脳科学者の茂木健一郎さんが、雑誌&ウェブ「音遊人」のインタビューに答えている。クラシック以外では、ビートルズがお好きなのだそうだ。
──僕の天国の定義って、イギリスの田舎で車を運転することなんです。
(ヤマハ「音遊人 Every Day#005 脳科学者茂木健一郎さん」より)
これは突飛なようで、わからぬでもない。以前、「量子コンピュータ工場」という不思議の国を絵にしようというときに、
「イギリスの田舎みたいに」
ということになったのだが、なかなかわからないと思っていたら、たまたま近所でイギリスの郊外へ出かけた大学の先生の写真展が開かれていて、渡りに船と観に行って、予想以上に収穫があった。なるほど、と。それは、日本の風景に慣れ親しんだ人が、イングランドの風景として典型的であるとか、日本には「ぜったいないよな」と思ったところを切り取ってあるわけで、憶測ながらしかし観客としての私は「そーだよなー」と、コミュニケーションできてしまうほどだったのであります。
というわけで、「イギリスの田舎で車を運転すること」の中に「天国」があるというのは、わからぬでもない。「夢」っぽい、と言いますか。
さて茂木さんはそのような田舎町のグレイト・エアモスというところで、金曜日だけカラオケ屋に変貌するというパブへ行ったのだそうだ。そこで……
──そこで、小学四年生くらいの男の子と中年で小太りのお父さんが、ふたりでなにを歌うのかなと見てたら、モンキーズの『デイドリーム・ビリーバー』を歌いはじめた。(ヤマハ「音遊人 Every Day#005 脳科学者茂木健一郎さん」より)
というわけで、思わぬところで再会いたしました『デイドリーム・ビリーバー』。当ブログの「ヒビキ」率いるファミリーバンド「ビッキーズ」では、この『デイドリーム・ビリーバー』がエンディングの定番曲なんでございますよ。というわけで、「小学四年生くらいの男の子と中年で小太りのお父さん」とは、まるで小学校三年生のヒビキと中年で小太りの夫のことなり!
なーんだか、グローバルになってきたね。音楽ってのは、どうも。(笑)
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