Maki's Room

ラスティック ジャンク チープシック& 
キッチュ  ミックススタイルのインテリア

術後2日~退院

2010-06-02 12:50:56 | HBC
気付けば手術してから10日以上たちました~。早いな。。
でもまだ傷が痛くて、これって本当になくなるのかしら。。とも思います。


院内5F展望風呂
ちょっとした温泉気分が味わえます。入院当日と24日に入りました。

5/22(Sat)術後2日

この頃から、夜から朝は音楽(ボンジョヴィとテイラー・スイフト)を聴く。。というのがお決まりになってきました。
寝れないから、開き直りで。
この日明け方になってやっと初めてガスが出て、一安心。でも便意はなし。
朝点滴がない状態(硬膜外麻酔だけ)で勝手に自分で着替えました。点滴つくと、面倒なので。
後で来た看護士さんが「着替えと、体を拭きますよ」と言ってきたけど、自分で着替えたのを伝えると
「あ、じゃあ後拭くだけだからご自分でされますか?」と。
着替えた時に、傷口にあてていた平おむつと腹帯も取る。浸出液などで下着や服が汚れるのを防止するためなのですが、
特に問題なさそうだったので。これで腹周りがスッキリ!

背中から入れている硬膜外麻酔はボトルから入るようになっているのですが、ボトルはメッシュの袋入りで点滴の台にぶら下げて一緒に移動します。
ボタンがあって、どうしても痛い時は1回押せば2CCの麻酔が一気に出て、楽になるということでした。
試しにやったのも入れて、20日~抜けた23日までの間3回程しか使わず。
さて、この点滴のないうちに洗濯するべく5Fへ、階段を使い徒歩で上がりました。自分でもびっくりするほど行動的。(笑)
もちろん傷は痛いです!24日までは病棟内しか移動しちゃいけないようでしたが、勝手に行動。
注意はされませんでした。(笑)
朝食は3分がゆを8割ほど食べました。
食事後洗濯物を乾燥機へ。取り出す頃には点滴がついていたので、エレベーターで。
11時前にY医師が訪ねてきて「摘出した子宮の画像を持ってきたんですけど、見ますか?」と。
「見る!見たい!見たいです!」とものすごく食い付いてしまいました。
術前から「子宮が見たい」と何度も言っていて。実物は無理だけど、後で画像は見られるという話だったので。
写真は子宮頚部を下にした状態で写ってました。いっちゃんがラグビーボールみたいに楕円だったと言っていた通り、少し縦長。もう1枚の画像はその子宮を縦に半割して開いたもの
でした。
見た瞬間に「こ、これは。。。まさにホルモン」とつい思ってしまいました。
仰向けになった時にぼっこりと出ていた一番大きな筋腫が、一番上にありまして。
ほかにも肉眼でいくつか確認できました。筋腫は全体的に白っぽい色をしていました。
先生が「子宮の大きさはこのくらい」と両手で丸を作って見せてくれたのですが、
13センチ×10センチなんで小児の頭くらいっていうか。「結構大きかったです」と。
重さは760グラムということでした。さすがに1キロはなかった。(笑)
通常の子宮は握りこぶしくらい?ということは、かなーり育っていたんですね。。

その後1人になったらしみじみしちゃって。
生まれてこのかたずっと一緒に生きてきた臓器が、眠っている間になくなってしまった訳で。
もう私の子宮はないんだなーと。なんだか寂しい気持ちになりました。
でもひなこを産むことができたし、感謝だなって。
ひなこは「子宮がなくなってもMakiさんはMakiさんで何も変わらないよ」と言ってくれてじわわーっときちゃいました。
残ったのはこの10センチの傷と痛み。
41年間、どうもありがとう。お疲れさま。という感謝の気持ちになりました。

さてこの日気付いたのですが、右腰がしびれていまして。麻酔のせいもあるかも、ということでした。
昼は5分がゆ8割、夜は7分がゆを6割ほど食べ。
睡眠は3時間程度かな?平熱になったと思うと微熱で、氷枕が手放せません。
出血はまだあるので、ナプキンを使用。


5/23(Sun)術後3日


この日も朝まで音楽三昧。
朝全がゆ8割。
出血はほぼなくなり、うっすらナプキンに色がつく程度。
11時診察。エピドラ(硬膜外麻酔)抜けました!やったー。残すは点滴のみ。正午頃に麻酔が切れて下腹部が痛いというより、カーッと熱くなりびっくり。
この日は点滴が2本ということでしたが、2本目終わって点滴も終了。針を抜いてもらいました!
術後初めてのシャワー許可がおり、病棟内のシャワー室に行きました。すっきりさっぱり。
夕方いっちゃんとひなこがお見舞いにきてくれました。7時頃に帰っていったかな。
「もうこの生活に飽きた!」と文句たれてました。
彼等の訪問は当初予定になかったのですが、来てくれたらそれはそれで心強かったです。
同室の人たちにはひっきりなしに見舞客が来ていて、気を使う必要も全くなかったと思いましたね。
彼等が気を使って小声でボソボソ話すのが逆に気になってしまい、近くにあるデイルームに「竜馬がゆく」を持っていって読んでいたら、看護士さんが「元気だねー」と声をかけてきたこともありました。


5/24(Mon)術後4日


昨夜から普通食になったため、食べているって感じがして楽しい。
朝食後に初めての便意。下痢。
腰のしびれは快方へ。
11時頃診察。経過良好。
明日退院診察予定と言われました。前もっていっちゃんと相談していた26日、もしくは28日に退院したい意向を伝えました。
午後に展望風呂へ!シャワー浴びる許可しかないないので、湯船にはつかりません。
大きな鏡の前に立つと、意外にもお腹ポッコリ。先生によると「ガスが出るともう少しすっきりする」と言うことだったので、ガスと便がどどんと出きったら、きっとそうなるんでしょう。
昨日よりも下腹部の痛みは軽減したかな?




