庭に桔梗の花が咲きだしました。
綺麗な紫に、目を奪われ、そして遠い昔を
思い出します。

真っ黒な大きな犬、耳血腫になって
付けてもらったカーラーを庭に出て
木の間に突っ込んで、ばりばりとカーラーを
破ってしまったもも。
空き家の床下から引っ張り出したあの小さかった
子犬は、27kの体になって、
庭にでると、外を歩く人たちにわんわんと
追いかけまわしていたもも。
「良い番犬だね」と言われながら、
お隣に泥棒が入った夜は、静かだったから
「なんや、肝心な時に番犬になってないな」
なんて笑われてしまったもも。
家の中で眠っていたもの分からないのに
それは、いつまでも笑い話になっていました。
そのももが、桔梗の花が咲いた頃に
静かに大空へと走っていきました。
いっぱいの思い出を残して、きっとあの頃の
仲間と一緒に、「まだあんな話をしてる」
って、恥ずかしそうに笑っているのでしょうか。
こうして、ももの命日は又時を重ねていきます。
綺麗な紫に、目を奪われ、そして遠い昔を
思い出します。

真っ黒な大きな犬、耳血腫になって
付けてもらったカーラーを庭に出て
木の間に突っ込んで、ばりばりとカーラーを
破ってしまったもも。
空き家の床下から引っ張り出したあの小さかった
子犬は、27kの体になって、
庭にでると、外を歩く人たちにわんわんと
追いかけまわしていたもも。
「良い番犬だね」と言われながら、
お隣に泥棒が入った夜は、静かだったから
「なんや、肝心な時に番犬になってないな」
なんて笑われてしまったもも。
家の中で眠っていたもの分からないのに
それは、いつまでも笑い話になっていました。
そのももが、桔梗の花が咲いた頃に
静かに大空へと走っていきました。
いっぱいの思い出を残して、きっとあの頃の
仲間と一緒に、「まだあんな話をしてる」
って、恥ずかしそうに笑っているのでしょうか。
こうして、ももの命日は又時を重ねていきます。