もう日刊は無理と思われるので目標変更。
辛うじて週刊イトウ新聞
WC2006(6)
たった今第二ラウンド最後の試合、スペイン対フランスが終わりました。
燃えたのは個人的にひいきにしているポルトガル対オランダでしたが、ゲームとしてのベストは「まだフランスを、ジダンを終わらせない」という気持ちの伝わってくるこのゲームでした。
センターサークルで動けなくなった中田を見たときとは全く逆の感情からくる涙がこみ上げてきました。
日本にもこういうゲームをして欲しかったし、中田にもこういう思いをさせてあげたかった。
次は後半15分頃から流しに入って余裕綽々で勝ち上がったブラジルが相手ですが、また好ゲームが期待できそうです。
一回戦では概ね私が勝って欲しかったチームが勝ち上がってくれたのですが、中でも特に見続けていたいアルゼンチンとポルトガルが非常に消耗しているのが気になります。
アルゼンチンは楽に上がってきたドイツとの次の試合が鬼勝負になりますね。
また、もう一方のポルトガルは2枚とも釈然としないイエローによりデコが出場停止。コスチーニャと合わせて飛車角落ちとは言わないまでも角金落ちくらいにはなってしまいます。
イングランドは4-1-4-1にした真ん中のランパードとジェラードが非常に窮屈そうで苦戦していましたが、元通りのフォーメーションで臨めば残念ながらポルトガルのチャンスは非常に少ないものになってしまいそうです。
ともあれ、大会開幕後初のインターバル。
この中二日の各国のコンディショニングと修正の結果を楽しみにしつつ、私自身もコンディションを整えようと思います(笑)
燃えたのは個人的にひいきにしているポルトガル対オランダでしたが、ゲームとしてのベストは「まだフランスを、ジダンを終わらせない」という気持ちの伝わってくるこのゲームでした。
センターサークルで動けなくなった中田を見たときとは全く逆の感情からくる涙がこみ上げてきました。
日本にもこういうゲームをして欲しかったし、中田にもこういう思いをさせてあげたかった。
次は後半15分頃から流しに入って余裕綽々で勝ち上がったブラジルが相手ですが、また好ゲームが期待できそうです。
一回戦では概ね私が勝って欲しかったチームが勝ち上がってくれたのですが、中でも特に見続けていたいアルゼンチンとポルトガルが非常に消耗しているのが気になります。
アルゼンチンは楽に上がってきたドイツとの次の試合が鬼勝負になりますね。
また、もう一方のポルトガルは2枚とも釈然としないイエローによりデコが出場停止。コスチーニャと合わせて飛車角落ちとは言わないまでも角金落ちくらいにはなってしまいます。
イングランドは4-1-4-1にした真ん中のランパードとジェラードが非常に窮屈そうで苦戦していましたが、元通りのフォーメーションで臨めば残念ながらポルトガルのチャンスは非常に少ないものになってしまいそうです。
ともあれ、大会開幕後初のインターバル。
この中二日の各国のコンディショニングと修正の結果を楽しみにしつつ、私自身もコンディションを整えようと思います(笑)
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WC2006(5)
グループリーグが終わり、今日から第二ラウンドです。
今大会は各グループ、地力のあるチームがそれぞれ勝ち上がり、中身の濃いトーナメントが楽しめそうです。トーナメント表
C組・E組以外は一位チームと二位チームの差も大きかった今回、一回戦はほとんど一位チームのほうが勝ちそうです。ひっくり返りそうなのはオランダ対ポルトガルくらいですかね。
ただ、グループリーグを見る限りオランダの質はそれほど高くないようです。ドイツとどっこいどっこいなんじゃないかと思います。
やっぱり現時点で抜けてるのはアルゼンチンとイングランド(要ベストメンバー)。ブラジルもまだエンジンがかかっていないようですし、今この瞬間に総当たりリーグをやったら優勝はこのどちらかだと思います。
ベスト8以降はどこも見逃せなくなりますが、一回戦ではポルトガルvsオランダをどこかのスポーツバーかPVで観てみようかと思っています。
なんといってもポルトガルは、あれだけ燃えさせてくれた国ですからね!