5/25(Tue)術後5日


やはり明け方まで音楽を聴いて過ごす。。
朝食後に便意。下痢ではないけど、軟便。
9時採血。看護士さんより退院後の生活について、傷口に貼るテープの説明があり。
Y医師による退院診察があり、明日26日退院の許可がおりました。やったね。
次回診察の予約も入れました。
血液検査の結果も問題なし。
入院して本はかなり読んだけど、勉強は初日とこの日くらいしか出来ませんでした。さすがに集中力を要することは、難しかった。。
肌の手入れは、美顔器まで持ち込んでやる気満々でしたが、これも2回はできなかったなー。
あとはパックしたり普段の手入れに留まりました。
同室の人たち、お互いにカーテン閉め切って交流もしませんでしたが、全くこういうことをしている気配がなくてびっくりしました。
まあ私より若いようだったから、必要なかったのかしら..(-_-;


5/26(Wed)術後6日 退院当日

やはり睡眠とれずで、ずーっと音楽聴いて朝まで過ごしました。
退院ということで、検温等もなし。
看護士さんから「ひょっとして時間的に会計が出ないかもしれないので、その時は次回診察の日に会計してもらえればいいですよ」とお話が。
朝食後は着替えて、荷物をまとめ。
1F売店にてマイクロポア(肌色テープ)2本購入。
ちなみにこのテープ、傷口に対して横に貼るそうで。それも1段目の真ん中にかかるように2段目を貼り、3段、4段・・と重ねるらしい。それを3ヶ月から半年続けると、傷口がきれいに治るそうです。先生もそう断言してて、私はどうも眉唾で信じてないんですけど。
そもそも元通りになるわけがないと思っているし、
別に傷があろうがなかろうがどっちでもいいさ~と思っているので。
さて。
いっちゃんがお迎えにやってきて、荷物を先に運んだりしてくれて。
どうやらお隣さんも退院らしく、先に出ていかれました。私のお向かいさんは前日に退院しており、高齢のおばあちゃんが1人になり部屋ががらんどうに。。
ステーションにて挨拶したら「ちょうど会計でました!」と言われたので、2F会計にてお支払い。
前もって限度額適用認定証を提出していたので、面倒な手続きもなく自己負担分のみをカード決済しました。
金額は89,402円也。
楽天カード使ったので、ポイントたまるな。。ウヒヒ。でもポイント目当てなら、全額払って後で手続きした方が良かったんだろうけど、ま、いっか。

そして自宅へと向かう車中で、なんだか自由だ!って思いました。
過ぎてみればあっという間の、人生初の出来事でした。
手術が終わって一段落すると、ひなたを思い出して涙したりもしました。
今でもまだ、ふっと悲しくなることがあります。
家に1人でいるから余計ですね。
でも日々はどんどん過ぎていくし、立ち止まってはいられない。

生きてるってそういうことですね。



入院中、私があまりに硬膜外麻酔を使わないので、看護士さんに何度も「痛みに強い??」と聞かれました。
強いとは思わないのだけど、自分が想像していた痛みというのはかなりなもので、
だからそれに比べたら、実際の痛みが「そこまでじゃないなー」と思えたのは事実。
でも痛いのも事実で、自分の中では「このくらいの痛みは当たり前だ」と思ってみたりもしましたね。
後は薬に頼りたくない気持ちも大きかったかな。
だって痛み止めを使ったところで、根本的な解決にはならないんだものー。
私、偏屈かな
丸4日便が出なかった時も、下剤をもらうのは簡単だったんだけど。
眠れないから眠剤ってのもありだったかもしれないけど、一切飲みませんでした。
なるべく自然にまかせるべきだと思ったんで。
まあ、病院としては「痛みは我慢しないで」という方針ですので、
私みたいなのは看護士さんとしては不思議だったようです。(笑)

後驚いたことがあって。
傷口の処置って、今一切やらないんですね~!傷口にガーゼとか当てて毎日消毒ってイメージだったんですが、そんなの一昔前の話なのかしら。
透明のテープを傷の上に貼ってそのまま、退院前日に剥がしただけ。
そうそう傷は、私は恥骨の上10センチくらい縦に切ったんですけど、横に切るというのもあるみたいです。ただ子宮が大きいと有無をいわさず縦に切るという話も聞きました。
実際どうなんだろう??

退院の26日に体重をはかったら、18日の時より1.9キロ減っていました。
びっくりー。
ああいう食生活を続けたら、特に運動しなくても痩せそうですね。(笑)
昨日は-1.6キロと余り変化なしです。


とにもかくにも終わりました。
家族や友達、職場の人たち、沢山の人に心配をかけました。
振り返ると、2010年の5月は無くすばっかりの月でした。
そして1つ年も重ねた。

一生忘れられないと思います。
心も体も、早く元気になりたいなー。


本日Sちゃんから退院祝い&誕生祝いが届きました。

エノテカっちゃあワインですよね。(^^
CHATEAU TALBOT Caillou Blanc 2004

Sちゃんありがとうー!
いただきまっす。


今日午後、職場の人が顔を出してくれるそうです~。


<追記>

卵巣について書くの忘れてました!
お腹を開けたら左の卵巣の方に水腫(水の入った袋)があったらしく、その部分を切り取ったと言ってました。卵巣自体は両方とも生きてて、ちゃんと残りました。(^^