雪割草~書家・木原光威のブログ

「読まれるための書」ではなく「鑑賞(み)られる」書を

「横山蒼鳳の世界」展

2013-05-13 17:28:04 | 書展







横山蒼鳳先生の書展は幾度か拝見しているが

こんなにたくさんの作品をまとめて観たのは初めて。

よかった・・・。




横山先生らしいのはやはり言葉選び。

この言葉に横山先生の人間が溢れているように思う。

「母」 「道」 「正論」 「自分のことば」 ・・・

どれも横山先生を知るキーワードになるだろう。



そしてあの筆の運びと呼吸。

「横山ワールド」を色濃く鮮明にしている。





















先生が体調を崩されてからは

お目に掛かる機会もなく

最後にお話ししたのは一昨年の「新潟現代の書展Ⅱ」の会場で。











その時私は作品解説の当番で

畏れ多くも先生の作品「虫一匹」を取り上げてお話させていただいた。

そうしたら先生は顔をくしゃくしゃにして喜んでくださった。

今になったらいい思い出。





そういえば

近所の井栗郵便局の壁面には

「万葉の藤」を歌った先生の作品が掲げてある。

新潟市にお住まいだった先生だが

実は三条市下田地区のご出身。



会えば必ず

五十嵐川や三条高校の話をしたのだった。











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