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hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

おおきな木

2010年10月30日 | 我が家のお気に入りの本
 私の大好きな一冊です。
 大好きだけれど、いつもいつも繰り返し読む勇気がないというか・・・
 とっておきの時だけ、の特別な一冊です。
 子供たちにももしかしたら1回づつしか読んであげていないかもしれません。
 
 よく語られている「これは無償の愛を描いている」だとか「これは母性を表している」とか全く考えたこともありませんでした。そんな風にも考えたくないし、自分なりの解釈、なんかを並べたてたくもないかな。
 ただただ大好きでどこへ引っ越しても必ず本棚に並べてあります。
 
 最近、村上春樹が翻訳したものが出たんですってね、とっても気になります。
 でも私は本田錦一郎さんの訳もとっても好きだったので、なんとなく手が出ないような気もします。

 実は本田先生は私の大学で教えられていました。残念ながら私は先生の授業をとったことはないようですが(記憶が曖昧)、校内で見かける先生は、おだやかな感じで、いつも笑顔でいらしたジェントルマンの印象です。
 留年した友だちが本田先生とT.S.エリオットをゼミで読んでいたことは覚えています。とっても楽しんでいました。その時は私は卒業をしていましたし、詩が苦手なのでエリオット自体はあまり羨ましいとは思っていなかったのですが、大好きな「おおきな木」の訳者の方の授業を1年間あの狭い教室で受けている友人のことは羨ましいと思っていました。
 
 きっと先生のお人柄が(この友だちがかなり尊敬していてよく先生の話をしていましたよ)作品にも反映しているのではないでしょうか。やわらかで、優しくて、あたたかい感じがしますよね。
 訳者を知っている、ということでも特別な本であるわけですが、実は村上春樹も好き。
 でもイメージ的にはもっとシニカルな感じに仕上がっていそうで、ちょっと怖い・・・(評判はいいみたいだけど)
 ああ、どうしよう・・・
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Sideways Stories from Wayside School

2010年10月26日 | 我が家のお気に入りの本
 たまたまコンディションの良い児童書を学校のサマーフェアの古本コーナーで見つけて買ってきたこの本。
 我が家で大ヒットであります。
 最初は私が合間になんとなく読み始めました。
 私の感想は、

 えー・・・不思議ー、なんだろ、これ・・・・星新一のショートショートのようでもあるし、ふんわりとした Non-sense World とっても Unique な作品

 と、こんな感じです。
 その後 Nancy が読み始めて、「これ、すっごく面白い!」
 Nancy と私が日本語の本を一緒に読み出した隙を狙って、Captain R が手に取り、ノンストップで読破。
 Nancy 翌朝起きてすぐ手に取り、一歩遅れて読了。そのまますぐ続きに手を伸ばしました。(でも2巻目ではなさそう。なんといっても古本市からの掘り出し物だから)
 結局私がまだ途中までしか読んでいないと出遅れています。

 ところでまたまた読んだことのある皆さんにお訊ねしたいことが。
 各チャプターが子供の名前になっているのですが、その最初のページの書式が必ず尻つぼみ型、というか、一行目から順番に語数が少なくなっていて、左側の頭出しが各行どんどん引っこんでいっているんです。意味分かります?

 えっと、こんな感じです。
  えっと、こんな感じで。
   こんな感じにずれて。
    最初は建物の形を
     イメージしてい
      るのかとも思
       ったのですが。

 どなたかご存知な方がいましたら、どうかコメントを。気になっています。
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THE LAMB WHO CAME FOR DINNER

2010年10月12日 | 我が家のお気に入りの本
 子供も私もなかなか本が進みません。
 私は「スラムドッグ」の戦争とクリケットに関するエピソードでダラダラ、Captain R は「Eragon」にてこずっているというか、思ったほど面白くはないらしくノラリクラリ、Nancy はいつも通りあっちの本へフラフラこっちの本へフラフラ、でも一番読んでいるかも・・・・
 そんなわけで今日は、手持ちの中からとっておきの絵本の紹介です。

 When a hungry old wolf gets an unexpected visit from a little lamb, he starts planning a delicious lamb hotpot.
But the lamb doesn't want to be the wolf's dinner, she wants to be his friend.....

