ご存知「不思議の国のアリス」の原作本であります。
娘と1ページずつ交代で毎晩一章ずつを読みました。
こんなに有名な作品なのにまともに読んだのは初めて。
とてつもなく面白いです!
私にはアリスにまつわるいや~な思い出がありまして、大昔に観たディズニーのアニメでの知識が全てだったので、こんなに愉快で素晴らしい作品だとは今まで知りませんでした。
次々と起こるハプニングがエキサイティングなことはもちろん、会話のセンスが、いや、ノンセンスぶりが楽しくてたまりません。
とにかくおかしくて笑いどころが満載なのですが、私が特にウケタところは、キャタピラーとアリスの会話。
会話の「つなぎ」的役割の ,you know というフレーズ。アリスが言うたび、キャタピラーは「I don't know」と答えます。
恥ずかしながら、実はいちいち「Yes, I know!」と答えていた自分を思い出したりして。
アリスという女の子のキャラクターのなんと魅力的なことでしょう。
独り言がとにかくユニークで、明るくて度胸があって、飄々とした態度がなんとも可愛らしい。図らずもふと言ってしまったことが、いちいち相手をムッとさせてしまうところが、気の毒だけれど、私の一番のお気に入り。
たくさんの出版社から、たくさんのイラストレーターによる本が出ていますが、私が選んだこちらは Walker Illustrated Classics のシリーズです。簡略化(英語では abridged というそうです)ではなく原作そのまま、イラストレーターはお馴染みの Helen Oxenbury です。
Amazon Uk のフォーラムで、「7歳対象、100ページから200ページ強くらいで、イラストがたっぷりなクラシック作品を、出版社名も入れてリストアップして紹介して!」という何ともわがままな相談をして、教えてもらいました。もうこのアリスの本は、私の要望にドンピシャです。イラストのアリスが、彼女の性格にとってもマッチしているところが素敵ですよ。
イラストって大事ですよね。先に述べたいやな思い出その一は、私が子供の時に持っていたアリスの絵本、もちろん日本語版ですが、そのイラストがそれはもう不気味で不気味でどうしょうもなかったことです。今思い出しても史上最強の気味の悪さです。白黒に少しだけ色が挿してあるのですが、アリスの目の周りは黒ずんでいて、首が異常に長くて終始無表情・・・・ちょっと表現しがたいです。あれはあれで個性的でいいんでしょうが、子供には何とも恐ろしい絵でありました。
ついでにいやな思い出その二は、たいしたことではないのですが、大学に入学したての頃、アメリカ人の先生と面接があって、強面な彼女に「英語で本くらい読んでいるんでしょうね?」くらいの威圧的な感じで質問されて、「・・・アリスを・・・」と嘘をついたらバレバレで、「だったら正式名を英語で言ってみなさいよ」と問い詰められて答えられなかった、ってだけの話です。私のことだから、日本語のタイトルをそのまま英訳して「mystery country's Alice」あたり応えたんじゃないかなー、恥ずかしいなぁ。
とにもかくにも原作をまだ読んでいない方は、ぜひぜひ読んでみてください。
そしてどの出版元の本にしようか迷った場合は、私を信じてみて!なーんて、ね。
娘と1ページずつ交代で毎晩一章ずつを読みました。
こんなに有名な作品なのにまともに読んだのは初めて。
とてつもなく面白いです!
私にはアリスにまつわるいや~な思い出がありまして、大昔に観たディズニーのアニメでの知識が全てだったので、こんなに愉快で素晴らしい作品だとは今まで知りませんでした。
次々と起こるハプニングがエキサイティングなことはもちろん、会話のセンスが、いや、ノンセンスぶりが楽しくてたまりません。
とにかくおかしくて笑いどころが満載なのですが、私が特にウケタところは、キャタピラーとアリスの会話。
会話の「つなぎ」的役割の ,you know というフレーズ。アリスが言うたび、キャタピラーは「I don't know」と答えます。
恥ずかしながら、実はいちいち「Yes, I know!」と答えていた自分を思い出したりして。
アリスという女の子のキャラクターのなんと魅力的なことでしょう。
独り言がとにかくユニークで、明るくて度胸があって、飄々とした態度がなんとも可愛らしい。図らずもふと言ってしまったことが、いちいち相手をムッとさせてしまうところが、気の毒だけれど、私の一番のお気に入り。
たくさんの出版社から、たくさんのイラストレーターによる本が出ていますが、私が選んだこちらは Walker Illustrated Classics のシリーズです。簡略化(英語では abridged というそうです)ではなく原作そのまま、イラストレーターはお馴染みの Helen Oxenbury です。
Amazon Uk のフォーラムで、「7歳対象、100ページから200ページ強くらいで、イラストがたっぷりなクラシック作品を、出版社名も入れてリストアップして紹介して!」という何ともわがままな相談をして、教えてもらいました。もうこのアリスの本は、私の要望にドンピシャです。イラストのアリスが、彼女の性格にとってもマッチしているところが素敵ですよ。
イラストって大事ですよね。先に述べたいやな思い出その一は、私が子供の時に持っていたアリスの絵本、もちろん日本語版ですが、そのイラストがそれはもう不気味で不気味でどうしょうもなかったことです。今思い出しても史上最強の気味の悪さです。白黒に少しだけ色が挿してあるのですが、アリスの目の周りは黒ずんでいて、首が異常に長くて終始無表情・・・・ちょっと表現しがたいです。あれはあれで個性的でいいんでしょうが、子供には何とも恐ろしい絵でありました。
ついでにいやな思い出その二は、たいしたことではないのですが、大学に入学したての頃、アメリカ人の先生と面接があって、強面な彼女に「英語で本くらい読んでいるんでしょうね?」くらいの威圧的な感じで質問されて、「・・・アリスを・・・」と嘘をついたらバレバレで、「だったら正式名を英語で言ってみなさいよ」と問い詰められて答えられなかった、ってだけの話です。私のことだから、日本語のタイトルをそのまま英訳して「mystery country's Alice」あたり応えたんじゃないかなー、恥ずかしいなぁ。
とにもかくにも原作をまだ読んでいない方は、ぜひぜひ読んでみてください。
そしてどの出版元の本にしようか迷った場合は、私を信じてみて!なーんて、ね。