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椎間板ヘルニアからの復帰をめざしてただいま絶好調静養中!

観戦レポ。11/10/16、J2第31節、カターレ富山vsギラヴァンツ北九州

2011年10月23日 17時45分54秒 | カターレ富山の観戦レポ

2011年10月16日、16時04分キックオフ
J2第31節 カターレ富山vsギラヴァンツ北九州
場所、富山県総合運動公園陸上競技場

カターレ富山
      黒部
   朝日   大西
木本 谷田 舩津 西野
 池端  福田 吉川健
      飯田

控え:鶴田、吉井、吉川拓、酒井、ソ、苔口、永冨

ギラヴァンツ北九州
    池元  大島
      安田
  森村     木村
       金
多田 福井 宮本  関
     佐藤優

控え:水原、川鍋、桑原、永畑、レオナルド、林、長野

結果
カターレ富山 1-2 ギラヴァンツ北九州

得点者(カッコ内はアシスト)
富:58'大西(舩津)
北:10'池元(PK)、46'大島

交代
富:55'吉川健→ソ、74'木本→永冨、83'谷田→吉井
北:62'大島→林、73'安田→桑原、86'池元→川鍋

警告(カッコ内は累積枚数)
富:10'福田(2)
北:11'多田(3)、86'林(3)

退場
富:
北:

主審:塚田智宏 副審:中込均/村田裕介 四審:出村友寛
観客 3,296人

スタメン。

富山は月曜日の天皇杯と同じメンバー、ベンチにはケガで長期離脱していた吉井と吉川拓也が復帰。
北九州は先週末の天皇杯、先々週のリーグ戦と若干メンバーは替えているが、おおむねベストと言える人選。

前半。

8分、富山、左サイドからのアーリークロスをゴール前で黒部が競り、こぼれ球を朝日、西野と繋いで黒部がシュートも勢いなし
10分、北九州、富山DF吉川健がスローインのボール処理を誤り転倒、そこでボールを奪いカウンターでゴール前になだれ込んだところを
福田に倒されPKを獲得。得点機会阻止でレッドカードが出てもおかしくない場面だったが福田に出たのはイエローカードだった。
10分、北九州、池元がPKを左下に決めて先制。
12分、富山、右サイド大西のFKからゴール前の競り合いになるがゴールにならず
15分、北九州、富山DF池端のクリアミスから池元がPA内に持ち込み、2対1の決定機を作るが、パスを受けた森村がシュートを外す。
25分、北九州、縦パスから大島がDFラインを抜け出しシュートも阻まれる
26分、北九州、右サイド森村CKをファーサイドで折り返す。富山GKがパンチングで弾いたところで混戦状態となるがクリアされる。
30分、北九州、PA手前で良い形で池元にボールが入るが、さばききれず
34分、富山、右サイド吉川健太のクロスにファーサイドで木本が合わせるがクリアされ、
そのこぼれ球を大西、朝日、大西と繋いでシュートも枠の右
37分、北九州、PA近くやや左寄りでFK、木村がスピードのあるシュートを撃ったがGKが弾き、クリアされる。
37分、北九州、木村が右サイドからドリブルでペナルティエリアに侵入しクロスもクリアされる。
38分、富山、西野のクロスに朝日追いつかない
40分、富山、左サイドスローインから木本がクロス、大西がニアで合わせるが、かすった程度でボールはピッチを横切っていく。

前半終了。

後半。

1分、北九州、富山GK飯田がルーズボールの処理を誤りファンブル、詰めていた大島が無人のゴールにシュートを決めて追加点。
3分、北九州、右サイド森村CKを金がヘディングで合わせるが枠外
7分、富山、右サイドからのクロスがファーに流れたところを池端がシュートもミートせず
8分、北九州、安田のミドルシュートはGK正面
12分、富山、右からのアーリークロスを黒部が落とし、大西が詰めるが合わない
12分、北九州、安田のパスから木村がシュートも枠外
13分、富山、左サイド途中出場ソのアーリークロスが相手選手に当たりDFラインの裏へ、
そこに食いついた舩津からのクロスに大西が合わせて1-2。大西はこれが今シーズン初ゴール。
14分、富山、右サイド大西のクロスから黒部がスライディング気味にシュートも枠の上
16分、北九州、大島がいい位置からミドルシュートも枠の上
22分、富山、右サイドからのクロスが混戦の中に入るがクリアされる
24分、富山、右サイド西野のクロスはクリアされるが、こぼれ球を朝日、舩津、谷田と繋いでシュートも枠の上
34分、北九州、左サイドをドリブルで攻めてクロス、金が合わせようとするがクリアされる
37分、北九州、右サイド木村のFKに途中出場の林が競るが合わず
39分、北九州、右サイド、フリーでボールを持った森村のクロスは狙ったのかミスなのかゴールに向かって飛ぶがGKがキャッチ
40分、富山、右サイド大西が放り込んだボールを福田が落とし朝日がシュートも角度が厳しくサイドネット。
49分、北九州、相手セットプレーのこぼれ球を自陣からロングシュート、相手GKがゴール前に上がっていたため無人だったが、枠の右。

試合終了。

てなわけで、富山、わりと完敗気味にやられました。

前の試合、天皇杯のレポートで、最近の富山の失点はつまらないと書いたんですが、この試合の失点はさらにつまらない失点で・・・、
滑って転んでボールロストからカウンター食らってPK与えての失点と、ルーズボールをファンブルしての失点ですからね。
せっかく今まで積み上げてきたものが、個の簡単なミスで全部パァになってしまうというのは非常にもったいないことだし、
2週間で5試合という、修正やメンバー変更の余裕もなく、とにかく目の前の試合をこなすだけで精一杯の連戦、
その初戦でこういった形で負けてしまったことは、最悪のスタートと言えるのではないでしょうか。

