2013年2月21日(木)
サンタがいない世界の第1日目。
昨日と同じように電車も車も走ってるし、昨日と同じように人は働いてるし、昨日と同じように世の中は動いてました。
サンタは亡くなる1年くらい前から甲状腺機能亢進症にかかっていたので、サイエンスダイエットの「yd」という特別食で治療を始めるまでは、毎日毎日、私のベッドにゲロを吐いて、仕事で疲れ切って帰宅した私に向かって異常に鳴き叫んでました。
仕事で疲れて、イライラして、ゲロまみれのベッドを見て、何度もサンタを叩きました。
「いい加減、早く死んでくれ!」
と怒鳴りつけたことも何度もありました。
「サンタが死んだら、きっと肩の荷が下りるんだろうな」
と本気で思ってました。
サンタは逝ってしまったけど、肩の荷なんか、全然下りない。
そもそも私の肩にサンタの「荷」なんか乗っていなかった。
心の狭い私が一人でイライラしていただけだった。
馬鹿な私は、サンタを失って初めて、そのことに気づきました。
私には、サンタと一緒に暮らす資格なんてなかったのだと、今にして思います。
サンタがいなくなって、とんでもない喪失感に襲われて、心にポッカリ穴が空くかと思ったら、そうじゃなかった。
心の中にサンタの思い出が次から次に溢れてきて、胸が張り裂けそうに痛いです。
病院に連れて行く車の中で、一緒に寝ていたベッドの中で、何度も何度もサンタに「ごめんな」「ありがとな」「サンタがいてくれて、ホントに楽しい17年間だったよ」「生まれ変わったら、また俺の所においで」と話しかけ続けたけど、サンタには伝わっていなかったかもしれません。
私を恨んで、恨まないまでも理不尽に自分に怒鳴る私を恐れて、嫌って、死んでいったのかもしれません。
サンタがいなくなって、必要なくなった「yd」と猫用のトイレ砂を、お世話になった獣医さんに今日、届けに行きました。
サンタと同じ病気の子にあげて欲しいと思って。
家に帰ってきて、サンタが使っていたトイレやご飯の器を綺麗に洗って片づけました。
壊れていた移動用のバスケットは処分することにしました。これだって、騒ぎ続けるサンタに私が癇癪を起こして壊してしまったものでした。
部屋の掃除をしている時、猫砂が散らばっているのを見て、泣きそうになりました。
サンタの毛玉が残っているのを見て、涙が止まらなくなりました。
こんなに切なくて、悲しくて、苦しい掃除があるなんて、思ってもみなかった。
夜、一人の寝室で、布団をかぶって、声を押し殺して、サンタの名前を呼びながら、また泣きました。
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