 寒い寒い冬の日のこと。オオカミは野菜スープに飽きてきて、ラム肉の入ったスープを食べたいなぁと考えていました。
 そこへなんとまぁいいタイミングで凍えた子羊がやってきます。
 「うひひ、うまそうだなー」とは言っていませんが、そんな感じで調理しようと思うのですが、このオオカミ君はどうもこだわりが合って、「I hate Frozen Food!」
 そこで自然解凍するまで、しばらく待つことにします。

 密室の中で羊とオオカミが二人きり(どこかで似たような話を聞いたことがありますねー)で、「どうなっちゃうのかなー」というドキドキ感と、それでいて全体的にほんわかした雰囲気と、そして最後にホロり、たっぷり味わえます。
 イラストはとにかく可愛いし、キャラクターの表情が豊かで楽しいですよ。
 語数は意外と多いですが、難しい単語はなく、子供に読み聞かせるのにも、絵本好きな大人が楽しむのにも向いています。
 
 大好きな絵本です。たくさんの方に読んでもらいたいなぁ
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原点はこの本「あっぷっぷ」

2010年09月12日 | 我が家のお気に入りの本
 我が家の Very First Book はこちら、永岡書店の「あっぷっぷ」。
 多分どちらの子の時も生後2日目から毎日読んでいたと思います(!)
 早くから読み聞かせをすると頭が良い子になる、本好きになる、なんて考えは全然なく、ただ何か一緒にしたかっただけ。手がかからなかったから、そうでもしていないとおむつ替えを1日20回くらいしちゃいそうだったし。
 ゴル吉には「読んだってわからないのだから、自己満足にすぎない」と言われたけれど、So what? たとえそうだっていいじゃない。

 この本はもう、めっちゃくちゃ面白いですよー!!!
 一ページごと色々な動物が「あっぷっぷ」をする単純なものですが、その表情はそれぞれ豊かで、台詞(?)がそれぞれ個性的で、ここをどう表現するかが、お母さんの腕にかかっています(笑)
 0歳から4歳までたっぷり楽しめますが、飛び出す絵本なので寿命は短いかもしれませんね。


今日の日記:

 今日はNancyのクラスの男の子のバースディパーティでした。
 もとチャーチホールだった煉瓦の建物を、外観はそのままで、中を改装して、モダンでお洒落なシネマでした。貸し切りです、貸し切り!
 お母さんは芸能人じゃないかと疑うくらい可愛くて、うちの学校のプレイグラウンドに存在しているのが嘘のよう。Nancyが転校したての時、あまりの綺麗さにびっくりして、ちょっと恥ずかしいけれど、ほかのお母さんに
 「コビーのお母さんは、just mum なの?」と訊いた私。
 「うん、そうだよ。でもブラザーが俳優みたいよ」ということだったので、今日コビーママの手伝いを甲斐甲斐しくしていた若くてカッコいい男の人は彼女の弟だと決めつけていたのだけれど・・・・
 ボーイフレンドだったみたい。そんな事とは知らずに、いっぱい空席があるにも関わらず普通に隣の隣に座ってしまった私。なんとなくおかしな空気が・・・・
 パーティ終了間近、誰かが彼の方に「コングラチュレーション」と言ったのが聞こえてきて、あれ、やっぱり?と思っていたら、その後この彼が、コビーママのことを「ハニー」と呼んでいた・・・・・なんか、やっちゃったなー。空気読めないとはこのことだ・・・・どおりで他の人たちはその列に座らなかったものねー。
 映画は「Back to the Future」いやー、面白かった。きっと100回でも平気で観れそうだな~
 
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Nancy (age7)'s 2010 上半期 Best 3

2010年07月09日 | 我が家のお気に入りの本
①Franny K. Stein シリーズ

 結局ほぼ全巻買い揃えてしまいました。
 届くたびに喜んで飛びついたし、夢中になって一気に読み切っていたということで、ダントツの第一位でしょう。

②Esio Trot

 Roald Dahl の作品。最近になって何冊か読んだダール作品の中から、一番好きなものを聞いてみました。ラストに夢が叶ってハッピーに終わるところが、好きなのだそうです。

③Yuck シリーズ

 Winnie the Witch が来るかと思いきや、ヤックがランク入り。これはもうとことんファニーだからに尽きます。


今日の日記とごあいさつ:

 年度末なので、学校行事やら、子供の音楽の試験やら、パーティ、プレイタイムなどなど忙しくて忙しくて、テンパっています。Keep upしきれず、色々忘れたりもしています。