富山1失点目のきっかけを作ってしまった吉川健太ですが、失点後はそのミスを取り返そうと、攻守に走り回っていたものの、
これがもうカラ回りとしか言いようがなく、攻撃でも守備でもミスを繰り返しては、チームのペースを乱してしまっていた。
選手に対して厳しい監督であれば前半での交代もありえるぐらいだった。

富山は先々週の大分戦で富山のDFが足を滑らせたところから決定機を作られてしまい(失点にはならなかった)、
月曜日の天皇杯、そして今回の試合では足を滑らせたところが失点に直結している。
これだけ富山ばかりゴール前で滑って転んでいるのは明らかに何かがおかしく、
トレーニング方法や用具(特にスパイク)の選択を見直す必要があります。

あとそれと気になるのが最近の池端の調子の悪さ。
池端は、元からわりとミスしがちな選手なのですが、後ろから追いかけて追いつける抜群のスピードを持っており、
自分のミスでピンチを招いてはスピードを活かした守備でピンチを防ぐという自作自演守備ができるはずなのですが、
10日の天皇杯でスタメン復帰してからは、ミスをスピードでカバーしきれなかったり、ドリブルで抜かれても自分でカバーするのではなく、
他の選手にマークを渡して守ってもらうというシーンがちらほら見受けられ
また、今日の試合では左サイドをかけ上がってセンタリングを入れるシーンが1度あったのですが、
普通ならば左足でボールを蹴るところを、右足アウトサイドでボールを蹴ってセンタリングを入れていた。
このことから、池端は本来の調子からは程遠く、無理をして試合に出てるんだろうなと思った。

DFだけでなく中盤もいまいち機能していなかった。
前から行かなければいけないという思いと無失点で行きたいという思いの矛盾が影響しているのか、
前の選手はより前へ、後ろの選手はより後ろへと傾いてしまい、ボランチの出来が悪かったのもあるにせよ、
2列目と最終ラインの間が広くなりすぎてしまい、そこを北九州の中盤にやりたい放題やられてしまった。

試合終盤には永冨を投入して、福田を前線に上げてパワープレーからの得点を狙っていたが不発に終わった。
味方同士がかぶってしまうことが何度もあったり、ボールを落としたところで周りの選手が拾えなかったりと、
パワープレーの悪い部分ばかりが出てしまっていて、むしろ相手にとっては無難に対処できたのではないだろうか。

ふと思ったんだが、今年のカターレはアンカーを置くシステムに弱いような・・・
今回の北九州もそうですし、京都、鳥取、湘南、札幌と、アンカーを置くチームを相手にした時に全然チームが機能していない気がします。
3-3-3-1にはワンボランチの4-3-3、あるいは4-1-4-1て対抗することで撃破できるんですが、
今のカターレは3-4-2-1で、それでもアンカーに弱いですね。

勝った北九州。

三浦監督が試合後に言っていたように「ワンテンポ早く前に」という狙いで富山を術中にハメることができた。
しかし得点はいずれも相手のミスからという偶然性の高いものだったので、評価に値するかどうかは難しい。
ミスを誘った状況にしたことを評価すべきという見方もあるが、今回の富山のようなミスをするチームはそうそうないので、
そういう見方をしてもやはり評価は難しいかなと。

北九州の戦い方で一つうまいことやられたなと思ったのは、後半キックオフ直後のプレー。
キックオフ直後に大きく蹴り出して、高い位置からのスローインで試合再開させようという、
まぁ、わりとありがちなプレーではあるわけですが、そのキックが、ゴールラインを割るのかタッチラインを割るのか、
ギリギリまでわからない絶妙なキックで、これはうまいと唸ってしまいました。
そのスローインが最終的にはミス絡みとはいえ北九州の追加点につながったわけですからね、
これは「してやったり」という感じでしょう。
どっちに転んでもいいように富山の選手にはラインを割らせない対応をしてほしかったんですがね。


主審は塚田智宏さん。カターレ富山の試合を担当するのは初めてです。
どっちのチームにとっても「それはどうなの」という場面がありましたね。

個人的には、特に前半43分のプレー、富山MF朝日のドリブルに対して相手選手が5秒間ほどハッキリとユニフォームを引っ張っていて、
朝日がバランスを崩し、倒れて、それでも全然ファウルを取ってもらえないから、倒れながら苦し紛れに出したパスが相手に渡ってしまい、
北九州のカウンターになったというシーンがあって、ユニフォームを引っ張る行為が朝日のプレーに影響していないのならともかく、
実際に相手のチャンスにつながったわけで、この場面をノーファウルとした意図が理解できませんでした。


ピッチ外のこと。

屋台ラーメン大集合!!ということで、4つのラーメン屋台が出ていましたが、いずれもてんやわんやでしたね。


※選手交代によるポジション変更

富山
吉川健→ソ・ヨンドクで、ソは木本の位置に、木本は西野の位置に、西野は吉川健の位置に移る
木本→永冨で、大西が右サイドMFに移り、永冨は2列目なのかFWなのかわからないポジション
谷田→吉井で、最終的にはこうなる
    黒部  福田
    永冨  朝日
  ソ   舩津  大西
 池端  吉井  西野
      飯田

北九州
安田→桑原で、桑原はボランチに入ってダブルボランチに
池元→川鍋で、川鍋は福井と多田の間に入って5-4-1に

コメント
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