霧の季節

　　　今年もやってきました、霧の中の朝が。
　　　この地方は、この季節深い霧の中で
　　　一日が始まります。

　　　私が住みだした頃は、朝からお昼頃まで
　　　深い霧が立ち込めて、洗濯物に
　　　困った事がありました。

　　　今は、人口も住宅も増えて、朝１０時頃には
　　　お日さまが顔を出してくれるようになったのですが。

　　　まりのお散歩も遅くなってしまいます。


　　　

　　　（ごめんね、まり、もうちょっと待とうね）

　　　できるだけお日さまの中、散歩したいのです。


　　　
　　　
　　　（まりの嬉しそうな顔、おひさまが良いね）

　　　午後からは、遂に皆の待望のこたつを出しました。
　　　大掃除です。
　　　カーペットの下から、出てくる！出てくる！
　　　ごんの隠したキャンディーが。

　　　「こらっ！ごん」
　　　テーブルの上に置いているキャンディーを
　　　転がすのが今のごんのお気に入りの遊びなのです。


　　　

　　　そしてそのごんは、窓辺で日向ぼっこ。

　　　明日からは１１月、
　　　めくるカレンダーも後１枚になりました。

くっつき虫のしん

　　　朝・晩寒くなりました。
　　　友達の猫さん達は、もうこたつに入っているそうです。
　　　幼友達の電話でも、「朝晩は、こたつに入ってるよ」

　　　我が家もそろそろ冬支度にかかろうかなと思います。

　　　しんは、誰かにくっついて、暖をとっています。


　　　

　　　「しんちゃんが、又やってきた」（はち）


　　　

　　　「しんちゃんがくっついて・・・嫌なのに　」　（はち）


　　　

　　　「お母さん、しんちゃんが・・・」（ごん）


　　　きっとこたつを始めると、しんは一番に
　　　潜り込む事と思います。


　　　こんな平和な我が家の光景も
　　　災害にあった方々を思うと、この寒さは
　　　辛く感じてしまいます。

だい、元気にしてる？

　　　今朝は、何だか肌寒く、陽ざしが暖かくなる時間に
　　　散歩が始まりました。


　　　


　　　「まり、ちょっと寒くない？」
　　　こんな日は、まりのもこもこした毛は、最高です。


　　　


　　　そして、こんな日は、だいとなつが、競い合って
　　　歩いた散歩を、思い出してしまいます。

　　　小さな日本犬のだいとシーズー犬、
　　　小さい２匹が、寒さを凌ぐように引っ張ったものでした。


　　　


　　　今日は、だいの命日、今年２年になります。
　　　青い空にぽっこりと浮かんだ白い雲。
　　　この上から覗いているようで、
　　　懐かしいあの日々が、走馬灯のように浮かんできました。


　　　昨日は、秋の法要がありました。
　　　一日早いけれど、皆のお墓参りをしてきました。
　　　沢山の方がお参りされていました。

　　　呼ばれる名前に、微笑んだり、一緒だと嬉しくなったり
　　　墓地には沢山のお花が、沢山の愛情が
　　　漲っていました。

　　　「だい、元気にしてる？」
　　　「なつ、お友達ができた？」
　　　てつ、ふく、たま、りき、くう、しずか、さくら、ちび、
　　　ジョン、くろ、みんな元気？

　　　このこ達、我が家に来て、良かったと
　　　自信はありませんが、私は、
　　　みんな最期を見送れた事に感謝しています。

　　　“みんな、私がそっちへ行ったら、迎えに来てね”

負けないで頑張ろう２

　　　私の父は、９７歳、
　　　私の弟の家族と一緒に住んでいますが、
　　　母が存命の頃に２世帯住宅にしました。
　　　
　　　母が亡くなって４年、今も父は朝ご飯は自分で作り
　　　掃除や洗濯、家事は進んで自らしています。


　　　

　　　父が大好きなしん。「逢いたいな」

　　　そんな父も、「目が見えにくくなった」と
　　　好きな本も読まなくなり
　　　テレビも見なくなっていました。

　　　眼科へ行き、「白内障」と診断されて、
　　　先生から「凄いですね、９７歳とは思えない目ですね」
　　　そう言われて、手術を受ける事になったのです。

　　　７月、２度に渡り手術をしました。
　　　それ以来、本は読めるし、テレビも好きな映画を
　　　楽しんで観ています。


　　　
　　　　　　　手水鉢にダリアのお花が散りばめてありました。


　　　京都には、柳谷観音、楊谷寺という眼病に
　　　いいと言う十一面千手千眼観世音菩薩が
　　　祀られているお寺があり、
　　　父の手術の前に従妹が、お札をもらってくれました。


　　　


　　　だから、涼しくなって、そのお礼参りに父と行ってきました。
　　　高い山の長い階段を上り「奥の院」まで
　　　登りつめたのです。

　　　父は「大丈夫」と声をかけても「大丈夫」と
　　　歩いていきます。

　　　私は・・・よいしょ、よいしょ、はぁ～はぁ～ばかり。


　　　

　　　父の後ろ姿を見ながら、「負けないで頑張ろう」
　　　しんにかけていた言葉を、自分にかけていました。

負けないで頑張ろう

　　　友人から画像が送られてきました。
　　　２０歳になるダックスさん。女の子です。


　　　


　　　我が家のダックスしんは、気まぐれで
　　　夏の間は、散歩をあまり行きたがらなくて、
　　　出ても直ぐに帰ると言って、座り込んでいました。

　　　気が向くと、ここと行ったりまりと行ったりするのですが、
　　　行きたくない日の方が多かった今年の夏でした。

　　　今までは、獣医さんでも「しんちゃんの手足、
　　　凄い筋肉、よ～く散歩してるんだね」
　　　そんな評判だったのに・・・

　　　こんな事していたら、体が弱ってしまうと
　　　今日は、しんとゆっくり話をしてみました。


　　　

　　　そして今日は、朝はここと沢山歩いて、


　　　

　　　夕方は、まりといっぱい歩いてきました。


　　　

　　　この調子です。


　　　

　　　「しん、このダックスさんに負けないで
　　　この年まで頑張ろう」