日本代表はこれまでの二試合とそれほど代わり映えしない内容で敗退。
順当な結果ではありますが、30年に一度の才能集団をあれしか「やらない」チームで終わらせてしまったのは非常に悔しいですね。是非とも今後は、「どういう条件下なら、どういうことが、なぜ成功/失敗したのか」を徹底的に分析して、少しでも戦う力を高めていって欲しいですね。
川口選手と共にたった二人の戦士として戦った中田選手は、ひょっとすると代表を引退してしまうかもしれません。
やはりフィールドプレイヤーにも戦える選手が欲しいので、まだ可能性のある稲本や松井、闘利王あたりにがんばって欲しいところです。小野にも復活してほしいですが、小笠原はもういりません(笑)。
と思ったら朗報が。
これが実現すればすばらしいことですね。サビチェビッチやボクシッチを平気でベンチに下げた彼なら、変な格に惑わされずに戦えるチームを作ってくれそうです。
さっそくジェフのサイトに行って、数ヶ月ぶりにオシム語録を読みました。
練習試合でふがいなかったからベンチに6人しか入れなかったとか、いかにも彼らしいですね。
また、走る以外に責任感がないとゲームにならないという話もありました。
パスの出し手には好機を作る(少なくとも相手を脅かす)責任、パスの受け手には相手にとってより悪い状況を作られる脅威となる責任が常にあると思うのですが、今の日本代表からはそれが感じられません。ブラジル戦で中盤左でボールキープしたときに中盤にいた選手が4人ほど一直線に並んでしまったことがありましたが、「こいつはパスを受けたくないから前の選手に隠れてるんじゃないか?」と勘ぐってしまいました。
オシム氏にこういったことが起きないチームを作ってもらえるなら、とてもありがたいですね。(当人は代表監督などやりたくないでしょうが・・・)
オシム氏に興味を持たれた方はこの本も是非。
彼のバックグラウンドの深さと、前に進む人生を生きるということがどれだけ困難で偉大なことかが分かります。
「国家の品格」の100万倍の価値はありますね。・・・蛇足でした(でも消さない)。
今大会は各グループ、地力のあるチームがそれぞれ勝ち上がり、中身の濃いトーナメントが楽しめそうです。トーナメント表
C組・E組以外は一位チームと二位チームの差も大きかった今回、一回戦はほとんど一位チームのほうが勝ちそうです。ひっくり返りそうなのはオランダ対ポルトガルくらいですかね。
ただ、グループリーグを見る限りオランダの質はそれほど高くないようです。ドイツとどっこいどっこいなんじゃないかと思います。
やっぱり現時点で抜けてるのはアルゼンチンとイングランド(要ベストメンバー)。ブラジルもまだエンジンがかかっていないようですし、今この瞬間に総当たりリーグをやったら優勝はこのどちらかだと思います。
ベスト8以降はどこも見逃せなくなりますが、一回戦ではポルトガルvsオランダをどこかのスポーツバーかPVで観てみようかと思っています。
なんといってもポルトガルは、あれだけ燃えさせてくれた国ですからね!
日本代表はこれまでの二試合とそれほど代わり映えしない内容で敗退。
順当な結果ではありますが、30年に一度の才能集団をあれしか「やらない」チームで終わらせてしまったのは非常に悔しいですね。是非とも今後は、「どういう条件下なら、どういうことが、なぜ成功/失敗したのか」を徹底的に分析して、少しでも戦う力を高めていって欲しいですね。
川口選手と共にたった二人の戦士として戦った中田選手は、ひょっとすると代表を引退してしまうかもしれません。
やはりフィールドプレイヤーにも戦える選手が欲しいので、まだ可能性のある稲本や松井、闘利王あたりにがんばって欲しいところです。小野にも復活してほしいですが、小笠原はもういりません(笑)。
と思ったら朗報が。
これが実現すればすばらしいことですね。サビチェビッチやボクシッチを平気でベンチに下げた彼なら、変な格に惑わされずに戦えるチームを作ってくれそうです。
さっそくジェフのサイトに行って、数ヶ月ぶりにオシム語録を読みました。
練習試合でふがいなかったからベンチに6人しか入れなかったとか、いかにも彼らしいですね。
また、走る以外に責任感がないとゲームにならないという話もありました。
パスの出し手には好機を作る(少なくとも相手を脅かす)責任、パスの受け手には相手にとってより悪い状況を作られる脅威となる責任が常にあると思うのですが、今の日本代表からはそれが感じられません。ブラジル戦で中盤左でボールキープしたときに中盤にいた選手が4人ほど一直線に並んでしまったことがありましたが、「こいつはパスを受けたくないから前の選手に隠れてるんじゃないか?」と勘ぐってしまいました。
