2013年9月13日(金)
監督:李相日
出演:渡辺謙、柄本明、佐藤浩市
面白かったです。
今年観た日本映画の中では今のところ1番かな。北海道の雪原風景や明治初期の開拓村の映像も非常に美しくて惹き込まれました。
80点。
クリント・イーストウッド監督・主演のハリウッド映画のリメイクということは知りませんでした(観終った後で知りました)。
予告編が面白そうだったということもあるのですが、女郎宿の主人役で出演している近藤芳正さんとは以前(私が弁護士になる前)にお仕事でご一緒させていただいたご縁があり、懐かしさも手伝って思わず映画館に足を運んでしまった次第です。
「ハリウッドの西部劇を彷彿とさせる設定だなぁ」とか、「(佐藤浩市さんのセリフが)ダーティ・ハリーのセリフのパロディだぁ」とか思って観ていたので、後になって「イーストウッド監督・主演の映画のリメイク」と分かって、妙に納得しました。
それにしても、近ちゃんはいい役者になった(と私がいうのも偉そうですが)と思います。
今、一番脂がのっている佐藤浩市さん、大御所の渡辺謙さん、大先輩の柄本明さんと共演しても一歩も引かないんだもん。
同じ愛知県人としてちょっぴり嬉しいっす。
作品は面白かったんですが、柄本明さん演じる金吾が相手を殺しきれず、自分の弱みを十兵衛に吐露するシーンだけはどうにもしっくりきませんでした。
唐突すぎるというか、流れが飛躍しているというか。
柄本明さんがいい役者だけに残念です。シナリオのリメイク時に削り落とされたエピソードでもあったのでしょうか・・・(イーストウッドの「許されざる者」を私は観ていないので何ともいえませんが・・・。)
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