夜の訪問者。。

近隣は常時住んでいる人はいなくて、たまに人がやってきて、またいなくなる。。
そういう感じのところです。

先日、絵を描いていたら・・インターフォンがガシャガシャ。。
我が家のインターフォンは壊れているのか電池がないのか変な音がします。
直せばいいのですが、高いところにあるのでついついあとまわしに。。

え？なんで？こんな夜に・・？
外は真っ暗。。
少しカーテンをずらして見てみるのですが、外は暗いために何にも見えない。。
困りました～～。
ドアを開けるべきか。。どうしょう。。
そうするとまた今度はノックの音。。

こんな時間に来る人なんてないのに。。
でもでも。。
おそるおそる玄関を少し開けましたら。。
一人のおばあさんが。。

「道がわからなくなったので助けてほしい。。」と。
「ああ。。それは大変ですね。車でお送りしますので少しお待ちになってくださいね」

急ぎ鍵を手に持って外に出たら・・。
今度はいたはずのおばあさんがいない。。
門扉があいています。。。
一瞬このとき「こんな体験したくないわぁ・・いやだなあ・・もう。。」

しばらくすると私の車の陰から出てきました。。
「どうなされましたか？」
「あの～私。。荷物をもっていたはずなのですが。。ないのです。。」
「ああ。。では懐中電灯持ってきますので・・」
あちこち探すもののないのでもしかして・・と門扉の外を見てみると。。
「ありました～」

そのあと、どこまで行けばご自分の家の方向がわかるのかをお聞きして
無事にその方のお宅にたどりつきました。。

何はともあれ良かった。。
少しお役に立てたこともうれしく。。ほっとしたのでした。。
帰り道。。街灯もほとんどないところ、よくまあこんな真っ暗な道を一人で
歩いてこられたものだと感心。。

「灯りがついていたのでこの家にきました・・」と言っておられましたが。。
きっと相当心細かったことでしょうね。。