで通貨の価値が下がるなら意味がない。

まずは、日本について。
金利は「ゼロ金利」が解除されたものの、次の利上げはすぐにはなさそう。
インフレについては、横ばいであろう(上がってもたいしたことはない)。

タイについては。
私が参考にしているのは、タイ中央銀行のHPである。

市場金利はこの表を参照。
4月以降の毎月10日あたりの金利(3か月もの)を見てみると、
4月の5.35%から、10月の5.24パーセントまで、大きな変動はない。

一方、インフレ率については、このページを参照
4月6.0%、5月6.2%、6月5.9%、7月4.4%、8月3.8%、9月2.7%、と
7月以降急落している。
たぶん、10月はさらに下落していると思われる。

金利は横ばいでインフレは急速に下がっているのだから、
金利からインフレ率を差し引いた実質金利は高くなっているのである。

日本の実質金利は大きな変動がなく、タイの実質金利は高くなっているのだから、
両国の金利差は拡大しているのである。
これでは、バーツ高・円安になるのもしかたがない。

問題は今後である。
日本側は金利インフレともに、大きな変動はなさそうなので、
タイ側しだいだと思う。

インフレが終息しているので、金利もそのうちに下がってくると思われる。
金利が高いと国内の経済に影響があるし、
バーツ高で輸出にも影響するからである。

つまり、バーツ高はいずれ終わる、ということである。
だが、次に私がタイに行くまでにバーツが下がっていることはないと
考えるのが妥当そうだ。

バーツが下がり出すまでは、生活費は少額ずつ両替していくしかない
と思う今日このごろ。

昨日またかくてありけり 今日もまたかくてありなむ

2006-10-11 16:12:35 | Weblog
昨日も今日も、同じような行動をしているうちに、日が過ぎていく。
ネットで株や為替の動向をチェックし、図書館から借りてきた本を読み、
そして、夕方から酒を飲む。

チェンマイから日本に帰ってきてから1か月が過ぎ、
あと1か月後にまたチェンマイに戻る。
最初の3週間ぐらいはゆっくり過ぎたが、だんだん日が経つのが速くなっている。
同様に、チェンマイに戻った直後の1か月とその後の日々とでは、
時間が経つスピードは違う。

もう10月か、1年が過ぎるのが速いな、と思うが、
ずっと日本、あるいはずっとタイにいたら、時が過ぎるのはもっと速く感じる
ことであろう。
日本とタイを往復することで、時の経過に多少のブレーキを掛けている
ようである。

宮部みゆきの「孤宿の人」(上、下)を読んだ。
各400ページほどであるが、上下巻を各1日で読了。
ベストセラー作家の筆力はたいしたものだと思う。
読み出したら本を閉じさせてくれない。

いま、宮部みゆきの最新刊「名もなき毒」を図書館に予約中。
予約者数は、現時点では、なんと1900人もいる。
私は、毎日図書館のサイトをチェックし、予約受付開始とともに
予約を入れたが、タイミングが遅かったようで、220番目ぐらいであった。

今回の日本滞在中にはとても順番が回ってきそうもないなと思ったが、
図書館は120冊以上もこの本を用意したので順番が進むのが速く、
私のいまの待ち順位は90番。
なんとかなりそうである。

ところで、NHKのニュースで、
「タイのチェンマイ県で洪水があり死者がでている」と報じていた。

たぶん被害があったのは山間部だと思うが、市内は大丈夫だろうか。
昨年は9月下旬に大雨があったが、10月以降は被害を伴うような雨は
なかったはずである。
心配だ。