日々あらたに

3/11の大震災以降、数多くの変化が起きています。その変化をとらえ、新しい時代について観察を続けていきます。

株について

2011年05月27日 | 日記

えっ! 証券のセールス、それともディ・トレーダーでも始めたの?

・・・残念ながら、どちらもやっていないし、始めてもいない。また、そういうセンスもない。今日は震災以降の変化を見る手段として、私なりの株利用方法について書いてみたい。

株といえば、少しだけ思い出話を・・・。

ずいぶん昔、まだ会社に入ったばかりの頃、某通信関連企業の新規上場による株の売り出しがあった。別に、その時、この株に興味があったわけではないが、証券会社のセールスレディに進められ、株の抽選に参加登録したら、なぜか、当たったのである。せっかくだったので、他人のお金を借りて、なんとか購入し、その後、知人のアドバイスにより、その株をほぼ最高値で売ることができた。完全なビギナーズラックというものである。

・・・ところが、世の中そう甘くはない。その後、投資信託やら、持ち株やらそれほど大きな金額ではないが、いくばくかのお金を投資してみたが、最終的には、損失しか残らなかった。上がっているときは、もっと上がる気がするし、下がっているときは、何とか損を少なくしようと我慢する。・・・そして最後に損をする。株のセンスも能力もないのに、強欲のなせる業である。それ以来、株からは縁遠かった。

じゃ、なぜ今、再び株の話?

今回の大震災で、東北地方の様々な産業が大きなダメージを受けている。特にその中でも連日新聞誌上にでてくる言葉が、“サプライ・チエーンの崩壊”。それまで、あまり意識していなかったが、自動車、電気関連を含め、様々な産業で、なくてはならない重要な部品もしくは素材の製造基地が東北に集積していたのである。

しかも、世界でオンリーワンの技術を持つ有力企業が多く存在しているのである。これらの企業が復興できるかどうかで、日本のモノづくりが生き残れるかどうかと言っても過言ではない。ただ、そうは言っても、自分に直接何かができるわけでもなく、同時に、日本全体への影響を予測することもできない。

そこで、何か少しでもかかわりを持てる方法はないだろうかと考えた。

・・・そうだ。株主になれば良いんだ。

東北地方で震災にあったオンリーワン企業、ならびにいくつかの生活関連企業、これらの株主になることにより、気持ちばかりの応援もできるし、日本への影響の変化を見ることもできるのではないか。・・・そう考え、日経新聞に掲載された被災企業の中から、ぜひがんばってほしい企業をいくつか選び、最低単位ではあるが、株主になった。

自分のお金を出すことにより、その企業を応援する気持ちにも熱が入るし、もちろん、株価があがってくれれば、私の収益にもなる。同時に、東北地方のオンリーワン企業の株価変動をみることにより、日本経済の動向を推測できる。また、生活関連産業の株価変動を見ることにより、社会全体の動きを知ることもできる。

仮に、私の投資した金額の元がとれなくても、実感をもった経済動向の観察ができたと思えば安いもんだ。これなら私のように株にまったくセンスも能力もない人間でも、やってみる価値はあるだろう。

そう思って、東北地方に工場、店舗のある一部企業限定ではあるが、オンリーワン企業復興を祈りつつ、いくつかの企業株主になることにしたのである。

がんばれ、東北オンリーワン&生活関連企業!



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