県立嘉手納高校の正門の前の道を進むと、道はガードレールで塞がれます。右側のフェンスは嘉手納高校のグラウンドです。その先10mほどで道は途切れ、比謝川に向かって崖になっています。
戦前、この道路の先には栄橋という鉄筋コンクリート製の橋が架かっており、製糖工場へサトウキビを運び入れるために使用されておりました。しかしこの橋は沖縄戦において日本軍が撤退する際、米軍をくい止めるために爆破され崩落しました。
道路脇には当時の栄橋の復元図と説明が書かれた案内版が立っています。大変に美しいアーチ橋であったといいます。
道路が切れた先はジャングルです。
足元は川への急斜面。下りるのにはロープが必要です。なんとか橋脚が見える場所を探します。
中央部分から手前側が爆破により崩落しています。かろうじて欄干を見ることができます。
米軍は南下するのに比謝橋を修復し比謝川を渡河しました。その後現在にいたるまでこの橋はかえりみられることなく、崩れたまま放置されています。
近所なんですか。こんな歴史があったとは・・・。
知らなかったです。
一度、崖を下りて下から見てみたいのですよ。
屋良公園から比謝川をカヌーでさかのぼるか、重装備で崖を下るかですね。
チャレンジしたいです。
ぜひ復元したいものです。
あまりにも美しい橋でほれぼれします。
実はこの橋は復元したところで使えない場所にあるのです。
対岸はゴルフ場が建設され、川の向こうに道はありません。
願わくばきちんと整備し、後世に残るようにして欲しいです。