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ひぐにぃの備忘録

ひぐにぃの備忘録

星とともに歩んだ20年

2011-10-02 23:01:06 | 学問
宮崎県都城市にある「たちばな天文台」が開館20周年。記念式典があったので、ちょいとバイクにまたがり行ってきた。

記念式典のなかで、国立天文台情報室長の渡部潤一先生による基調講演が行われた。
表題はタイトルのとおり。

ご自身の星への関わりから始まり、この20年間にあった天体イベントとそれにまつわる失敗談などを交えながら、ユーモラスに、そして大変興味深い話を聞くことができた。

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それぞれの話の詳細は割愛するが、特に印象に残った話は二つ。

一つは、2009年7月22日にNHKのアナウンサーと皆既日食の実況したとき、あまりの美しさにアナウンサーが台本のことを忘れて、感嘆の声ばかりを発するので、先生が一人で解説をしたという話。
ご本人はすでに八度((!)も皆既日食を観測しているので、冷静さを保つことができたとおっしゃっていた。
ちなみにこのときは宮崎でも曇りがちながらも、太陽の約9割が月に隠される様子をこの目で観察したが、本物の皆既日食の瞬間がそれほどまでに感動的ならば、是非ともこの目で見てみたい。
なお、日本でこの次に皆既日食が観察できるのは、2035年9月2日。もう、定年退職している頃だなぁ。
ちなみに、来年の5月21日には金環食が宮崎でも観測できるので、これは仕事を休んででも観測しなくてはならないな。(天気が心配だけど…)

そしてもう一つが、やはり小惑星探査機「はやぶさ」の話。
様々なトラブルを乗り越えたエピソードは、自分も(インターネットをとおしてだが…)リアルタイムに体験しただけに、こうなんかぐっとくるものがあった。
こちらの話は映画化される(なんと3本も!)ので、これも忘れずに見に行こう。
また、講演の中で紹介された大気圏再突入の映像は、これまでに目にしたことのないものだったので、わざわざ出かけて見に行った甲斐があったというもの。

っと、いい加減長文になってきた。
まぁ、何が言いたいかというと、とにかく宇宙にはロマンがあるってことですよ。