オシム氏にこういったことが起きないチームを作ってもらえるなら、とてもありがたいですね。(当人は代表監督などやりたくないでしょうが・・・)
オシム氏に興味を持たれた方はこの本も是非。
彼のバックグラウンドの深さと、前に進む人生を生きるということがどれだけ困難で偉大なことかが分かります。
「国家の品格」の100万倍の価値はありますね。・・・蛇足でした(でも消さない)。
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WC2006(4)
WCはDグループの3節までが終わり、第二ラウンドのトーナメント表が半分埋まりました。
第二節までを見る限り、昨日のCグループ首位決戦は非常に大きな意味を持っていたと思います。
A・E・Gの一位と、B・D・F・Hの一位の差が大きくなりそうなんですよね。
かたやドイツ・イタリア・韓国/フランス/トーゴ、かたやイングランド・ポルトガル・ブラジル・スペイン。
各グループの2位で1位に並ぶ力を持っているのはC組以外ではE組のチェコ/ガーナとどんぐりの背比べになっているG組くらいなので、どっちの山が上がりやすいかはあまりにもはっきりしています。
そうした意味で昨日きっちりと引き分けたアルゼンチンは非常に有利なポジションに立ったと言えそうです。
実際、90分の大部分で(メンバー落ちしているとはいえ)あのオランダを支配するくらいですから実力も尋常ではないのですが。
個人的には8割方遅攻のチームスタイルはイマイチ好みではないのですが(速攻:遅攻=4:6くらいがいいですね)、今時非常に珍しいスタイルでもありますし、それを可能にする選手の読みの鋭さ(インターセプト・ボールの置き場所・競り合う場所etc・・・)と技術の高さは相手が強くなるほど際だってくるようです。
今後も見逃せませんね。
反対の山では私の大好きなポルトガルが上がってきてくれたのですが、アルゼンチンと逆にオランダ→イングランド→ブラジルと倒さないといけない無茶苦茶な位置だけに非常に厳しいと言わざるを得ません。しかしこの右の山の厳しさこそがWCと言えるのかもしれません。日韓のトーナメントとはえらい違いですね。
トーナメントに入ったら見逃せる試合がほとんどなくなってしまいそうですね!
そういえば日本代表は今日、ついに本番の舞台でブラジルと当たります。
ワールドクラスのマジモードでボコボコにされて良い経験になる・・・というのを期待したいところですが、ブラジルはよほど異常な負け方(もしくはオーストラリアが異常な勝ち方)をしない限り1位通過。カードのリセットをして、怪我なく試合を終わらせることが最優先ですので親善試合の域を超えることはないでしょう。
だからこそいいゲームができる可能性もあるので、相手の気合いに合わせることなく、今度こそ全力で戦ってもらえたらと思います。
第二節までを見る限り、昨日のCグループ首位決戦は非常に大きな意味を持っていたと思います。
A・E・Gの一位と、B・D・F・Hの一位の差が大きくなりそうなんですよね。
かたやドイツ・イタリア・韓国/フランス/トーゴ、かたやイングランド・ポルトガル・ブラジル・スペイン。
各グループの2位で1位に並ぶ力を持っているのはC組以外ではE組のチェコ/ガーナとどんぐりの背比べになっているG組くらいなので、どっちの山が上がりやすいかはあまりにもはっきりしています。
そうした意味で昨日きっちりと引き分けたアルゼンチンは非常に有利なポジションに立ったと言えそうです。
実際、90分の大部分で(メンバー落ちしているとはいえ)あのオランダを支配するくらいですから実力も尋常ではないのですが。
個人的には8割方遅攻のチームスタイルはイマイチ好みではないのですが(速攻:遅攻=4:6くらいがいいですね)、今時非常に珍しいスタイルでもありますし、それを可能にする選手の読みの鋭さ(インターセプト・ボールの置き場所・競り合う場所etc・・・)と技術の高さは相手が強くなるほど際だってくるようです。
今後も見逃せませんね。
反対の山では私の大好きなポルトガルが上がってきてくれたのですが、アルゼンチンと逆にオランダ→イングランド→ブラジルと倒さないといけない無茶苦茶な位置だけに非常に厳しいと言わざるを得ません。しかしこの右の山の厳しさこそがWCと言えるのかもしれません。日韓のトーナメントとはえらい違いですね。
トーナメントに入ったら見逃せる試合がほとんどなくなってしまいそうですね!
