メルトダウンする世界経済(闇の支配者と金融大戦争のカラクリ)(ベンジャミン・フルフォード:イースト・プレス社)という本を読んだ。俗にいう、“陰謀論”説をとなえる著者の本。
この本の“はじめに”・・・から少し引用すると、
・・・いまのわわれわは、セーフティネットもなしに暴走し続ける列車の乗客である。これからわれわれを待ち受けているものは何なのか。そして、誰がこのような未曾有の事態を引き起こしたのか。それらをすべて明らかにすべく、一気呵成に書き上げたのが本書である。
・・・これまで、私は「人類削減計画」に沿って世界史の裏舞台でさまざまな陰謀にかかわってきたことを明らかにしてきたが、今回のユーロ危機においては、その陰謀は最終局面を迎える。
・・・だが、心配しないでほしい。古いシステムが崩壊する代わりに、新しいシステムが生まれようとしているのだ。世界はいま、産みの苦しみを味わっているのだ。・・・
あと、目次だけピックアップすると、
・ユーロ崩壊の真相
・東日本大震災から読み解く「闇の支配者」の真意
・民主党政権から読み解く「闇の支配者」の真意
・世界経済の命運を握る「2つの勢力」
・「闇の支配者」が仕掛けた日本の黒い霧
・日本の命運を握る者たち
・世界経済の「終末」を回避する方法
おどろおどろしい目次。・・・もちろん、真相は私にはわからない。ただ、こういう類の情報がネットやら本でたくさんでてきたのが、最近の傾向ではないかと思う。
少し前なら、一笑に付してしまうようなモノだったが、何が真実かわからないという現代を考えると、言下に否定することもできない。・・・といって、これが本当のことかとすぐに信じることもできない。
ひとつ言えることは、色々なことを隠そうと思ってもなかなか隠せなくなってきた時代であるということ。
もしかするおと、時代の変わり目というのはこういう現象がでやすいのかもしれない。
情報を制御されたマスコミではなく、真相がすぐにでてくるネット時代。何が真実で、何がコントロールされた情報なのか。その見極めは結局は自分自身でやるしかないのかもしれない。・・・あるいは、そういう時代と割り切るしかない。