 そんなわけで、日本に一時帰国するまであと数日あるのですが、今月は今日で更新をお休みしたいと思います。
 それではみなさん、9月までごきげんよう。楽しい夏をお過ごしください。

 hinajiro  
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Captain R (age 9)'s 2010 上半期 Best 5

2010年07月02日 | 我が家のお気に入りの本
①Charlie Bone シリーズ

 読んでいたのは随分前のような気がしますが、今回は完全にこれで決まりでしょう。
 毎晩一冊丸ごと読まずにはいられず、毎日次の巻が図書館に届くのを待ちわびていましたから。 
 ハマりまくっていました。ファンタジーへ傾倒を決定づけた作品であります。

 
②How to train your dragon シリーズ

 将来はファンタジー作家になることが夢らしいですが、尊敬していて目指す作家は、この作品の作家 Cressida Cowell だそうです。「原ゆたか」並みのアイディアマンじゃないかなー。
 第2巻の映画化の話は出ていないのでしょうか。
 私は前回の映画の最後がちょっとショックで、気になって仕方ないのですが・・・私も本を読むしかないかなぁ


③Oli and Skipjack シリーズ

 どんなに好きなシリーズばかりを借りてきていても、最初に手に取ったのは Oli and Skipjack でした。一番薄くて簡単に読めることもあるのでしょうけれど、それにしても笑い声がよく聞こえてきました。


④Shapeshifter シリーズ

 目を細めて「いい本だ・・・」なんて呟いていました。もともとは面白可笑しい系よりも、ハートウォーミングな本を好むので、その要素があるのではないでしょうか。


⑤「Percy Jackson」

 これも大好きですよ。
 ファンタジーでありながら、ギリシャ神話も学べる。戦いものでありながら、人情味たっぷり。
 パーシーのシニカルな語り口調が好みのようです。

 
 あまりにもどの本も喜んで読んでいたので、絞り込んで順番をつけるのは大変でした。
 ほぼ全て図書館で借りて読みました。読んだ本人も立派なもんだけれど、あちらこちらから取り寄せてくれた図書館の方々にも感謝。
 さぁ、ホリデーにでる前に例の分厚い3冊を含む6冊を読み終えなければなりませんよ。
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Funnybone

2010年04月21日 | 我が家のお気に入りの本
 こちらの本は我が家の子供たちにも、ほかの子供たちにも大人気の絵本 Funnybone シリーズの最初の本となります。
 うちでは二人とも何度も図書館や学校から借りてきていた記憶があります。うちにあるようになっても、何度も棚から引っ張り出して読むくらいお気に入りです。
 
 「生きている」人間が寝静まった夜中から、ガイコツ君たちの生活の時間が始まります。
 メインキャラクターは、a big skeleton, a small skeleton, a dog skeleton の2人と一匹。
 「誰かを驚かしに、犬の散歩も兼ねて、出かけよう! 」
 と出かけたのですが・・・・

 色々ハプニングが起こったり、たくさんの動物のスケルトンたちに出会ったりの愉快なお話です。
 小さい子供のうちから読んであげると喜びますが、案外語数はたっぷりです。
 自分で読むようになると、繰り返しの多いリズミカルなところが楽しいようで、声を出して歌うように読みます。
 カラフルなイラストとスケルトンたちの豊かな表情が人気の秘密のようですよ。
 シリーズ少なくても9冊はあります。


久しぶりに日記;

 先週、娘の入学式がありました。小学校一年生になりました!
 日本語が不自由なので少し心配でした。いや、かなり、かな。先生のお話が理解できるのかな~・・・
 日本語のフルネームにも慣れていませんので、名前を呼ばれた時の返事、好きなこと好きなものを言う自己紹介、それと「先生、トイレに行っていいですか」だけを何度も家で練習しました。なかなか簡単には覚えてくれず、「この際英語でいいから困った時は何か話すように」ということで送り出しました。(本当は禁止です)
 当日は最高の天気にも恵まれ、晴れ晴れ、ウキウキした気持ちでその日を迎えることができました。
 式では元気よく返事ができたし、教室でも先生の話をしっかり理解してテキパキやっている姿には本当に驚きました。もともとしっかり者なのですが(ちゃっかり者か?)、日本語環境になると自信がなくてまた別だろうと考えていたんですけどね。
 唯一書けるように練習した自分の名前も書いていたようですし(ただし提出したものを返却されてみないと正しいかどうかは分からない)、順調に学校生活を始められたようで一安心です。楽しそうに先生に話しかけたり、スキップしながら歩いていたり、笑顔でいっぱいの姿を見た限り安心どころか、ちょっと親として喜ばしく、誇らしくもある新生活のスタートとなりました。
 
