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【巨石・仏閣・岩屋】《安曇野の巨石探訪 その7》絶景の四賀キャニオンと呼ばれる圧巻の砂岩層と摩崖仏~岩井堂観音堂@長野県松本市会田岩井堂

2023-05-13 05:57:38 | 磐座・巨石・社寺
虚空蔵山(会田富士 )と、特異な景観を魅せる砂岩層
  
いよいよ安曇野の巨石探訪もラストです。最後は安曇野インターより東へ15キロ走ったかつて四賀と呼ばれた地域にある“岩井堂観音堂”の摩崖仏と観音堂の背後より続く絶景の砂岩層と岩屋の紹介です。

【岩井堂観音堂の摩崖仏と岩屋】
国道143号から「松本市 四賀地区地域づくりセンター・四賀支所・四賀公民館」の横を通り善光寺街道と呼ばれた峠越えの入口手前に岩井堂観音堂への登山道があります。

岩井堂観音堂 善光寺街道筋の信濃三十三番中二十番札所 
岩井堂はかつては尼寺で、現在は無住となっています。
お堂の右側には高さ10mほどはあるでしょうか。巨石が聳えそこには摩崖仏が彫られています。

磨崖地蔵尊 (松本市指定重要文化財) 高さ210cm  ここの摩崖仏は、県内でもとても珍しいものなんだだそうです。
案内板
お堂の背後には巨石が立ちはだかっています。

弘法大師をお祀りしています。
かつてこの地域は「岩井堂炭鉱」として栄えていたそうで1893年には、規模にして採炭量200トン以上の採掘量があり当時はとても賑わっていたそうです。
最近では「四賀キャニオン」と呼ばれ新たな脚光を浴びた新観光スポットとなっています。
お堂の左から回り込むように巨石が左右に連なっていてその間を抜けて行きます。
杯状穴のある巨石がありました。ここは、海からは遠くかなり内陸です。果たしていつの時代に造られたものでしょう。
砂礫に変わりつつある巨石
こちらは、岩屋がある巨石です。
岩屋内部 結構広いです。かつてのここで修行が行われていた場所であったと思われます。
ここにも摩崖仏が彫られていました。
またもや杯状穴のある巨石がありました。

【絶景の四賀キャニオン】
砂岩層の露出している場所に出ました。地質年代はシガマッコウクジラやシガウスバハギが生きていた約1300万年前(別所層)より比較的新しい、700万年前頃(浅海性の小川層)のものだと考えられているそうです。
この周辺の四賀は化石(マッコウクジラ )の出た場所で有名で、同町には化石館があります。
風化した砂礫が溜まっているので足元注意です。

組成は花崗岩
更に高みを目指します。
一番高い場所までもう少し
絶景かな♪~。 会田盆地方面を望む

今まで見た事もない非常に興味深い景観と砂岩地層の織り成す造形美。
素晴らしい場所です。
また、いつか散策して見たいと思いました。
(訪問日:2023-5-19)
【マップ】
※観音堂へ至る入口前の善光寺街道沿いに駐車スペースあります


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2 コメント

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Unknown (umaonaosora3104)
2023-05-27 14:06:08
興味ある観音堂ですね。御本尊が千手観音のようです。
磨崖仏や巨石といい、かっては多くの修験者が訪れたのでしょうね。
地層好きにも興味深い場所です。
大王ワサビ園のアイスも久びさに食べたいので、機会みて安曇野を訪ねてみたいです。
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Unknown (ruribo)
2023-05-27 17:51:04
いつもコメントありがとうございます。
こちらでも宜しくお願いします。
早速のフォローありがとうございました。
ここは、お勧めです。
安曇野の散策をするなら是非一押しのスポットです。新たな観光スポットとして脚光を浴びてるそうですが、途中滑りやすく危険な箇所がありますのでもし、今後散策する際には、十分気を付けて訪れて下さい。
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