2016年 ありがとうございました

　　　こうして我が家の犬と猫は、一年を過ごせました。
　　　ここにたまが、いない・・・
　　　それだけが、心残りです。


　　　滞りがちなこのブログを読んで下さった皆さまに
　　　　　　“ありがとうございました。”

　　　2016年、多くの犬や猫との別れもありました。
　　　来年は、どうぞ皆さまにとって、我が家にとって、
　　　良い年でありますように。

　　　人に、犬や猫に、生きているもの全てに
　　　優しい気持ちでいられる人がたくさんいますように。

　　　そして、消えゆくかもしれなかった
このこたちの命を、私に委ねてくれたひとたちに、
心から感謝しております。
　　　

　　　どうぞみなさま、良いお年をお迎え下さい。

箱が大好きなはち

　　　暫くは、はちは淋しそうでした・・・


　　　　　


　　　私がそう思うだけかもしれませんが、
　　　でも夜中に、たまを探すように、にゃぁ～と
　　　なきながら歩き回ったり、たまの寝ていた
　　　敷物に眠ったり、たまの猫やぐらに入り込んだり
　　　だからいつもはちを抱きしめていたのです。



　　　　　


　　　今は、犬と一緒にいつもいます。
　　　誰かと一緒にいたいようです。


　　　　　　　　

　
　　　そして、ダンボールの箱を見つけると
　　　中へジャンプ！
　　　夜になると一人運動会をしています。
　　　何故か、もうたまの猫やぐらには入らなくなりました。


　　　いつも、はちの毛を舐めて綺麗にしてやったいたたま、
　　　はちと一緒に夜中には運動会をしていたたま、
　　　犬には強かったたまですが、
　　　はちのパンチには耐えていたたま、
　　　はちにとっては、お母さんのようだったと思えます。
　　　そのたまがいなくなって、

　　　「はち、これからは強くなってね。
　　　　頑張ろうね。そして長生きしてね」

新入りのここは

　　　一年が過ぎて、可愛いここになりました。


　　　　　


　　　でもまだまだです。


　　　しんよりも早くおしっこは、散歩でする事を覚えてくれて
　　　どうしてもの時は、シートでしてくれるように
　　　なりましたが、気にいらない事があると、
　　　隠れてしてあります。


　　　　　



　　　今一番大変なのは、散歩の時に服を着せる事、
　　　暴れるし、逃げ回るし、行くまでに時間が
　　　かかってしまうのです。

　　　犬に服を着せるのは、好きではないのですが、
　　　もじゃもじゃに伸びる毛のここは、綺麗に
　　　カットしなければならなくて、そうすると
　　　短く切った体では、ぶるぶる体を震わすので
　　　着せるのですが、ここは嫌なようです。


　　　　　



　　　まだまだ問題はいっぱいある犬ですが、
　　　こうして事情のあった犬は、直ぐに飼い易い犬に
　　　なる訳ないし、時間をかけて、育てていかなければ
　　　ならないと思っています。

　　　捨てられた犬には、それぞれ事情があったのでしょう。
　　　どうしてそうなったのかは、知る事もできず、
　　　試行錯誤の中で、何とか新しい家で、飼い易いように
　　　育ててやらなければなりません。
　　　時間と忍耐と心を開いて、信頼関係が生まれた時、
　　　その犬は、素晴らしい家族になってくれると思えるのです。

　　　「ここ、頑張ろうね。
　　　　そう言えば、ここもたまに引っかかれたよね。
　　　　凄く怒っていたけれど、怖いと分かってからは、
　　　　逃げていたものね。ここも賢いよね」

一番甘えたの、しん

　　　すぐにくっつく、しんです。
　　　「なっちゃ～ん」と呼ぶと走ってくるしん。
　　　ここと遊んでいると、直ぐに傍へくるしん。


　　　　　

　　　
　　　まりと遊んでいても、なつにくっついて眠っていても
　　　なにをしていても、「しんく～ん、しんく～ん」と呼ぶと
　　　まるで飛んでるように走ってくるしん。
　　　その可愛さは、どの犬でも負けてしまいます。


　　　　　　


　　　おしっこには、随分泣かされました。
　　　カーペットを敷くと、直ぐに汚されて、
　　　季節の変わり目には、何枚ものカーペットを
　　　洗う羽目に陥って、どうなる事かと思いましたが、
　　　でもしんが来て7年経った今は、
　　　もうすっかりこの家に染まってくれました。


　　　　　


　　　散歩に行きたいとなく声と、ご飯を早くとなく声以外は
　　　あの大きな声も出しません。

　　　この家にやって来た時、くるくる回るからと
　　　心配していた動作も全くありません。
　　　元気な元気なしんです。

　　　「そう言えば、しんもたまにパンチをもらって
　　　　よくきゃんってないてたね。
　　　　だからたまだけは、避けていたよね」

　　　やっぱりたまは強かった。
　　　まだまだ、何かとたまを思う私がいます。

唯一の柴犬、まり

　　　何度も言ってきましたが、私は秋田犬、柴犬が大好きです。
　　　まっ白な秋田犬を見送って以来、柴犬との出会いがあって、
　　　多くの柴犬とのとっても幸せな時間が流れました。


　　　　　


　　　でもそれも今は、まり１匹になってしまいました。

　　　飼ってみれば、どの犬も可愛いものですが、
　　　やはり散歩中の柴犬をみると、目が止まってしまいます。

　　　まりももう１０歳になろうとしています。
　　　この家では、やはりまりがボス。
　　　てつがいなくなって、一番淋しそうなのはまりでした。


　　　　　


　　　周りには小さな犬ばかりの中で、喧しい犬ばかりの中で、
　　　よく我慢してくれています。
　　　だいには、ちょっと意地悪で、
　　　今でもボールで遊ぶのが大好きで、
　　　人はみんな大好きで、
　　　私にとって大切な相棒です。


　　　　　



　　　「まりちゃん、でもたまにはよくパンチを受けてたね。
　　　　何度かひっかかれて出血して、怒っていたね」
　　　

　　　今は、懐かしい思い出になりました。

　　　お日さまの暖かい日差しを受けて、
　　　まりと私、てつと歩いた散歩道を長い時間を
　　　かけて歩くのが、一番の楽しみになっています。