陽だまりの中へ

み~んな、陽だまりの中へ 連れてってあげたいね

つゆ草への思い

2015-09-24 09:54:17 | 日記
   どんどん伸びた草の中から、可憐な美しい
   ブルー色のつゆ草を見つけました。


   


   可愛いお花です。
   この花を見つけると、秋田犬のジョンを
   思い出します。

   
   

      “ちょっと、お母さんの思い出を
       聞いてあげて下さい(まりより)”



   忘れもしない1983年8月21日、
   悲しい別れを迎えました。
   
   遠い、遠い昔です。


   

   
   大きな犬で、何度も飼い主が変わり、
   やってきたのは、まだあどけなさが残る
   2歳くらいでした。

   いろいろな思い出があります。
   その頃、まだ若かった私でも、最期の世話は
   大きい犬だけに、大変でした。

   でも、私は秋田犬が大好きでした。
   
   ジョンが亡くなった頃、遺影の傍に
   いつも散歩で、通った道に咲いていた
   つゆ草を摘んで、話しかけていたものです。
  
   “ジョン、覚えてる、散歩道の花だよ”

   お花屋さんには、沢山の花があります。
   でも、いつも一緒に見ていた花を
   傍に置きたかった、その頃の私でした。

   先日、友人が、「12歳くらいの秋田犬がいて、
   とってもフレンドリーで、大人しくて、良い子で
   良い人に飼ってもらいたいって」
   そんな話を持ってきました。

   父の世話、我が家の犬・猫の世話、それに伴い
   私自身の体のこれからを思うと、
   もう何もできない自分が、辛く思えたのです。

   「年はとりたくないな」
   敬老の日、私もその対象になってしまいました。

秋のお散歩

2015-09-18 17:22:18 | 日記
   毎日の犬との散歩道、
   少し残っている田んぼの畦に
   真っ赤な彼岸花が、青空に向かって
   凛とした姿で、見られるようになりました。

   何年か前には、この辺りは、多くの田畑を
   囲むように、ずっと長く彼岸花が咲き誇り
   とっても綺麗な景観でした。


   


   でも今は、ここだけ・・・
   彼岸花も、ほんの数本になってしまいました。

   いっぱいの家が、囲んでいます。


   


   「なっちゃん、ちょっと残念だね」


   


   「お母さん、お米が、お米がいっぱい!
    だいちゃん、もうすぐ新米だよ」

   食べすけのなつは、彼岸花よりもお米に目が
   いくようでした。

   今日は青空の下で、風も気持ち良く、
   みんな、楽しそうにどんどん歩いていきます。

   “こんな日が、続くと良いのに”

   先日、フイラリアをもらいに行くと
   診察室から先生が、走り寄ってきて

   「だいちゃん、16歳になったんですね。
    そんな風には見えないね。凄い!」

   その声に、私自身が驚きました。
   16歳と言うと、かなりお爺さんです。
   

   やってきた時、「たぶん4歳くらいでしょう」
   そう言ったのは、先生です。
   あれから、12年

   本当は、どうなんでしょう。

はち(猫)のお友達

2015-09-10 15:12:09 | 日記
   今回の台風の影響で、茨城、栃木、千葉、埼玉等
   大きな被害に驚いています。
     心よりお見舞い申し上げます。

   朝晩、すっかり涼しくなりました。
   毎日の散歩も楽になったとは言え、雨の毎日に
   犬も人も参ってしまっていました。

   やっと今日は、お日さまが顔を出してくれました。


 

   でも、はちは、ちょっと淋しそうです。
   毎年顔を見せるヤモリさん。
   玄関の上のガラス窓に、やってきていました。
  
   勿論、外側なので、はちが捕まえる事はできませんが、
   毎晩、下駄箱の上に上って、眺めるのが日課でした。

   「はち、お友達が来たよ」
   そう言うと、走って玄関までやってきて、暫くそこを
   離れません。

   その姿も例年のように、虫の声が聞こえるようになると
   もう見せてくれません。

   「はち、来年までさようならだね」


   

   お友達が見えなくなって、今は、こうして
   まりの傍で、暖をとるように眠っています。

   どうしてなのか・・・このたまとは、くっついて
   眠る事はありません。


   

   「うっとうしいわ、はちが来たら」
   たまは、一人で眠るのが、良いようです。

日本犬と小さな犬

2015-09-02 19:00:58 | 日記
   まりは、柴犬です。
   なつは、シーズーで、 柴犬を多く飼っていた
   私にとっては、小さな犬でした。


   


   まりは、途中から来たとは言え、食べ物に
   困った事は、ありませんでした。

   食べ物には、必ず臭いでから口にします。
   ゆっくりと噛み締めるように、
   実にお行儀の良い犬です。

   なつは、今6・8kですが、来た時は2kに満たない
   痩せた飢餓状態になっていた犬でした。
   だから、食べる事には今も貪欲で、
   臭ぐよりも先に口に入ります。

   だから、まりよりも先に終わり、何も言わない
   まりのすぐ傍に駆け寄って、食べ終わるのを
   じっと見つめていました。

   そして8年目・・・
   いつかはこんな日が来るのではと警戒して
   いたのですが・・・

   まりの我慢の限界が爆発してしまいました。

   なつと、それを引き離そうとした私は、血まみれに。
   まりの歯は、なつの首を貫通していました。

   だけど、なつはなくこともなく、何事も
   なかったかのように強さを見せていました。


   

   
   翌日には、傷の腫れもひいていて、
   「ご飯は食べましたか」
   「お水は飲めましたか」
   「はい、全ていつもどおりでした」
   その答えに「なっちゃんは、強いな」先生も驚いていました。

   「まりちゃんは、大丈夫でしたか、傷はないですか」
   「なつは、犬歯がありませんから」
   「そうでしたね、は・は・は」

   但し、その日以来、なつは、まりの食事の時に
   遠くから、見つめるようになりました。


   8年も経って、
   ちょっとした油断が、大きな事故になり
   私もなつも、痛い勉強をしました。

   明日は、まりがやってきて、8年、9歳になります。
   同じ日に、たまがやってきて7年になります。
   年齢は、わかりません。