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飛騨の神社繋がりで続いて紹介するのは、意外にも当ブログで初投稿だった“日輪神社”です。
日輪神社は、その筋(何の筋でしょう?(^^;)の研究されている方ならまず誰もが知る一社で、その筋の方なら誰もが一度は参拝してみたいと思っている神社で有名です。
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日輪神社へは、長野自動車道 長野ICより国道158号(コスモス街道)を高山市方面へ中部縦貫自動車道~平湯経由で70キロほど(約1時間半)行った国道沿いに鎮座しています。
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鳥居の先 甘南備山型の特徴的な稜線を持つ山は、日輪神社の神体山です。
その筋では「日本のピラミッド」のひとつと言われている所以でもあります。
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日輪神社 拝殿 普段は無人の静かな神社です。
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拝殿内へは自由に参拝出来ます。
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どなたかは不明ですが可愛らしいお姿の神像が祀られていました。
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「日輪権現」と書かれた社号標(仏教で言うところの大日如来、神道では天照大神の意)
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本殿(岐阜県有形文化財)拝殿は質素ですが本殿はかなり凝った造りです。
主祭神:天照大神
副祭神:倉稲魂大神、火武主比大神(加具土命)、奥津日子大神、奥津比女大神、菅原道真公
※奥津日子大神、奥津比女大神は、大年神の御子神で日々の食べ物を煮炊きし、命をつなぐ大事な竈・囲炉裏・台所などの火を使う場所に祀られ(通称:かまど神)、別名「荒神」とも呼ばれる。
※奥津日子大神、奥津比女大神は、大年神の御子神で日々の食べ物を煮炊きし、命をつなぐ大事な竈・囲炉裏・台所などの火を使う場所に祀られ(通称:かまど神)、別名「荒神」とも呼ばれる。
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神社建築は、疎いので良くわからないのですが、中央の組物の構造は他ではあまり見た事が無いちょっと変わった様式の様です。
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拝殿横に転がっていた巨石
参拝を済ませて、続いて本殿の横から神体山の中腹にあると言われている巨石を探索しに行きました。
参拝当時は、夏真っ盛りで藪が高く道なき道を登って行った記憶があります。
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何となく続く獣道のような登山路を辺りを付けて暫く登って行くと、急に視界が開けこの巨石が現れます。
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けっこう大きな巨石です。高さ1.5mほど、長さ3mほど(推測)はあったでしょうか。
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上と横に2か所の楔跡があります。意図して割ろうと試みながら途中で断念し放置されたようです。
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ここまで加工を試みながらなぜ放置されたのか気になるところではあります。
実は、この巨石には『太陽石』と言う名称が付けられています。
ではこの太陽石とは?
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日本ピラミッドを世に知らしめた「酒井勝軍」が提唱したピラミッド理論の中央にあるのが太陽石なのだそうです。(出典:太古日本のピラミッド/酒井勝軍 より)
彼の理論では、ピラミッドの条件として山頂の中央に太陽石を配置し周囲を巨石で囲み磐境として神域が構成されているそうですが…。
ですが、ここは山の中腹です。太陽石なら山頂にあるべきもののはず…?
「世界の神都 飛騨高山」の著者 上原清二氏によれば ·
「明治末期に何者かによってここの神跡が破壊されそれ以前には、明らかに酒井の言う太陽石に相当する球型の丸石と環状列石があった」と、述べています。事実は別として山頂にあったこの巨石を何者かが破壊目的で割ろうとして途中であきらめ山頂より落下させたと考えられなくもないのですが真相は定かではありません。
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また、日論神社は飛騨のピラミッドゾーンの中心的存在であり飛騨こそが神都日本の中心であると説いたのが前述の上原でした。(出典:日本ピラミッド超文明)度重なる宅地開発や観光開発で、原型はとどめておらずその殆どは焼失しているのだそうですが…。
最後に探訪に訪れた飛騨のピラミッドと呼ばれている主な山々を紹介したいと思います。
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(前・後)高屋山(岐阜県揖斐郡揖斐川町) 位山(岐阜県高山市一之宮町 )
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鍋山(岐阜県高山市花岡町 ) 乗鞍岳(岐阜県高山市丹生川町)
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船山(岐阜県高山市久々野町)
高屋山を除き他は探訪済ですが、訪れて思うのは確かに全ての山に於いて巨石が目立つことでしょうか。ただ、酒井が提唱するような太陽石や磐境の存在は見られず確証に乏しいのが現状です。
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(撮影:2000年8月)
お断り:2000年当時の情報となります。当時とは異なる事が想定されますので訪れる際には、事前に調べて頂き記事は参考程度とお考え下さい。
お断り:2000年当時の情報となります。当時とは異なる事が想定されますので訪れる際には、事前に調べて頂き記事は参考程度とお考え下さい。
【マップ】
「太陽石」環状列石なんですね。山頂でどんな祭祀をしてたのでしょうか。
次回も楽しみにしてます。
そもそも酒井のピラミッド理論は、彼が天からの啓示を受けて起因しているもので、何の根拠もありません。
本来なら一笑のうちに片づけられてしまうようなものなのでしょうが彼のカリスマ性ゆえなのでしょうね信奉者がたくさん現れ今に伝えています。
それらすべての大元は、偽書との烙印を押された竹内文献に記述があるからなんですが、それでもなお今もロマンを掻き立てさせてくれるのは、何なんでしょうね。不思議です。