hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

Maggie & Me

2020年07月21日 | 洋書
 マーガレット・サッチャー統治下のスコットランドの炭鉱の町で生まれ育ったジャーナリストの自伝小説。
 劣悪な家庭環境の中で、これまで見聞きしたのとは違う存在としてサッチャーをとらえているところが興味深いところ。
 彼の場合は、サッチャー政権のせいで生活が苦しいのではなく、母親の男を見る目がないことが主な理由。
 これまで本で読んだり、映画で観てきたサッチャー政権 vs 炭鉱労働者、ストライキ etc とはだいぶ傾向が違って、期待していた作品とは違いました。
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ラッシュライフ

2020年07月18日 | 和書
 面白かったです。
 色々と事件が起こっているのに登場人物のせいでほんわかしていて、すべてがただのハプニングみたいになっていくところが。
 ただ、オムニバスになっていて主人公といえる人物が複数いるにもかかわらず、それぞれが似通った性格というか同じような話し方をするのが残念だと思いました。
 緊迫した場面で、のんびり講釈たれていたり、自分語りしていたり。
 多分ですけど、この作家の好みの人物であろう飄々とした人物がやや多めだったり。
 けど、好きなタイプの作品でした。
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Long Time Coming

2020年07月06日 | 洋書
 向き合うことのできない過去があって、故郷に近づかなかった主人公女性。
 父親の具合が悪くなったことを機に地元に戻ることに。

 トラウマを抱えた中年にさしかかった独身女性が、故郷に戻ってきて、高校時代のことを持ち出して、いちいち突っかかってくるって恐怖以外の何でもない。
 メインの男性キャラクターがお気の毒すぎて仕方ない。高校の時も大人になっても、癇癪持ちの面倒くさい女にばかり好かれてまとわりつかれるなんて、不運以外の何でもないと思う。
 どうか、この男が実は悪者でありますように・・・・・同情した私が間違いだったという展開にしてくれ。

 この男ジェフ、高校の時からこの主人公が好きだったとのこと。主人公も同じ気持ちだった。そしてそのことがこの二人がトラウマを抱える原因になるだけではなく、今もお互いを想っていることが現在の不可解な事件にも関係してくる。
 は~・・・・
 オーディオブックで読んでいるので、最後の最後までヒステリー起こして怒鳴っている主人公の語りばかり。自分勝手で思い込みが激しくて、質問しておきながら人の話を最後まで聞かずに怒鳴りだす。
 まじで、この女、私だったら一切関わりたくないですけど、ジェフさんよ、あんた、本当にその結末でいいの? 
 私はオーディオブック1.5倍速で聴いてるので、10時間のお付き合いで済むけど、あんた、一生なんかある度ヒステリー起こされ怒鳴られ続けるんですよ?
 
 5 out of 10
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Half of a Yellow Sun

2020年07月05日 | 洋書
 記入もれ。
 落ち着いてゆっくり読みたい作品だと思い何年も温めていたのですが・・・・・挫折です。
 オーディオブックで何度も繰り返して読んだのですが、その度にスルスル流れていくだけで、全く気持ちの入っていかない作品でした。
 ものすごく shallow な男二人と、気位は高いけど結局のところそのshallowな夫たちに振り回されているだけで特に何かをしている感じもない女性が二人・・・・
 ナイジェリア内戦について少し学びたいと思って気になっていた本ですが、本筋に行く前に登場人物の魅力のなさに負けました。この後きっと女性陣が変わっていくのだとは思うんだけど・・・・
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Silence

2020年07月04日 | 洋書
 記録もれ。
 遠藤周作が大好きです。
 高校生の時に教科書に載っていた「沈黙」の一部のインパクトが強くて、それからハタチ前後の頃は彼の作品をよく読みました。
 「海と毒薬」も「白い人・黄色い人」も「深い河」も大好きです。「狐狸庵先生」などのエッセイも読んだはず。
 ところがです!どうも肝心の「沈黙」は一度も読んでいなかったようなのです。
 それで英語で読みました。
 想像以上に残酷な内容でドラマティックで読みやすかったのですが、私の好きな遠藤周作を感じることが出来なかった気がするのです。
 日本語で必ず読み直したい一冊です。
 
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