そういえば日本代表は今日、ついに本番の舞台でブラジルと当たります。
ワールドクラスのマジモードでボコボコにされて良い経験になる・・・というのを期待したいところですが、ブラジルはよほど異常な負け方(もしくはオーストラリアが異常な勝ち方)をしない限り1位通過。カードのリセットをして、怪我なく試合を終わらせることが最優先ですので親善試合の域を超えることはないでしょう。
だからこそいいゲームができる可能性もあるので、相手の気合いに合わせることなく、今度こそ全力で戦ってもらえたらと思います。
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WC2006(3)
たった今チェコ×ガーナが終わりました。
朝は昨晩のコートジボワール×オランダを見たのですが、このアフリカの2カ国、どちらも身体能力とその体の使い方がすばらしく、オランダとチェコの戦術を無効にしてしまっていました。
チェコも前の試合同様効果的なポジションを取ってパスを回そうとするのですが、ボールが動いたとたんに受け手に猛スピードで寄せ、ボールを受けた瞬間から自由にコントロールできない状態を作っていました。
結果次のパスが回らず、チェコは最後まで思ったようにゲームを作れずに終わってしまいました。
戦術というのは選手に時間と空間を作るための技術だと思うのですが、アフリカンの身体能力にはそれを封じ込める力があるという現実を目の当たりにして本当に驚きました。
翻って日本はゲームに参加するために最低限必要なフィジカルを備えているのも数人、守備も攻撃も選手の力を活かす構造がほとんどないという段階。世界との差は大きいなあと嘆くばかりです・・・
保存用DVD行き:
オランダ×コートジボワール
ガーナ×チェコ
(アルゼンチン×SCGは、点差こそついたもののアルゼンチンのゲーム運びに見るものが少ないとして消してしまいました)
朝は昨晩のコートジボワール×オランダを見たのですが、このアフリカの2カ国、どちらも身体能力とその体の使い方がすばらしく、オランダとチェコの戦術を無効にしてしまっていました。
チェコも前の試合同様効果的なポジションを取ってパスを回そうとするのですが、ボールが動いたとたんに受け手に猛スピードで寄せ、ボールを受けた瞬間から自由にコントロールできない状態を作っていました。
結果次のパスが回らず、チェコは最後まで思ったようにゲームを作れずに終わってしまいました。
戦術というのは選手に時間と空間を作るための技術だと思うのですが、アフリカンの身体能力にはそれを封じ込める力があるという現実を目の当たりにして本当に驚きました。
翻って日本はゲームに参加するために最低限必要なフィジカルを備えているのも数人、守備も攻撃も選手の力を活かす構造がほとんどないという段階。世界との差は大きいなあと嘆くばかりです・・・
保存用DVD行き:
オランダ×コートジボワール
ガーナ×チェコ
(アルゼンチン×SCGは、点差こそついたもののアルゼンチンのゲーム運びに見るものが少ないとして消してしまいました)
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WC2006(2)
またまた少し空きましたが、日本負けましたね。
残念ながら前のエントリで言うところの「断罪された」のほうになってしまいました。
ゲームを見る限り妥当な結果と言えると思うのですが、1-0で逃げ切る可能性が残っていたのも事実。「気まぐれで与えてくれたチャンス」を掴めるかなと思いつつ見ていたのですが・・・
個人的には、小野の交代のときに柳沢だけでなく中村も下げるべきと思っていましたが、初めに一枚交替カードを切ってしまっていたので難しかったかもしれません。また、ジーコの性格として「10番」を下げるというのは抵抗があるのかなとも見ながら思っていました。
守りきるなら中村→遠藤、柳沢→中田浩で5-3-1-1でも良かったと思います。
また、攻めるなら柳沢→小野で中田を上げるのはわかりますが、もう一手、中村→松井。あ、松井はいませんでしたか。純粋な中村の控えは、今なら(→マルタ戦を見る限り)小野でも小笠原でもなく松井なんじゃないかと私は思うんですけどねぇ。
そんな風に思っていた観戦当日から数日経って、いくつかのコメント記事も上がってきています。
こういう記事がありました。