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My brother's famous bottom

2010年04月16日 | 我が家のお気に入りの本
 えっと、しつこいですけれど Jeremy Strong の作品です。Captain R が大大大好きで、もう何年にも渡って(軽く3年以上?)暇さえあれば読んでいるのがこの本であります。少なく見積もっても週1回は読んでいるかも!
 シリーズ名は特にないし、ナンバーもふっていないけれど、さりげなく順番になっています。以下内容はぼんやりとした私の記憶からです。

 ①「My Dad's got an Alligator」

  生活を少しでも楽にしようとお父さんが自給自足生活を提案し、裏庭で鳥(卵、肉?)、ヤギ(ミルク、チーズ)、亀などを飼い始め、気難しい隣家の住人とトラブルに。

 ②「My Granny's Great Escape 」

  飄々としたおばあちゃんが Hell's Angel 系おじいさんとお付き合いを始め、結婚したいと言い出した!そのおじいさんは実は・・・・

 ③「My mum's going to explode!」

  お母さんのおなかが膨らんできた。赤ちゃんが生まれることにニコラスが、というか、お父さんが興奮するやら、不安になるやら。そしていざ出産の日がやってきた。

 ④「My brother's famous bottom」

  プリッとした素敵なお尻をもつベイビーがおむつの広告モデルに。

 ⑤「My sister's got a Spoon up her nose」

  タイトルのまんまで、病院に行く騒動になった話。 

 ⑥「My brother's famous bottom gets pinched」

 ⑦「My brother's famous bottom goes camping」

 ⑥、⑦は私は読んでいませんが、弟がTVスターになったおかげで、家族の生活は少し変わりました。彼らのキャラはあまり変わりませんが・・・・

 このシリーズの素敵なところはエキセントリックな大人のいる家庭の子供は比較的一歩引いて冷めたところがあるものですけれど、ニコラスはそんなところなく、一緒になって遊んでしまうところです。それでいてふざけて調子に乗りすぎるところもない、微妙にバランスを保っているところが好きです。それに、あほでしょうもないお父さんに対して、お母さんが呆れた態度をとったり、厳しく叱責しながらも、心底彼のことが大好き、っていう「できた人間性」に憧れます。あくまで、これは私の意見であって、子供がそんなところを気に入っているとは思えませんけれどね。 
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The-Hundred-Mile-an-Hour Dog シリーズ

2010年03月01日 | 我が家のお気に入りの本
 2階からケタケタ笑う声が聞こえてきたら、我が家ではそれはJeremy Strong の本を読んでいるということ。一体何回繰り返して読んでいるのでしょうねー。
 その一つがこちら The Hundred-Mile-An-Hour Dog シリーズ。5巻まで出ています。

 世界一足の速い犬ストリーカー。なぜか次から次へとトラブルを引き起こしてしまう。そんな彼女と、飼い主?ペット?の2本足で歩くトレバー少年との物語。
 我が家にあるのは④のLost!で、ストリーカーの一人称で語られていますが、その他はトレバー君のがストーリーテラーのようです。

 ①The Hundred-Mile-An-Hour Dog

 ②Return of the Hundred-Mile-An-Hour Dog

 ③Wanted!The Hundred-Mile-An-Hour Dog

 ④Lost!The Hundred-Mile-An-Hour Dog

 ⑤Chiristmas Chaos for the Hundred-Mile-An-Hour Dog

 5巻は未読。昨年冬にハードカバーでの発売だったので、今年のクリスマスシーズンに買おうね、と話して楽しみにしています。
 だいたい150ページ前後で、文字は少なくはないけれど、イラストも結構入っています。対象年齢は7+となっています。
 アマゾンでは、「息子を乗せようと1つのチャプターだけのつもりで読み始めたところ、面白くて結局最後まで読み聞かせてしまった」というレビューもありましたよ。

