今更ながらのレビューシリーズ第7弾。
2013年12月15日(日)
監督:亀垣一
出演(声):栗田貫一、高山みなみ、小林清志
TV放映された「ルパン三世VS名探偵コナン」の続編として劇場公開された作品ですが、ダメです。
TV版を先に観ていないとストーリーの流れとかポイントが全然分からない。
劇場版は「ストーリーも完全オリジナルの新作」という触れ込みだったけど、これはある意味、ウソ。TV版先にありきのストーリーを「完全オリジナルの新作」とは認めんぞよ。
映画館で映画を観る観客ってのは、駄作を掴まされるリスクを背負って金払って映画館に足を運んでるわけで、だから製作陣が一生懸命作った映画が結果的に駄作だったとしても文句を言う筋合いのものじゃないわけですが、「TVを見たヤツじゃないと話の流れが分からない」という作り方はダメでしょ。
「映画を映画として完結させて上質のエンターテインメントに仕上げたろうやないかい!」という作り手の矜持も覚悟も感じられない作品には点数をつける必要なし。
TV版をちゃんと観ていた子どもたちは満喫していましたが、私としては映画レビュー初の0点。