なんと、あの残り10分の段階でフレッシュな選手を守りに使うのでなく、攻めろと言っていたのですね。他でもないディフェンスの選手が。
ディフェンス自身、あと10分も守りきれないと弱気になってしまっていた(あるいは妥当なところかもしれませんが・・・)のかもしれません。
また、これが本当ならとんでもない話。
これが下敷きになって「当然2点目を狙いに行く」という選択しかしなかったのだとしたら監督を初めとするスタッフの責任は重大です。
気分を良くするために口で景気よく「オーストラリアに負けるわけがない」というのはいいですが、現実的に選手の経験・フィジカル・チームの戦術に優れるオーストラリアに「負けるわけがない」というのはあまりにも図々しい態度。
まして相手側が効果的な交替策を打ってきたあの時点では同点・逆転を考えてしかるべきで、それを避けるための策を考えるというのが本筋だし、戦う前にそうした状況をシミュレーションしていないというのはプロとして準備が不十分だと言わざるを得ません。
日本代表はこれまで格下に苦戦して格上に健闘するという傲慢なところがあったのですが、本番までそれを修正できなかった罪は重く、これに対して妥当な結果を与えられた、と言えそうです。
景気の悪い話はこのへんにして。
他のゲームではチェコ×アメリカ・イタリア×ガーナが保存用DVD行きですね。
チェコはEUROで見たままの美しい戦術でした。日本もああしたポジショニングとプレー選択を参考にすべきではないかと思います。技術に優れているというなら、ああいう形で活かすのが本筋かと。
イタリア×ガーナではガーナの中盤が良かった。攻撃的になったと言われるイタリアの中盤と十分に渡り合い、必要なところでは素早く、必要なところでは時間を作っていい攻撃ができていたと思います。相手がイタリアのDFでなければ何点か録れていたはず。
それだけにイタリアDFの強さ・速さが引き立ちました。いや、あれはずるいですねぇ(笑)
あとはゲーム全体ではないのですが、スペイン×ウクライナでのスペインの4点目。思わず「プジョールすっげぇええええ」と口をつくほどの流れるような攻撃参加。でもパス交換とシュートには他に3人絡んでいるんですよね。その全てがワンタッチで的確に相手を崩し、ボールを前に進める。プジョール自身のスキルだけでなく、チーム全体の技術の高さに感動しました。
ゴールシーンダイジェストとか作ろうかなと思うほどです。さすがに面倒過ぎますが・・・
残念ながら前のエントリで言うところの「断罪された」のほうになってしまいました。
ゲームを見る限り妥当な結果と言えると思うのですが、1-0で逃げ切る可能性が残っていたのも事実。「気まぐれで与えてくれたチャンス」を掴めるかなと思いつつ見ていたのですが・・・
個人的には、小野の交代のときに柳沢だけでなく中村も下げるべきと思っていましたが、初めに一枚交替カードを切ってしまっていたので難しかったかもしれません。また、ジーコの性格として「10番」を下げるというのは抵抗があるのかなとも見ながら思っていました。
守りきるなら中村→遠藤、柳沢→中田浩で5-3-1-1でも良かったと思います。
また、攻めるなら柳沢→小野で中田を上げるのはわかりますが、もう一手、中村→松井。あ、松井はいませんでしたか。純粋な中村の控えは、今なら(→マルタ戦を見る限り)小野でも小笠原でもなく松井なんじゃないかと私は思うんですけどねぇ。
そんな風に思っていた観戦当日から数日経って、いくつかのコメント記事も上がってきています。
こういう記事がありました。
なんと、あの残り10分の段階でフレッシュな選手を守りに使うのでなく、攻めろと言っていたのですね。他でもないディフェンスの選手が。
ディフェンス自身、あと10分も守りきれないと弱気になってしまっていた(あるいは妥当なところかもしれませんが・・・)のかもしれません。
また、これが本当ならとんでもない話。
これが下敷きになって「当然2点目を狙いに行く」という選択しかしなかったのだとしたら監督を初めとするスタッフの責任は重大です。
気分を良くするために口で景気よく「オーストラリアに負けるわけがない」というのはいいですが、現実的に選手の経験・フィジカル・チームの戦術に優れるオーストラリアに「負けるわけがない」というのはあまりにも図々しい態度。
まして相手側が効果的な交替策を打ってきたあの時点では同点・逆転を考えてしかるべきで、それを避けるための策を考えるというのが本筋だし、戦う前にそうした状況をシミュレーションしていないというのはプロとして準備が不十分だと言わざるを得ません。