 その他今週借りてきたジェレミーの本は、

 「The Beak Speak」

 マークの母親が家を出て行ってから、獣医の父親は仕事と家庭の両立にてんてこまい。そんな父親を見かねて、マイクは新しい母を探そうと広告を出す。そのことが後々、動物たちまで巻き込む大変なこと!
 あらすじを読んだ限りなかなか面白そうな感じですが、残念ながら息子の評価もアマゾンのレビューもそれほど高くはありませんでした。

 ジェレミー好きを公言している Hinajiro一家ですが、好きなのは特にニコラス少年と家族についての作品(シリーズ名がない)と、このHMHDシリーズ。単品ものも面白いものがたくさんありますが、私個人としてはPirates Schoolシリーズは楽しめませんでした。
 Jeremy ご本人のお気に入りは Krazy Cow Saves the World; Well Almost だそうですよ。
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Dragon Boy

2010年02月05日 | 我が家のお気に入りの本
 「Dragon Boy」 by Pippa Goodhart & Martin Ursell(Red Banana Book)

 ドラゴンに育てられた男の子のお話。
 家族の絆と愛情、人と違うことを受け入れていくことなどをテーマにした作品。

 この本は、本当に素晴らしいです。よくある話ではあるのですが、伝承文学的な雰囲気もあって、登場人物一人ひとりのセリフに胸にくるものがあり、これだけの語数(P48 3000語強)で「読ませる本」だと思います。イラストもストーリーの良さをさらに引き出していてとてもいい。

 息子がチャプターブックを読み始めた頃に学校から持って帰って読んだ本で、二人で涙を浮かべてしんみりしたものです。
 今度は娘にもこの素敵な作品を読ませてあげたくて図書館から借りてきました。
 彼女の場合はどれだけ理解できていたのか、サラサラっと読んで「うん、面白かった」と特別に感慨を受けている様子でもありませんでしたが、次の日も読み返してはいました。
 私はというと、最初の3章は娘一人に音読をさせ、中3章は二人で交代に読み、最後の章は私が泣いて読めなくなり、娘に読み聞かせをしてもらった次第であります。

 英語の本を楽しんでいる大人の方にも、チャプターブックに慣れ始めたお子さんにも、そして読み聞かせの本としても、私Hinajiroが自信を持ってお勧めする一冊であります。

 
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奪い合いのケンカになるほど本が好き?

2010年01月05日 | 我が家のお気に入りの本
「Laugh your socks off even more Joke Book」by Jeremy Strong
 予想通り、届いた途端ほかの本に目もくれず、二人とも飛びついて引っ張り合い。
 誰がパズルなどの書き込みをするかで大モメ。
 私が読んだ限りでは、半分も笑えませんでしたけど、一冊目よりもさらに笑いの程度はパワーアップだそうですよ。

 記事が短くなったので、全然関係ないけれど、記録として去年のクリスマスプレゼントを書いておきます。
 こちらでは親が子供たちに一つではなく、たくさんのプレゼントをあげることにびっくりしました。そのほかに親戚や親しい友人からのプレゼントがどっさりなので、ツリーの下は賑やか。毎年うちのツリーの下はちょっと寂しいけれど、こんな感じでありました。

 Nancy 6歳
 ・ロケットペンダント
 ・マリーちゃんと他2匹のぬいぐるみ入りバッグ
 ・Hannah Montana のDSゲーム(Cさん、ありがとう!)
 
 Captain R 9歳
 ・Battle Strikers(電池で動くコマを対戦させるスタジアム)
 ・MP3 player(ただしお父さんと兼用)
 ・Artemis Fowl のDSゲーム(本人大満足、Cさん、ありがとうね!)

 そのほか、近所の子供たちから箱チョコとカードゲームをもらいました。
 
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2009年 親子で楽しんだ本 Best 3

2009年12月31日 | 我が家のお気に入りの本
 子供たちが大きくなり、それぞれ自分一人で本を読めるようになってからは読み聞かせをほとんどしなくなっていたのですが、今年10月、絵本「Library Lion」を読み、色々思うところあり(笑)、再度できるだけ毎晩3人で読む時間をとるように心がけました。時々思いついたように読み聞かせをしていた状態の時には、息子には「自分の本を読みたいから」と振られていたものですが、一度習慣をつけてしまうと彼もその気になってくれました。
 それでは今年読んだ中からベスト3を発表。

