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シフ追悼&ルルゥ頑張れ企画

2006年08月23日 18時10分20秒 | BLOOD+その他
45話でモーゼス・カルマンがついに退場してしまいました。
10人もいたシフが残すはルルゥのみ・・・。
普通にヘコんでいた管理人ですが。
そういえばカールの時はカール追悼企画、やったなぁ~とか思い出して。
(アレは100%いじり企画だったけど。)
シフもやろうかな~と思った次第です。

管理人がシフの存在を知ったのは、「よゐこのBLOOD+」というBLOOD+番組。
私の地域では14話と15話の間に放送されていたので、2期オープニングが初見のはずが・・・気づかず!
あの頃は録画もしてなかったし、一瞬だけだしね。
なので存在を知ったのはこの番組でです。

番組では、「第3勢力シフ」とモーゼス・カルマン・イレーヌのコンテ顔アップ、10人の立ちポーズコンテ(これはアップにされなかったのでよく見えなかった。)の3つくらいしか判明せず。
翼手であるかも、役割も不明でした。

私のファーストイメージ。
モーゼス:リーダーのくせに熱血。少年漫画の主人公的な性格で、リクと同年代。
カルマン:兄貴分的な存在で、熱血リーダーをなだめる冷静な戦略担当。
イレーヌ:戦いを知らない少女。モーゼスと同じ位の年齢。

見事に予想外だったよ。
誰が冷静なんだよ、誰が。
「リーダーをなだめる」じゃなくて「リーダーになだめられる」でしょ。
モーゼスとカルマンの性格が逆だった・・・。
メガネのせいだ、メガネの。あれさえなければ冷静になんて見えなかったはずだ!
モーゼスが熱血と勘違いした理由は、そのときのモーゼス画(公式キャラ紹介の画像と一緒)が、叫んでいる顔だったから。
年齢は、モーゼスとイレーヌがもっと低年齢かと思ってた。
21話のイレーヌをみて驚いたもん。

そんな私の想像とは180℃違ったキャラクターとして登場したシフたち。
その軌跡をまとめてみます。
(ここまでが前置き ← 長い。)


≫シフ追悼&ルルゥ応援企画≪

① シフの軌跡
キルベドで生まれ、気づいたときには拘束具の感触だけを受けていた。
毎日、人間に関する知識を教えられ、翼手との戦いを強いられた。
傷はすぐに回復し、自分たちに死はないと思っていた。
しかし身体にヒビが入り、それが全身まで行き渡ると、硬く、そして粉塵になって死んだいくことを知った。
それをソーンと呼んだ。


<rb>「俺たちはあの時始まったんだ」キルベド脱走
のちにカルマンがそう表現したきっかけの言葉。
鉄格子の部屋で、いつもは冷静なモーゼスが叫んだ。

「このまま待っていてもソーンは確実に僕たちに表れる
僕は・・・!人間の本に書かれていた“希望”という言葉を信じてみたい!!」


その言葉に魅せられ、そして賛同した仲間たち。
こうしてシフは脱走を果たす。
研究員の一人・ヴォリスに問い詰めると、「小夜かディーヴァの血があれば助かるかもな」と教えられる。
それが彼の死に際に出た『嘘』とは気づかずに、シフは旅立った。

「いくぞ ここではない・・・どこかへ」

彼らの命を救う可能性は、この4つのどれかにあると考えたシフ。
①ディーヴァの血
②小夜の血
③シュヴァリエの血
④翼手の血

より効率的に活動できるように、2~3人ずつに分かれて行動することにした。

モーゼス、カルマン、イレーヌの3人は小夜を追いロシアへ入り、エカテリンブルグのホテルの裏庭で小夜に辿り着く。しかし小夜の前にはキルベドの実験を握っていたアンシェルがいた為、一旦退く。

一方、ゲスタスとディスマスはフランス入りをし、サンクフレシュ製薬の研究所で翼手の血を飲む。が、変化はない。
狙いをシュヴァリエ・ソロモンに変えた2人だったが、その戦闘能力の差に敗れる。
遺体は回収され、恐らく、解剖された。

