
●ANTON ARENSKY (1861-1906)
Suites for Two Pianos
STEPHEN COOMBS, IAN MUNRO piano
と、ある妖精のようなお姉さまからお勧めをいただき、ようやく手にいたしました。
アレンスキーのCD☆
ウィキペディアによると、「1879年から1882年までペテルブルグ音楽院で作曲をリムスキー=コルサコフに学んだ。卒業後はモスクワ音楽院で教鞭を執り、1889年には教授となって理論と作曲の講座を受け持った。その門からはラフマニノフ、グリエール、スクリャービン等の逸材を輩出している。また、1895年から1901年まではペテルブルグ宮廷礼拝堂の楽長もつとめ、ピアニスト、指揮者としても幅広く活躍した。」(引用)
というロシアの作曲家であるらしい。
ここで、グリエールの名前がでてくるのも面白い。
ぐふふふふ。
CDの内容はこんなかんじ。↓
SUITE No 1, Op 15 [13'50]
Romance [3'43]
Valse [4'39]
Polonaise [5'32]
SUITE No 2 ('SILHOUETTES'), Op 23 [14'48]
Le Savant [2'16]
La Coquette [2'31]
Polichinelle[3'11]
Le Reveur [3'36]
La Danseuse [3'13]
SUITE No 3 ('VARIATIONS'), Op 33 [25'50]
Theme [1'11]
Dialogue [2'04]
Valse [1'22]
Marche triomphale [2'10]
Menuet [1'41]
Gavotte [3'12]
Scherzo [3'44]
Marche funebre [4'00]
Nocturne [3'10]
Polonaise [3'17]
SUITE No 4, Op 62 [12'46]
Prelude [2'22]
Romance [2'25]
Le Reve [5'10]
Finale [3'00]
私が好きなのは、SUITE No 1, Op 15 ですねぇ。
こりゃもう、のっけから(*´д`*)ハァハァ もんです。
ロマンス。
無感情ではいられない、感情を揺さぶる何かがある。
ロマンスという曲だけあって、ロマンスさがにおうも、ただのロマンスさだけではない。
陽と陰との関係性が垣間見れるような曲。
最初は聞いたとき「おっ、坂本龍一か?」と思った。
彼が好きそうなメロディーに似ている。
綺麗なんだけど手放しで、綺麗綺麗!と喜び聞く曲じゃないの。
クセのあるメロがポイント。
私はこういう曲が好きなんだなぁ~。
ふぉーたまらんですじゃ。
三つ目の曲は、どっかで聞いたことのあるような曲。
何かの曲に似ている・・・うーーん何の曲か思い出せないのが悔しい。
2番目も3番目もだけど、高いキーでのトリルがすごくキレイ。
キラキラ、コロコロしていて耳がくすぐったい。
まるで、オルゴールを聞いているかのよう。
●SUITE No 2 ('SILHOUETTES'), Op 23
Polichinelleも好き。
メロのクセがあるのが好きといった私にとって、この曲のキャッチーさが心に響くわ~。キレイな曲も好きだけどこれは面白い。
最後の終わり方もこの曲にぴったりでいい。
元気になれる一曲。
La Danseuse
いいわぁ~。これも。
なんかシャンソン?ってかんじで、今にも歌がはじまるようなジャンジャカジャンっ的なピアノ伴奏(?)が良い。
私の好きな、金子由香利に即興で歌って欲しいもんだす。
●SUITE No 3 ('VARIATIONS'), Op 33
Gavotteもいいにゃー。
チョピンっぽい♪
全体を通してロマンチックな曲が多くて、ずっーーと聞きっぱなしにしていても肩のこらない素敵な曲たちばかり。
肩がこらないと言ったけど、でもどれもすごいキチンとした曲なんです。
キレイで、繊細で、でもダイナミックで。
ティータイムにも聞きたいし、おやすみ前にも聞きたくなる曲。
リラックスして気持ちを落ち着かせ、また気分をリセットしたい時にも聞きたくなる曲だと思います。
まだ聞きこなしている段階ではないんですけど、試聴一回目の感想はこんなかんじです。
キャッチコピーをつくるなら、
「あなたもすぐさま、お姫様に変身!素敵な気分にさせてくれるCD決定版!」
ってかんじでしょうか。
いや、こんな安っぽいキャッチコピー書いたら、殺されそうだな。
なんか、とりあえずいろんな曲の要素が詰まっていて、楽しめる一枚だと思います。
どっかで聞いたことあるな~と思える曲もあるので、万人向きだと思います。
でも、このCD自体はマイナーなんだろうか・・・。