 1.マジックツリーハウス・シリーズ(日本語版)

 今年はもう、この本につきます。正直1冊ずつ挙げたらベスト3はこのシリーズで独占になりそうなくらいです。Captain R がジャック、私がアニーとほか全部、Nancyが動物の鳴き声と効果音担当。毎回大盛り上がりでした。特にゴリラですが・・・そのほかでは、Captain R は北極か南極で白クマとふれ合った話、Nancyは古代ギリシャ、私はエジプトの話が好きでした。
 ストーリーは面白いのですが、日本語が不自由なため、難解な言葉が多いこと、ストーリーと絵の入っているページがマッチしていないところに少し苦労しました。場所の問題を抜かせば、子どもたちはイラストレーションにもウケまくっていましたよ。意外と遊び心があって、ページごとに細かーく観察していましたよ。

 2.My Mum's Going to Explode! by Jeremy Strong

 4年ほど前、Captain R と私が初めて読んだジェレミー・ストロング作品。それ以来このシリーズ(シリーズ名なし)は制覇、同作家の本を飽きずに何度も読み返すきっかけとなった一冊、今年はNancyも学校から借りてきてゲラゲラ笑って読んでいました。Captain も久しぶりに読んで相変わらず声をあげて笑っていたのにつられて、私も再読。ただひたすら面白いだけなのだけれど「いいじゃん、それで」と思えてしまうんですよ。We love Jeremy!

 3.かいけつゾロリ

 くだらない?下品?いえいえ、そんなことはないですよぉ。傑作です!
 以前記事にも書きましたが、ゾロリとイシシ、ノシシの師弟愛には毎回じ~んときますし、ゾロリの頭の良さ、イラストの凝りようは半端なく天才的です。
 今年後半はお兄ちゃんが卒業してしまったので、ほとんど読むことはなかったのですが、2年ほど前から3人でたっぷり楽しんできました。
 ゾロリ、イシシ、ノシシは Captain Rが担当。「ガイジン・アクセント」のゾロリです。最近はだいぶ直ってきたのですが、二人とも「~なの?」を「~だの?」と言ったりするので、イシシとノシシの訛りのあるしゃべり方は結構自然に読めています。「~しただ」「してるだよ」とか普通に言ったりして。

 うちは二人ともあまり学校の話をしない方だったのですが、こうして今年後半になって3人での読書を習慣づけてからは、学校で習ったこと、知っていることなどを少しづつですが話してくれるようになりました。
 来年も絵本、日本語の本、3人でどんどん読んでいこうと思います。

   
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2009 Hinajiro's Best 3 絵本

2009年12月30日 | 我が家のお気に入りの本
 「もう、大きいんだし、チャプターブックが読めるんだから」と思って、少し遠ざかっていた絵本ですが、私が恋しくなってまた読み始めることにすると、子どもたち二人も喜んでいました。絵本に年齢制限なんてないですよね。これからもたっぷり読むぞ!と思って読みまくった中からベスト3の発表。

 1.Sandbear by Shen Roddie & Jenny Jones

 油絵的なイラストが素敵な一冊です。たくさんの名作や人気作品を読んだ中から、あまりメジャーではないこの作品を選んだ理由は、テーマの独創性です。今までになかったところにスポットをあてた点が光っています。
 うちの子供たちの反応は、Captain Rはしみじみと「いい話だったなぁ・・・」とつぶやき、Nancy は学校の図書室で親友にお勧めしていました。
 あまり知られていない本のようですが、もっとたくさんの方にぜひ読んで欲しいと思いました。

 2.Library Lion 

 ストーリー、イラストレーション、紙質(!)すべてにおいて素晴らしい作品ですが、私にとっては読み聞かせの魅力の再確認となった一冊。

 3.The Foggy Foggy Forest

 オリジナリティにあふれたデザインの美しい一冊。図書館の隅っこに隠れていたものに一目惚れして借りてきました。
 次のページに何があるのか、想像して当てていく展開は大人も子供も大好き。
 繰り返しの心地よさと、予想外のイラストが現れる楽しさがたまらない作品です。

 

 
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Nancy (age 6)'s 2009 Best 3 Books

