★☆ひらりん的映画ブログ☆★

映画の難しい説明は他人に任せて、ひらりんは簡潔に箇条書きで映画を語ります。

「嗤う伊右衛門」

2009-08-24 03:38:37 | 映画(わ行)
<T1058/2009/A143/S063>

唐沢寿明主演の時代劇。
唐沢に「伊右衛門」・・・とくれば、ペットボトルの緑茶のイメージ。
てっきり宮沢りえも出演してるのかと思ってら、
共演は小雪
この作品・・・有名な『四谷怪談』をベースにした、ミステリー作家・京極夏彦が原作。
この人の原作の映画化は何本か観たけど、難解系だよねーーー。
今回、監督は舞台演出家の蜷川幸雄・・っていうのも、難解かっ。
「映倫 PG-12」指定。
2003年製作の時代劇系ロマンチック・ホラー、128分もの。

あらすじ・・・今回は「陽の当たらない邦画劇場」さんの全文あらすじを引用させてもらったので、
反転モードで・・・
ひきこもりをしている伊右衛門(唐沢寿明)は実の父親の介錯を務めたことがトラウマになっていて笑ったことがない。疱瘡の痕が醜悪な民谷家の一人娘である岩(小雪)は男勝りの性格。御行の又一(香川照之)の紹介で岩の家に婿養子に入った伊右衛門に生活力と精力が足りないのを気の強い岩は気に入らない。筆頭与力の伊藤喜兵衛(椎名桔平)はかつて岩に気があった。伊藤は岩をそそのかし伊右衛門と離別させ、自分の子供をはらんだ梅(松尾玲央)を伊右衛門の後妻にする。
岩は誠実で家庭的な伊右衛門が好きだった。民谷の家を守るために、そして伊右衛門のために身を引いた岩だったが直助(池内博之)、乞食坊主の宅悦(六平直政)から真相を聞かされた岩はぶちきれてしまい宅悦と直助の頭をカチ割って家を飛び出した。
メンツを潰され、女房を奪われ、子供を殺され、後妻までクルクルパーにされた伊右衛門は、返り討ちに遭った直助の代りに伊藤を斬った。そして民谷の家は絶えた。確かに今、伊右衛門と岩は幸せそうに笑っている、意地に囚われて何かを見失っている現代を嗤いながら。


ここからひらりん的レビューのネタバレ注意↓
(反転モード・・・左クリックのままマウスを動かしてね)
●古典的ジャパニーズ・ホラーの「東海道四谷怪談」の話は、
ひらりん、よく知りません。
主人公が「お岩」さんという事くらいだね。
●それにしてもこの映画・・・出演者全員が、顔色悪すぎーー。
特に主演の唐沢・・・着物姿は似合うけどーーーーー、
顔色悪いからって、新婚初夜に、サロンパスを「介の字貼り」するのかと思っちゃったよ。
●ひらりん的に苦手俳優の椎名桔平・・・
何故かって言うと、どことなく押尾学の兄みたいだし、
善い人役が似合わないから。
まあ、今回みたいな極悪上司の役は、彼の雰囲気を遺憾なく発揮できてて良かったけど。
●さすが「ラストサムライ」にも出てる小雪・・・着物姿は似合うけど、
ハリウッドではオッケーでも邦画では大柄すぎ・・・
唐沢よりデカくみえるよーーー。
でも、真相を聞いて長屋で暴れるシーンは面白かった。
●それにしても微妙な演出。
暗い人間ばかりの割りに、風景をやけに明るく撮ったり、
理不尽男の喜兵衛は思いっきりワルに徹してるけど、
実は我慢し通しの伊右衛門のぶちきれ惨殺シーンが、
後妻の乳首を切り取って、母乳を飛び散らしたり(ここだけエロチック)、
喜兵衛を斬った時は超スプラッターだったり・・・。
●ラストは、桐箱に入ってた2人の亡骸が薄ら嗤い・・・
蛇のねずみがどっさり出てくるところがグロいし。
その後、映像が上空に上がってみると、
そこは現代の東京になってて、びっくり。

●ところでタイトルの「嗤う~」。
漢検ブームで読める人も多いかと思いますが、
ひらりんは読めなくてググッちゃいました。
読み方は「わらう=笑う」です。
ほんと、京極夏彦の作品は難しい漢字使いやがるぜ。

ここまでネタバレ注意↑

という事で今回は・・・
恨めしや度・・・
奥は深そうだけど、ホラーは単純なほうがいいんだけど・・・。
まあ、脇役陣も含めて、出演者の演技は申し分なかったけど。


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最近下位に低迷してるブログランキング・・・
気にしちゃいないが・・・上位が映画とは無関係の韓流系やYouTube系ブログばかりで、
ちょっと悔しい・・・ので・・・、
ひらりん同様「伊右衛門より黒烏龍茶のほうが好き」
なあなた・・・
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