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hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

2009 Hinajiro's Best Book Award goes to....

2009年12月28日 | 我が家のお気に入りの本
「Skellig」 by David Almond

 今年は圧倒的に読み切った本が少なかった中でのセレクトではありますが、この作品、本当によかったです。
 私の感想は前の記事で、ということで(記事はこちら、という技は私にはできません、すみません)、別の方の書評で私も共感したことをここに載せておきますね。

 It's a story that picks you up and swirls you around on wings of delight. In other words, it's a terrific read!

The story is moving without being maudlin, and its magic shines off each and every page. ( maudlin : お涙ちょうだい的)

Skellig really is a book to savour.

 こんな風に読後感を表現できるようになりたいですね。作家や評論家っていうのは感じたことを言葉に変えることがやっぱり上手ですよね。
 もう一つ。

Skellig is one of those stories you want to read aloud to yourself to taste it on your tongue. David Almond paints pictures with just a few words. He paints them on to your skin and into your heart.

 来年もたくさんいい本にめぐりあいたいですね。  
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Princess Poppy Ballet Shoes

2009年12月24日 | 我が家のお気に入りの本
 冬休みに入り、子どもたちは毎日びっちり近所の仲間と朝から晩まで外遊び、もしくはどこかの家に上がりこんでいます。家にいる間は1時間のゲームタイムのほかは、ほとんどテレビ、テレビ、テレビ
 一応、二人とも楽器を20分練習、音読(息子は日本語、娘は英語)、それに何か一つ勉強。プリント一枚でもOK。全部合わせて楽勝30分以内。勉強は10分しかしていないってことですねぇ。これさえ終えれば一日中遊び放題。めちゃめちゃ甘アマの母。夜は何か一冊日本語の本を3人で読むことにしています。

 今日娘が音読することにした絵本。女の子に大人気の Princess Poppy シリーズの一冊目「Ballet Shoes」です。娘はここ数年、何度も読み返しています。
 Poppy はバレエが大好きな女の子。バレエ教室の発表会の主役は絶対自分だと信じて疑っていません。オーディションの日、ポピーは「エキストラの村人役が必要だから、一緒にオーディションに来てみたら?」と親友のハニーを誘います。
 ところが、オーディション終了後、バレエの先生が主役に抜擢したのはバレエ経験ゼロのハニー。ハニーにはナチュラルなタレントがあったのでした。
 ショックだし、がっかりだし、悔しいし、ハニーを連れてきてしまった自分にも腹が立つしで、どうしようもないポピーは次の日ハニーのことをシカトします。
 さぁ、仲良しの二人はどうなるでしょう?発表会はどうなるでしょう?
 
 「Princess Poppy」シリーズは3,4歳から対象の絵本と6,7歳から対象のペイパーバックの二種類があり、どちらもバレエ好きのポピーの日常生活のお話です。嫉妬で意地悪をしてしまったり、見栄を張って取り返しがつかなくなったり、というような毎日の中で起こるちょっとした問題を通し、周りの大人の温かい目に支えられながらポピーが成長していくお話です。
 イラストレーションは正直あまりいいとは思わないのですが、子どもたちは気にならないようです。
 絵本の最初のページにはポピーからのお手紙が封筒に入ってついています。その次のページのハニーの住む町の地図と共にナンシーのお気に入りです。
 うちには定期的にポピーからメールが来ます。遊びのアイディアや、お出かけ先の提案などが書かれています。ポピーはうちの子と違って勉強もちゃんとやっているようですよ。それと時々ポピーとチャットもできます。
 そうそう、CD付きの絵本も出ているんですけど、可愛らしい声を期待していた私はえらいハスキーな声が出てきてがっかりしたのですが、これまた子供たちは気にならないようです。
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Laugh Your Socks Off Joke Book

2009年12月23日 | 我が家のお気に入りの本
 ただ今娘の Nancy が毎晩イヒイヒと笑いながら読んでいる本は Jeremy Strong のジョークブック。
 ただし、ジョークは基本的に彼の本の内容やキャラクターに基づいていることが多いので、先に本を読んでいないと笑えるのは半分。
 Captain は大抵の本は読んでいるけれど、Nancy は数冊のはず。それでも大喜びで読んでゲラゲラ笑っている。
 私にも読みあげて、ジョークを聞かせてくれるけど、???
 私も実はジェレミーの本は結構読んだはずなんだけど、???
 英国人のユーモアのセンスは特殊ですから(笑)

 二人ともあまりにも喜んで何度も繰り返し読んでいるので、アマゾンに続編 Even More をオーダー中。届いたら取り合いの喧嘩は覚悟。
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