2009年12月29日 | 我が家のお気に入りの本
 娘は予想外にあまり読みませんでした。絵本やORTstage7-9を中心に学校から渡される課題の本はたくさん読んだのですが、チャプターブックはほとんど途中で投げ出している様子。
 彼女は新しい本を次から次へと読んだり、シリーズものを読んだりするよりは、好きな本を何度も何度も読みたいタイプのようです。そこで、こんなランキングになりました。

 1.The Witch Dog by Frank Rodger

 一番最初に読んだのはきっと2年近く前だとは思うのですが、年間を通して一番ベットの上に散らばっていた、もしくは床に投げ捨ててあった率が高かったので。この本は魔女に弟子入りした犬の話(すみません、タイトルそのまんま)。
 カラーのイラスト入りで読みやすく、ほのぼのした話がなんとも心地の良いシリーズで、娘も私も大好きな作品です。

 2.The Dinosaur’s Packed Lunch

 こちらは大人気ジャクリン・ウィルソンの作品です。これも最初に読んだのは今年ではなかったとは思うんですが、何度も何度も読み返し、学校の Show and Tell の時間にも持って行って発表をしていました。お母さんがいなくてさみしい思いをしている女の子を恐竜が優しくいたわってくれるような話です。
 この本を読んで、「Lizzie Zipmouth」「Cat Mummy」と同作者の本を立て続けに読み、JWのウエブサイトでデコレーションのできる日記を書いたりなどして楽しんでいました。

 3.Ballerina Becky and other ballerina stories

 ハードカバーの絵本で、一見小さい子対象に見えて実は読むところがたくさんあるし、ストーリー性も充分。本来はバレエを始めたばかりの3,4歳の子に大人が読んであげる本なのだと思うのですが、娘は何十回も楽しんで読んでいます。

 子供とはいえ、それぞれ読書スタイルがあるので、そこは尊重しなくてはなぁ、と思うんですが、だからといってお兄ちゃんにばかり本を買ってあげるわけにもいかず、娘の本棚には読んでいない本がどっさり。
 来年は開き直って、娘には図書館から絵本、息子には図書館からファンタジー、お金は私の本につぎ込もうかなぁ・・・ウヒヒ
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Captain R(age 9)'s 2009 Best 3

2009年12月29日 | 我が家のお気に入りの本
 息子もまた今年は例年より読んだ数が少ない中でのランキングになりますが、こんな感じでございます。(数は多いが、偏りが・・・が正しいかな)

1 「Artemis Fowl」by Coifer Eoin

 今年の後半はこれに始まりこれに終わりました。とにかく必要以上にはまってしまって、ついには Artemis Fowl DS も買いました。しかも、これ、ゲームですらないんですよ。DSで本を読むんです。オタク道極めています。
 一般的な書評は賛否両論ですが、うちの息子は大大大好きです。
 私は読んでないのですが、背表紙やサイトでの作家のコメントは非常に読みやすく面白く、好感をもてますし、読書欲を駆りたてられます。

2 「Alex Rider」シリーズ by Anthony Horowitz

 昨年から引き続いてこのシリーズ読みました。私も一巻を途中までと、映画を観ましたが、出だしから手に汗握るアクションありで、惹きつけられます。内容、語彙などは9歳には難しいとは思いますが、スリリングな展開に夢中になるのでしょう。

3 「Dead Famous: Issac Newton」

 本人に確認はとっていませんが、母親の独断で、「難しく、特に興味がある内容でもないはずなのに、夢中になって読んでいた」ということでのチョイスであります。

 そのほか、Astrosaurs Academyシリーズ, Jeremy Strong作品全般の再読, Ceci Jenkinsonのシリーズ、Fantastic Mr. Fox、Michael Morpurgo「 Butterfly Lion」などを喜んで読んでいました。
 最近「Charlie Bone」を読み始めました。

 Captain R はとにかく本が大好きなので、買ってあげるのが楽しくて仕方ありません。最近は本の厚みが増したのでお値段も増して、全部買うのは大変なので、図書館も大いに利用しています。今リクエストしてあるのは、Philip Reeve「Mortal Engines」, Trenton Lee Stewart「The Mysterious Benedict Society」, Terry Pratchett「The Colour of Magic」です。ちなみに私も年明け早々Terry Pratchettの「Nation」を読む予定であります。親子で同じ作家を読めるなんてなんだか嬉しいです。ただし、Captain R が読んでくれたらの話ですが。かなり気難しいので、本選びは大変なんです。
   
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