<rb>「人を傷つけなきゃ生きていけない 罪深い生き物なんだ」再び満月を見るために

フランスに集った8人のシフ。
ゲスタスとディスマスの死を悼むカルマンに、冷静さを装うモーゼス。
イレーヌが小夜の動きを察知すると、彼らは出発をする。
この満月の夜、ギーにはソーンが現れていた。

「急ぐさ そうしなくては僕は 次の満月を見る事はできないからね」

そしてついに小夜に追いつく。

「我らはシフ 限りあるもの」

ハジとの戦闘に苦戦しつつも、ギーに気を取られたハジの隙を見て、ハジ串刺し祭り。
小夜を見つけたギーは、阻止しに来たハジを木に磔にし、その血を飲む。が、シュヴァリエの血が効果がないことが判明する。
ギーのソーン侵攻が進み、さらに日が昇ったために撤退を余儀なくされる。
横たわるギーを囲むシフ。

「悲しまないでくれ 遠からず この日が来ることは分かっていたんだ
この身体はシュヴァリエの血では浄化されない その事が証明できただけでも満足だよ
ただいつか 日の光の下を 堂々と歩きたかっ・・・」


「せめて最後に日の光を浴びてくれ ギー」

顔にまでソーンが広がるギーの表情は、一見穏やかに見える。
しかし、「すっぱいブドウ」とは「負け惜しみ」を意味する。

<rb>「策さえ違えなければ討てる」赤い盾本部襲撃

再び小夜を追い、マルセイユ沖に停泊する赤い盾本部を襲撃したシフ。
船上で戦闘を繰り広げるが、隙を見て攻撃を仕掛けたヤーンが斬られ、海に沈む。
さらに小夜のシュヴァリエが1人増えていることに気づく。
シフは撤退を余儀なくされた。

<rb>「俺たち人間は“分け与える”ってことを知っている」パリ・ジュテーム

ソーンの現れたイレーヌは、一人パリの街を歩く。
「誰も殺したくない」という理由でカツアゲにも無抵抗だったイレーヌを助けたのが、カイだった。
血が足りずに気を失ったイレーヌを日陰に運んだカイに、自分たちの過去を語るイレーヌ。
小夜の血を分けて貰うことを約束した2人。

「カイ ありがとう」

昼間からイレーヌが戻らないことを心配していたモーゼスたちは、日が沈み、ようやく彼女を発見する。
カイを庇うイレーヌの首筋にソーンを見つけ、動揺するモーゼスは、イレーヌを連れ撤退する。

「私達 誰かの思い出になれるのかな 誰かの記憶に残れなければ その人の生きてきたことは消されてしまう」

これを聞いていた3人。
モーゼス、カルマン、ルルゥは1年後、この言葉の意味を理解することになる。
イレーヌを助けるべく5人は、小夜のいるアパートを襲撃する。

<rb>「治ったらまた一緒にパリを歩けるかな」呪われた血

置いて行かれたイレーヌは最期の力を振り絞り、カイに会いに行く。
小夜の血を奪いたいシフと、翼手は全て斬ると誓った小夜。
そこへカイの言葉が響く。

「小夜 頼む お前の血をイレーヌに分けてやってくれ!友達なんだ」

その言葉を受け止めたのは、モーゼス。

「頼む…というのか こう言うときは 僕たちは奪い取ることでしか
何かを手に入れる方法を知らない だが他に方法があるなら それを教えて欲しい」


小夜の血を分け与えて貰えると知ったシフたちに安堵の色が見えるが、小夜の血を飲んだイレーヌは苦しみ、結晶化して死亡する。

「なぜだ!俺たちは試され死ぬだけの存在か」

絶望するカルマン。
そしてモーゼスはヴォリスの言葉の嘘にようやく気づいた。
カイの共闘を断り、自分たちで最後の可能性であるディーヴァを倒すと決め、その場を去る。

「ありがとう、と言わせて欲しい この言葉を一度でも口にすることができて良かった」


そして1年後、イギリス。
アメリカからシュヴァリエたちが到着したのを見つめるシフ。
そして小夜もまたイギリスにいることを確認した。
その矢先、ダーズとグドリフにソーンが現れる。