日本代表はこれまで格下に苦戦して格上に健闘するという傲慢なところがあったのですが、本番までそれを修正できなかった罪は重く、これに対して妥当な結果を与えられた、と言えそうです。
景気の悪い話はこのへんにして。
他のゲームではチェコ×アメリカ・イタリア×ガーナが保存用DVD行きですね。
チェコはEUROで見たままの美しい戦術でした。日本もああしたポジショニングとプレー選択を参考にすべきではないかと思います。技術に優れているというなら、ああいう形で活かすのが本筋かと。
イタリア×ガーナではガーナの中盤が良かった。攻撃的になったと言われるイタリアの中盤と十分に渡り合い、必要なところでは素早く、必要なところでは時間を作っていい攻撃ができていたと思います。相手がイタリアのDFでなければ何点か録れていたはず。
それだけにイタリアDFの強さ・速さが引き立ちました。いや、あれはずるいですねぇ(笑)
あとはゲーム全体ではないのですが、スペイン×ウクライナでのスペインの4点目。思わず「プジョールすっげぇええええ」と口をつくほどの流れるような攻撃参加。でもパス交換とシュートには他に3人絡んでいるんですよね。その全てがワンタッチで的確に相手を崩し、ボールを前に進める。プジョール自身のスキルだけでなく、チーム全体の技術の高さに感動しました。
ゴールシーンダイジェストとか作ろうかなと思うほどです。さすがに面倒過ぎますが・・・
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WC2006(1)
ちょっと遅れてしまいましたが、WC2006観戦しています。
このために新しいテレビとHDDレコーダーを買ってしまったのですが、買って悔いなし。21型→32V型と変わったのですが、迫力が段違いです。
強いて言えばLive観戦ばかりやっているとHDDレコーダーのほうは無駄になりそうですが、寝坊の際の保険やDVDに焼く時のことを考えれば出番はこれからとも言えます。あ、仕事が入ったらLive観戦も減ってくるかもしれませんね。
今のところはスウェーデンを除いて順当な結果のようで、楽しいサッカーを1試合でも多く見たい私としてはうれしい展開です。
今まで見た中ではイングランドの強さに驚きました。オーウェンはイマイチフィットしていなかったようですし、展開的には苦戦したといい結果ではありましたが、中盤の4人、特にジェラードの異常な運動量とプレーの幅の広さには感心しました。彼とランパードはゴールエリアを除くピッチの全てに現れ、一人で2人分弱の仕事をしているように思いました。この2人を見ているだけで面白かった。
もう一つの驚きはクラウチの便利さ。後ろが適当にボールを放り込んでも効果的に落とすかキープするかしてくれる高さと速さとうまさ。日本のように苦し紛れのロングボールを蹴る(そして奪われる)DFの多いチームにいてくれるとさぞかし助かるだろうなぁと思って見ていました。
この先相手が強くなればなるほど、その存在価値が高まってくるのではないかと思っています。DF4人も揃ってハイレベルだし、ここにルーニーが加わるというのだからインチキのようなメンバーです。控えとの差が激しいのが気になりますが、11人ならベスト4には十分入ってこられるチームなのではないかと思いました。
ゲームとしての面白さではやはりアルゼンチン×コートジボワール。両チームとも非常にハイレベルで90分間目が離せませんでした。これはDVD化決定ですね。オランダ×SCGはまだ見ていないのですが、ここから2チームしか上がれないというのはなんとも残念です。1チームしか上がらなくていいグループはいくつもありそうなので尚更ですね(苦笑)。
そして、あと90分で日本×オーストラリアが始まります。重要性という意味では第一ラウンド3試合の少なくとも50%(個人的には75%くらい)を占めると思われる試合です。
この4年間を無駄に過ごしたと断罪されるのか、更なるチャンスを気まぐれで与えてくれるのか、サッカーの神様のご機嫌を伺うとしましょう。もうホント、祈るしかない!
少なくとも祈る資格を得られるよう、選手の全てが持てる力を振り絞ってくれることを期待します。本当に全力を出し切れれば、勝てる相手ではあるはずです。
がんばってくれ、日本!!
