今日は久し振りの

青空が広がっています、斐川公園です。
10月からほとんど毎日シルバーさんに来て頂き1年に1回恒例の公園整備(つつじ内の笹、わらび採り、くずツル採り、樹木の剪定、土手刈りなど)作業をしてもらい、こんなにキレイに刈って頂きました。
芝生広場のつつじ内も見違えるほどキレイになって、これで冬ごしらいをし、来春のつつじ祭りが迎えれそうです、シルバーの皆様本当にどうもありがとうございました
私達指定管理者が公園管理をするようになって何もかもが初めてで、いつどんな作業をしていいかって事も手探りで、改めて公園の管理は大変だという事を感じました。
例えば、草刈をして刈った草は、ダイオキシンの関係で燃やす事ができず、大量の草を運んでわざわざ数キロ離れた場所の捨て場に捨てる、それだけでもかなりの重労働です、しかも燃やす施設に持って行くと有料になりかなりの金額に達します。
また、刈った草を集めるのも大変な作業です、刈る作業はシルバーさん、集める作業は太陽の里といったように今日もシルバー5人、太陽の里5人体制の10人です、そして車に積んで捨て場まで持って行く公園管理の作業が二人、掃除専門の作業が1人、そして管理棟業務の私と、今日だけで14人です。人件費だけでも大変な額ですよね。
そして上の桜並木の写真でもわかるように、、、
既に松くい虫で枯れてしまった松(真ん中2本)が何本もあります。
専門の方に見てもらい、松くい虫の木を拾い出して頂いてから6月6日~3日間かけて
枯れ松伐採斐川公園内の松くい虫の松60本を全て伐採してもらったはずなのに、もうこんな状態です。
キレイになった公園ですが、松くい虫の松は風景を損ねます。
キレイにしたけど、松くい虫の松だけは、私達指定管理者がどうにもできない状況にあるのです。
しかし、6月に行なった枯れ松伐採、なのに、たった4ヶ月でこんな事になってしまうのはどうなんでしょう・・・・・
これは野球場裏の山です、私が数えたところ13本ありました。
6月に60本伐採、
そして現在数えるだけでも30本以上は枯れはじめています。
私達指定管理者が管理する以前はいつ頃枯れ松の伐採をしたのかはわかりませんが、それにしてもこの被害はひどいものです。
この何年か後には斐川公園の松は全滅するんではないでしょうか?
そしてその枯れ松伐採に要する費用は相当な額に達すると思います。
斐川町は築地松で有名な場所でもあります。
私が毎日通る場所のいたるところで松くい虫がついてしまった築地松がいっぱいあり、そのうち伐採され、歯抜け状態の築地松になり、斐川町の風情すらなくなりつつあります。
斐川町だけでなく、日本から松がなくなってしまう時代が来るのでしょうか?
いい例がこの斐川公園です、6月に全て伐採したはずの60本、既に4ヶ月で30本以上の被害です、環境問題から空中散布がなくなり、松の被害も深刻な状況です。恐らく、このペースで行けば、日本から松が消える時代が来るかもしれませんね。
先日書いた、第二次世界大戦中、軍用の毛皮獣として輸入され、防寒用の毛皮を採り、肉は食用とするために使われたヌートリア。
アメリカザリガニもブラックバスも元々日本にいた生き物ではありませんね。
輸入の木から入って来たと思われる桜の葉を全部食い尽くす毛虫
(桜の木消毒)や松くい虫そうです。
時代はめまぐるしく変わり
数年、数十年後の日本はどうなっているのでしょうか?
環境問題、自然破壊、温暖化。
私達ができることは
”小さな事からコツコツと”
実行しても目に見えないと思いますが、きっとそう思う事から始めないといけないと思います。ポイ捨て、全部それに当てはまります、皆さんも小さな事から頑張りましょう。
斐川公園でした。