<rb>「ほら 希望の光みたいじゃん」完成型シフ・コープスコーズ

ジェイムズがコープスコーズを引き連れ、攻めてくる。
モーゼスの遺伝子を持った完成型シフに、驚愕する一同。

グドリフを庇い、頭部を潰されたダーズ。
ダーズの横で体を切断されて倒れるグドリフ。
小夜に助けを求めたルルゥが戻った頃には、手遅れだった。

<rb>「この悔しさも悲しみも作られたものじゃない 俺は俺のために戦う」もう希望なんてない

「僕たちは戦うために作られた シュヴァリエたちの道具として最後まであいつらの思惑に踊らされたくはない」

戦意を失ったモーゼスだったが、カルマンは1人でも戦うと言う。
小夜に助けを求めたルルゥだったが、断られてしまう。

「アタイのこと覚えておいてね アタイだって誰かの思い出になりたいんだ」

ディーヴァのシュヴァリエが入って行った博物館へ侵入する3人。
しかし待ち受けていたのはコープスコーズ。
苦戦を強いられる中、3人の前に現れたのは小夜とハジだった。

「今度は僕たちが行く 君の戦っている所へ 助ける訳じゃない 最後の希望を君に託したい」

新たに信じられる物・希望を見出したシフは、小夜と共に戦う道を選ぶ。
カールの襲撃にも駆け付け、クリスチーナ島にも同行する。
クリスチーナ島で小夜たちとは別行動を取っていたシフだが、ハジ・カイとの共闘でまたひとつ物を学んでゆく。

「信頼、それが僕たちが新たに得たものだ」

ディーヴァがアメリカに行くと聞き、アメリカへと入る。
この頃から、シフは赤い盾支給の血液パックをカイから受け取るようになる。
彼らが血液をくれる限り、奪う生活は止めようと決めていたのだ。

<rb>「次に生まれてくることがあるのなら僕は君のそばに生まれてきたい」もう少し早く会えてたら

ルルゥは小夜たちに懐き、モーゼスは人間と共に生きれると感じ始めていた。
そんな時、カルマンにソーンが現れたことが明らかになる。

「イレーヌ 俺は怖い 死ぬことが堪らなく怖い
どうしてこんなにも恐ろしい 生きている意味もよく分からないのに」


カルマンがその意味を知るのは、この直後だった。
光の中に、イレーヌやみんなの姿を見つけた。

「何もできずに死んでいくことが怖かったのかもしれない でも本当はそうじゃないんだ
イレーヌが言ってたように誰の思い出にもなることなく死んでいくことが怖かったんだ」


その頃、ジェイムズと接触していたモーゼスは、ある取引を持ち出される。
ディーヴァの血と引き換えに、カイの命を奪え、と。

<rb>「君は僕が助ける 僕と生きるんだ 思い出なんかにさせてたまるか」せめて思い出になるまでは

「モーゼス 俺のこと覚えていてくれよな お前に会えて良かった」

そう言い残し、太陽の中に消えようとしたカルマンを、モーゼスは引き戻す。
そしてカイの元へ向かう。カルマンを助けるために。
日向を逃げるカイを追うモーゼスは、フラフラになりつつも進んでゆく。

「太陽よ そんなに僕たちが憎いか 燃やしたくば燃やすがいい
だが燃え尽きるまでに・・・僕は必ず・・・!」

「仲間の前では強がって本当のあいつは姿を見せない 僕が死んだら誰が覚えていてやるんだ
あいつが生きていたことを誰が証明する?どこにその痕跡が残る?!」

「あいつには時間が必要なんだ 僕以外の誰かと触れ合って本当のあいつを知って貰うための時間が・・・!」


モーゼスからカイを庇ったのは、カルマン。
2人はカイにルルゥを託し、その場を後にする。

戦うために作られた存在のシフ。
しかし製作者の意図を外れ、自分自身の意志で行動し、様々なことを学んだ。
そして、誰かの思い出になれた。
思い残すことは、あとひとつ。
太陽の光を浴びること。

「最後にやり残したことを・・・力を貸してくれ」
「わかってる 今度は僕が君に着いて行くよ」



② ルルゥの今後
残り5話。果たしてルルゥは生き残れるのか?!・・・についてを妄想!

