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hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

Open Wide!

2009年10月24日 | 絵本・児童書
 歯医者さんが大嫌いなサム。治療を嫌がって、椅子の下の隠れてしまったサムに、歯医者さんは治療にやってきた色々な動物とそのエピソードについて話す。
そのエキサイティングなお話に引き込まれているうちに、知らない間にサムの治療は終わっていました、というお話です。歯医者さんが苦手な子供もこの本を読んだら、次からは平気?
 イラストはとても良くて、ユニーク。次から次へと出てくるエピソードも子供たちを惹きつきます。でも、英語がなんだか読みづらい・・・
 特に歯医者の名前。多国籍文化を強調したいのか、外国人を強調したいのか、Mr. Murgatroyd って何度出てきても読みづらい! Patel か Khan とか繰り返して読みやすい名前にして欲しかった…
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贈り物にしたい美しい絵本

2009年10月20日 | 絵本・児童書
 「The Foggy Foggy Forest」by Nick Sharratt
 今日図書館で見つけて一目ぼれした絵本。
 作者はジャクリン・ウィルソンの本の挿絵で人気のニック。
 表紙の絵からもわかるように、全体が影絵のようになっていることが特徴です。
 すりガラスのような半透明のプラスチックのような紙質で、切り絵のような黒のシルエットとともに、霧の中でのはっきりしない視界のようにデザインされています。
 霧の中に見えるシルエットから、一体それは何なのかな?と想像して、ページを開くと、ニック特有の vivid colour で答えが出ている、というものです。その繰り返しが、読む側に、特に子供たちにとっては心地いいんですね。それに登場人物(?)もおなじみの顔ぶれ、というのがまたうれしくなっちゃうんです。
 今まで見たことのないオリジナリティにあふれる美しいデザインの一冊です。
 
 
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Library Lion

2009年10月17日 | 絵本・児童書
 ある日、図書館にライオンがひょっこり現れます。
 最初はみんなびっくりするけれど、図書館には「大きな声を出さない」「走らない」というルールはあるけれど、「ライオンは来ちゃだめ」なんてルールはないものね。そうしてストーリータイムが大好きなライオンは毎日のように図書館に通い始め、お手伝いをしたり、町のみんなと交流するようになります。ところがある日・・・

 久しぶりに図書館へ行き、見つけたこの本。
 イラストもデザインも紙質(!)も私の心を強く掴みました。そしてストーリーもとっても温かくて素敵です。
 昼間子供たちが学校へ行っている間に一人で読んで泣いてしまった私。途中で声が震えてしまうだろうし、夜は子供たちに読んでもらうことにしました。なんといっても向こうはネイティブだし。
 私を挟んで座るので、左側は Nancy、右側は Captain R が読みました。子供達もストーリーとイラストにすっかり引き込まれていきました。

 私は Nancy がお兄ちゃんと対等にスラスラ読み進めていくことに「大きくなったな~」とジ~ン・・・ライオンがもっとストーリーを聞きたくてぐずるところで、子供たちが小さい頃を思い出してしんみり・・・やっぱり自分で声を出して読まなくてよかった・・・

 つい2年前までは、図書館を利用している人たちから「あんたたち、ここに住んでいるのかい?」とからかわれるほど通っていました。この本のライオンと同じくらい本が好きで、図書館が大好きだったのに、子供たちの成長とともに、すっかり足が遠のいてしまった。その分、読み聞かせもほとんどしたくなったし。

 最近は気持ちを入れなおして、3人で本を読む時間をもつようにしている。それまで「自分の本を読みたいから」と一緒に読むことを断ってきていた9歳の息子も、一度習慣化すると意外とノッテくるようになった。そしてその内容に関連する日常の話を二人とも前よりずっとするようになった。

 この「Library Lion」、大切なことがいっぱいつまっている。
 読み聞かせの魅力、やさしさ、受容、そして Flexibility。
 絵本ってホント、いいですよね!

 読み終わった子供たちは「この本欲しい」と口をそろえて言ったけど、£10.55 には「うわぁ、高い。無理だ!」と悲鳴を上げていました。
 う~ん、でも欲しいよねぇ~
 
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マジックツリーハウス

2009年10月10日 | 絵本・児童書
 3人で寝る前に「マジックツリーハウス」を読むのが恒例になりました。
 只今第3巻。日本語版は1冊に2話入っているので、「忍者」の話と「アマゾン」の話です。
 そう、日本語で読んでいます。
 アニーは私で、Captain R はジャック、Nancyは動物の鳴き声と効果音担当です。とてもエキサイティングなストーリーで子供たちは夢中です。
 Captain は最近は自分一人で本を読む方を好んでいたのですが、マジックツリーハウスは毎晩楽しみにするようになりました。
 本好きで真面目なお兄ちゃんと空想好きでしっかり者の妹、という設定を自分たちとダブらせていることもお気に入りの理由かな。
 日本語訳は結構難しい言葉が出てきます。うちの子供たちは第一言語が英語なので、とにかく説明するのが大変。
 挿絵はマンガチックだけれど、とても綺麗で細かいところに遊び心入りで素敵なのですが、入っているページがその内容の文の入っているページと全然合致していないんですよね。それで先回りして絵を見てから何ページか戻って読んだり、読んでる最中に絵が見たくなったり。特に日本語が不自由な分挿絵に頼って理解するしかない機会が多いので、ちょっと不便しています。よく考えると日本語の本にそういうこと多いような気がします。どうでしょう?
 正直英語版なら子どもたちは自分たちで勝手に読めるので、そのうち面倒くさくなって挫折するかもしれないけれど、もうしばらく頑張って続けてみようと思います。

 テレビアニメかドラマがあるのかと思って、youtube で探したけれど見つかりませんでした。Movie Trailer のパロディーみたいな動画はあって、かなり笑えました。ジャックとアニー役の子供はなかなか上手で迫真に迫る?演技、ところが小道具が・・・
 視聴者のコメントは作品そのものよりも、子役に注目。だって、アニーがでかっ!うちの子供たちの最初の感想も「アニーでかすぎ!」でした。早速本を調べると(私もジャック的?)、どうやら年子なので、アニーの方が大きくてもいいんだけれど、特撮か?というくらい大きさに差が(たても横も)あったので、みんな厳しいコメントを残していました。ほっといてやって。
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