育児日記

初めての子供が重症心疾患をもって生まれた。親子の闘病記録。

みづきになりました

2008-11-28 21:13:18 | 育児・成長のこと
生まれてから一週間たちました。名前は(みづき)となりました。お母さんに似てはなぺちゃでかわいい女の子。
保育器に入っていたけれど昨日出れて今は触りたい放題。でもあまり無理させてはいけなくて内科的な治療のもと、あまり泣かせないように・呼吸が苦しくないように眠らせる薬やオシッコを出させて心臓への負担を減らしている。
主治医からの話があり、手術をすることの難しさを突き付けられた。弁逆流がひどいためこのままの退院は無理。手術は出来るが弁がボロボロになるため人工弁をつけなければならない。しかしつけることによってただでさえよわっている心臓がとまってしまうかもしれない。みづきに会えなくなるかもしれない…と言われた。
病気が初めてわかったときよりもショックが重くて泣いてしまう。まだ死んだわけでもないのに泣いたら失礼だとダンナに言われたがやっぱり涙が出てしまう。小さなみづきが頑張ってる、でもあまりにもかわいそうで声がかけられない。話し掛けると涙が溢れてしまう…。
でも頑張ってるみづきを信じて、面会にいって温もりを伝えよう。ちゃんと見守ってるってみづきに覚えててもらって絶対乗り越えていこう。わたしたちのみづきだから大丈夫って、あきらめないって信じよう!

誕生〓〓

2008-11-21 22:51:12 | 育児・成長のこと
ついに11月20日午後5時25分に女の子が誕生しました。前日の前処理後、少しずつお腹が痛くなりかなりのやばいモード…。でも明け方うとうと睡魔がおとづれ1時間ほど寝てしまったら陣痛がおさまってしまった( ̄▽ ̄;)
今日中にはうまれなさそうと思われなんとかせねばとオッパイ刺激し始めたらなんと破水が!おっいけるっ!?と期待しどんどん陣痛が加速し、もう何も言えないぐらいの痛さ(O_O)
結局本格的な陣痛の始まりから3時間後3000㌘の立派な子が誕生しました。
すぐに小児科医にみてもらい容態が安定していたので、軽くカンガルーケアーをさせてもらった。救急車が駆け付けるとすぐに近くのこども病院に…。検査の結果今は安定しているけれど経過によっては処置していかないといけないとのこと。でも、いちお産声も聞けたししっかり顔も見れたし一安心かな!
一晩あけて私もまだ万全でない体をおこしつつも面会にいきました。ミルク飲ませたりたくさんスキンシップ(保育器の中なので抱っこなどは無理…)して帰ってきました。早く元気になれるようにがんばろうね!

分娩前夜

2008-11-19 21:16:36 | 育児・成長のこと
いよいよ明日となりました。午後には家族が駆け付けてくれて、私の顔を見れて安心した様子。
私は明日に備えて、午前も午後も1時間ちょっと寝たので今はあまりねるきになれず…。今夜は家族は近くのホテルなどに宿泊して明日9時には来る予定。
分娩の前処置として夕方子宮の入口にタマゴ大ぐらいのバルーンを入れました。これで入口を広げるらしいけど、これがまたズーンと重い感じ(重たさじゃなく…う~ん、女性なら何となくわかる生理の時のような感じ)。異物が入ってると感じた子宮が収縮するらしいけど、やっぱり張ってる。ま、これが出てくれないと促進剤も効果的にいかないらしく、今夜はこの重さを感じながら陣痛に似た張りを感じるぐらい(10分置きにはるとか)を見極めなくては…(;´・`)
みんなから励ましの手紙や千羽鶴も頂いて幸せものの私と赤ちゃんです。明日が肝心な日。どうか赤ちゃんが乗り越えてくれるのを信じて一緒に頑張ろうね。

分娩日まであと2日

2008-11-18 08:16:34 | 育児・成長のこと
妊娠38週0日
赤ちゃん推定体重:3000㌘入院:15日目

ついにここまできたな~というかんじ。やっぱりお腹に10ヶ月入れておくのは大変だぁ。むくんだ足や油断したお腹の妊娠線とももう少しでおさらばかとおもうとちょっと淋しい気もするけど…。
ついに明後日分娩する予定です。普通に陣痛を待つのとは違って、子宮口を広げるためバルーンを入れたり点滴で促進剤を投与しながら陣痛を待つ。それ以外は普通分娩と一緒と言われたら一緒だけど、夕方までにうまれなければ帝王切開になるためどうしても普通分娩で生まれてほしいので頑張らねば!
ちなみに何故普通分娩がよいかというと…赤ちゃんの心臓が現在肥大しておりその分、肺が十分に大きくなっていない可能性がある。赤ちゃんは多少肺に水を含んでお腹のなかにいるが普通分娩の際スポンジの水を搾り出すかのように肺の水を出してうまれてくる。そうすればしっかり膨らんで肺呼吸ができるというわけである。
ただでさえ小さいかもしれない肺であればなおさら危険性をさける普通分娩を希望するのだ。
明日には夫や両親も駆け付けるとのことだから今日はリラックスでいよう!

妊娠中の記録

2008-11-16 12:58:10 | 育児・成長のこと
2008年3月末に妊娠が判明しました。初めてのこどもということもあり、夫婦揃って大喜び!すぐに名前を考え出したり、お腹を見つめて親バカぶりを発揮していました(^_^)
妊娠七ヶ月の九月にはいったころ、妊婦検診にて胎児の心臓に異常が見つかりました。詳しく調べたところ、単心房・単心室・肺動脈狭窄・房室弁逆流など今まで聞いたことのない病名が…。一瞬のうちに真っ暗になったきがして旦那と私は放心状態で夜は泣くことしかできなかったことを覚えています。生んであげることがいいのか?いっそのこと生まないとか考えてしまいたくなる気持ちを先生は『赤ちゃんにとって1番いいことをしていきましょう』といってくださった。
この子はちゃんと大きくなってきている。きっと生まれたいに違いないと思い、前向きに考えて行けるようになった。
ちなみに新生児の心疾患手術は地元の病院では難しく、県外へきている。こども病院で手術をするが、産科がないため近くの病院で分娩したあと子供だけ搬送となる。その時期が来週になっているため今は病院のベットに横になり時を過ごしているというわけなのさ。これから赤ちゃんと闘病生活を過ごす為の準備をしているかのように。