シフは当初の設定よりも出番が増えたらしいですよ。
スタッフでシフ大好きな方もいますしね。
その過程で、個性を発揮したキャラがルルゥだそうです。

そこから考えると、シフは45話の段階で、全滅する予定だったのでは?
最初はシフ3トップ(モゼ・カル・イレ)のみにしかスポットを当てる気はなくて。
途中で路線変更をして、ルルゥを生き残らせよう!みたいな。

シフにスポットが当たったのは、4回。
①ギーに焦点を当て、太陽の光とソーンについてを印象付ける(19~21話)
②イレーヌに焦点を当て、人間との交流と小夜の血の効果を見せる(26~29話)
③コープスコーズに追い詰められ、小夜との共闘に踏み出す(35~38話)
④モーゼス・カルマンに焦点、戦い以外の決着をつける(44~45話)

例えばの話、③でルルゥがお亡くなりになっていたら、④が割りと納得いく形になるような。
そんなわけで、私はシフト変更でルルゥ生存エンド説を信じています。

戦闘面では、まぁあまり役に立てないでしょうけど。
それでも雑魚翼手やコープスコーズ相手なら人間より威力を発揮できますしね。
今後のルルゥは、人間の娯楽にドップリ浸かる癒し系なごみキャラになるでしょう!
ハジとの交流も積極的に行っていたので、いざと言う時に助けてもらえるかも?!

「行きたい所があるんだ!沖縄・・・海があって明るくってとても気持ちい所なんだって!」

これはもう生存フラグでしょう。
カルマンとモーゼスから「ルルゥなら行けそうだ」とお墨付きを頂きましたもの。
これで沖縄に行けないなら、さすがに鬼だよ。

まぁハジと仲良くなって生存フラグを出したのに死んでしまったリクみたいな子もいるし、希望を覗かせるセリフを言った直後にみんな死んでいくし。
ルルゥも危険ですよね。
沖縄に到着して、太陽いっぱい浴びて死んじゃうとか止めてよね。

しかし!ルルゥが太陽の光とソーンから逃れるすべを、ジュリアが研究中。
ディーヴァの血を手に入れれば、もしかしたらソーンをコントロールできるかもしれない。
ルルゥが時間に耐えることができれば、きっとソーンはクリアできるはず!!


③ ちょっと裏話
■死に物狂いキャラ
シフは「死に物狂いで小夜に挑む集団」だそうです。
ディーヴァは小夜のことを好きだから、「本気」にななりませんしね。
唯一、いつも本気で戦いを挑む存在がシフ。だそうです。

だからセリフが心に響くのね。

■カルマンはダテメガネ
マジかよ!さすがカルマン!!

■ギーは惜しいキャラ
「一番いいキャラを最初に先に殺そうとしていた」
あ、ギーの事です。最初の死にキャラじゃないけど。
最初にこういうキャラを出すことで、見事にシフの絶望を視聴者に印象付けましたよね。

■武器の意味
武器を持たないと戦えないという、弱さの象徴です。
見栄えがするからカッコ良くて好きだったけど、ここまでの意味があったとは。


④ 終わり
そんなわけでシフ追悼&ルルゥ頑張れ企画でした。
カール追悼のときと比べると、かなり真面目になってしまった・・・。

今後は、ルルゥと、ルルゥがする回想に期待。
是非カイにも回想してもらいたいですね。



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2 コメント

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こんばんは! (しのぶん)
2006-08-24 23:52:16
モーゼスとカルマンの最期にショックを受けていたので、追悼企画、ありがたいです。



ルルゥ生存フラグ!そうか!そうですね!!

そういう考え方もできるかも、とちょっと希望を見出しました。



あと、やっぱりカルマンのダテネガネが気になりますよね。

私も設定を読んだ時、「なんでわざわざ?」と思いました~。

キルベドの研究員がプレゼントしてくれたのでしょうか?謎が謎を呼びます。



ルルゥがシフトチェンジして生き残ることになる可能性を信じて頑張りたいと思います~。

それでは。



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 (ひらりんこ/管理人)
2006-08-25 17:32:53
こんにちは。

ルルゥ生存フラグに賭けるしかありませんよね!

最後に沖縄の太陽の下でシフのみんなを思い出して笑ってるルルゥのカットさえあれば・・・



カルマンのダテメガネは何なんでしょうね~?

オシャレ眼鏡・・・。

実はレンズなしとかだったら笑えますね。
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