このために新しいテレビとHDDレコーダーを買ってしまったのですが、買って悔いなし。21型→32V型と変わったのですが、迫力が段違いです。
強いて言えばLive観戦ばかりやっているとHDDレコーダーのほうは無駄になりそうですが、寝坊の際の保険やDVDに焼く時のことを考えれば出番はこれからとも言えます。あ、仕事が入ったらLive観戦も減ってくるかもしれませんね。
今のところはスウェーデンを除いて順当な結果のようで、楽しいサッカーを1試合でも多く見たい私としてはうれしい展開です。
今まで見た中ではイングランドの強さに驚きました。オーウェンはイマイチフィットしていなかったようですし、展開的には苦戦したといい結果ではありましたが、中盤の4人、特にジェラードの異常な運動量とプレーの幅の広さには感心しました。彼とランパードはゴールエリアを除くピッチの全てに現れ、一人で2人分弱の仕事をしているように思いました。この2人を見ているだけで面白かった。
もう一つの驚きはクラウチの便利さ。後ろが適当にボールを放り込んでも効果的に落とすかキープするかしてくれる高さと速さとうまさ。日本のように苦し紛れのロングボールを蹴る(そして奪われる)DFの多いチームにいてくれるとさぞかし助かるだろうなぁと思って見ていました。
この先相手が強くなればなるほど、その存在価値が高まってくるのではないかと思っています。DF4人も揃ってハイレベルだし、ここにルーニーが加わるというのだからインチキのようなメンバーです。控えとの差が激しいのが気になりますが、11人ならベスト4には十分入ってこられるチームなのではないかと思いました。
ゲームとしての面白さではやはりアルゼンチン×コートジボワール。両チームとも非常にハイレベルで90分間目が離せませんでした。これはDVD化決定ですね。オランダ×SCGはまだ見ていないのですが、ここから2チームしか上がれないというのはなんとも残念です。1チームしか上がらなくていいグループはいくつもありそうなので尚更ですね(苦笑)。
そして、あと90分で日本×オーストラリアが始まります。重要性という意味では第一ラウンド3試合の少なくとも50%(個人的には75%くらい)を占めると思われる試合です。
この4年間を無駄に過ごしたと断罪されるのか、更なるチャンスを気まぐれで与えてくれるのか、サッカーの神様のご機嫌を伺うとしましょう。もうホント、祈るしかない!
少なくとも祈る資格を得られるよう、選手の全てが持てる力を振り絞ってくれることを期待します。本当に全力を出し切れれば、勝てる相手ではあるはずです。
がんばってくれ、日本!!
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代表発表
ついに来月からのWCに臨む日本代表23名が発表されましたね。
私はNEETの立場を利用して、川淵氏の挨拶から全部生で見ました。
内容は多くの人が予想していた通り。久保・巻・松井・遠藤・駒野・茂庭あたりが迷い所でしたが、みなさんご存じの結果に。さすがに今の久保を連れて行って1枠を塞ぐのはもったいないですよね。
個人的には遠藤の代わりに松井を連れて行って欲しかったのですが(福西・稲本・小野といて更に遠藤が本当に必要?)、まぁ我々なんかより遙かに考えてるジーコの決めたことなので尊重しなくては。
最近の結果はイマイチなのですが、運としてはそこはかとなく上り調子な気もします。これからの3週間を大事に使って、本番では良いプレーを見せて貰いたいと思います。
私の方もスカパー!加入&視聴・録画機器購入の検討を着々と進めようと思います。(今日は現物を見て、どっさりカタログを貰ってきました)
私はNEETの立場を利用して、川淵氏の挨拶から全部生で見ました。
内容は多くの人が予想していた通り。久保・巻・松井・遠藤・駒野・茂庭あたりが迷い所でしたが、みなさんご存じの結果に。さすがに今の久保を連れて行って1枠を塞ぐのはもったいないですよね。
個人的には遠藤の代わりに松井を連れて行って欲しかったのですが(福西・稲本・小野といて更に遠藤が本当に必要?)、まぁ我々なんかより遙かに考えてるジーコの決めたことなので尊重しなくては。
最近の結果はイマイチなのですが、運としてはそこはかとなく上り調子な気もします。これからの3週間を大事に使って、本番では良いプレーを見せて貰いたいと思います。
私の方もスカパー!加入&視聴・録画機器購入の検討を着々と進めようと思います。(今日は現物を見て、どっさりカタログを貰ってきました)
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