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四つ葉のクローバー

大好きなお花や野菜作り、そして時折繰り広げられる

ずっこけ家族の日常を綴ります。

こんな時・・・

2011年08月11日 | 日記
                       どんな言葉をかければいいのでしょう。

                       私は慰めの言葉も上手く言えない・・・・人間なんです。

                       だけど気持ちは充分わかる。



                       30年来の友人Sさんにたまたま教えて欲しいことがあり電話。

                       たまにはなにもなくても「げんきー!」って電話しないといけないのに・・・。

                       (父にもそうだ。)

                     

                       私が一方的に話したその後にSさん

                       「実は母が4日前に亡くなってね。」

                       「お通夜とお葬式が終わったところなの。」


                       なにも相手の事を考えないで、それを察する事もなく

                       話していた自分が情けなくなりました



                       その亡くなり方にすごく落ち込むSさん。

                       2年前にお父様が亡くなり91歳になるお母様は一人暮らし。

                       ご兄弟、姉妹3人でローテーションを組み週1回お母様のお世話を

                       しに出向いていました。


                       夜、ふと気になりお母様に電話を入れたそうです。

                       いつも絶対にリビングにいる時間なのに応答がない。

                       気になり兄嫁さんに連絡。まったく応答がない。
                 
                       不安になった彼女、最終電車に飛び乗り兄嫁さんと駆けつけたところ

                       リビングでお母様が亡くなられていたそうです。


                       彼女曰くその後がまた大変だったそうで

                       警察がきて小銭1円まで、保険は・・・

                       挙げ句に冷蔵庫の中まで写していったそうです。

                       確かに事件性があるかどうか調べないといけないのでしょうが

                       大きなショックを受けている上にそういう事にまで立ち会わされ

                       大変だったと・・・


                       お母様に対しても「もっと優しくしてあげればよかった。」

                       などと後悔の言葉ばかり。


                       「うん、うん」と聞くだけの私。

                       なにか言葉をかけてあげたいのになにも言えない私、情けない


                       最後に彼女

                       「ゆきさん、人間どこで死ぬかもしれないんでお家も綺麗に

                        片づけておかないと母のような事になったら恥かくよ!」

                       なんて明るい声で話してました。



                       亡くなった人を送った人はどれだけのことをやってあげても

                       後悔は残ります。

                       それは歳月が薄れさせてくれるでしょう。


                       「また涼しくなったら美味しいもの食べに行こう。」

                       こんな事しか言えない私でした。




                       千日紅、ひっそりと奥ゆかしいお花ですねぇ。