北関東ばんがいち

ネットの極地に住む、ダメ大学生が日常と社会を淡々とつづるブログ。ネットで会ったおもろい人紹介アリ

KOVA伝説G~キモ味上位互換機種

2005-02-28 11:04:40 | 痛い人紹介
実は、Gについて「コヴァ」と言うのは不適切な面がある。彼は、小林よしのり自体は嫌いなのだ。
しかし、言動や好み、思考回路に非常に「コヴァ」と近いモノがあり、彼に嫌韓要素が加われば相当
みなさんのイメージに近いソレが出来上がると思われるのであえてここで紹介している。
まあ、この後の文章を読めば、タイトルの意味も含めて分かるかもしれないけど。

高校に入ってGとの再開、そこでGは「ONE」を勧めてきた。
オレ「・・・いや、エロゲは要らないよ。どうせ乳右クリックとかでしょ?」
正直、当時のオレは(今でもそうだが)エロゲについての知識についてはビジュアルノベル発生
以前の段階で止まっていた。98シリーズが売れる要因になったソフト程度で止まっていたのだ。
「同級生」とか、あるいは光栄が昔エロゲ作っていたとかそういうレベルで。
G「いやぁ、良いゲームだよぉ。泣けるし、やってごらんよ」
オレ「いや、いらん」
当時のオレには、中学の時友人に借りたサターンの某ゲームで悶えていたことが、翌日何故か学年中に
噂として広まっていたという痛い思い出があった。正直、なんでGがそんなものをやり始めたのかオレ
にはさっぱり分からなかった。後にそういう系統のゲームをいくつか借りてやった後も全く分からなかった
けれど、しかし勘違いしてはいけないのは「良さが分からない」というのはあくまでもオレの主観であり、
絶対的な評価ではないことだ。オレはいわゆる泣きエロゲよりも「俺の屍を超えてゆけ」というRPGの
方が、エロく、かつ泣けると思うがクセが強いゲームなので他人には勧めない。同じく、小説でも司馬
遼太郎の「蝙蝠の城(だっけな?)」のくのいちは萌えるけど、萌えツボなんて千差万別だし完全に共有
出来るモノとは考えないから読み方も自由にどうぞという、それが他者理解への第一歩ではないだろうか。

それはともかくGがハマった「ONE」というゲームについてはオレが余りにも興味を示さなかったので、
Gは勧めるのを諦め、普通にその後は趣味や近況について話していた。そうやって高校時代は無難にこいつ
との関係については終わったのだったが・・・。

最初の大学を中退し、菊地廃人にオレがなっていた頃、偶然Gと再開する。Gは医者になりたいと現役でそこそこの
国立大と私立大に受かっていたが、国立大に籍を置く形で休学し、実家で宅浪になっていた。
オレが完全にクラッシュしてネット廃人になったと、悲痛のような手紙をGに思わず送ってしまった
ことからダメ宅浪コンビとして交遊が再々度復活する。ある日、共働きで家に親がいないオレんちに
Gが来たいという。リアル人間と会わないと社会的スキルが死ぬなと思ったオレは喜んでGを家に
連れ込んだ。そしてGが家にやってきた。

G「ねえ、エロゲやってもいい?すげえ面白いから貸してあげるよ」
オレ「えっ、オヤジのパソだから・・・」
G「いいからいいから、大丈夫大丈夫」
あっという間にパソコン占領され、エロゲもインストされてしまった罠。
G「うふふ、慣例ちーん、待っててねー」
オレ「おい、ちょっとどうしたG」
G「だから、エロゲやるからパソコン貸してね」

Gは変質していた。知恵を愛し、マナーを愛する真面目な「学級委員長(だった時期があるのよ)」の
姿はそこにはなかった。この後、彼の行動は常軌を逸しし続ける。
(続く、関係者からの抗議があったら変更がありえますw)

KOVA伝説G~さいーしょはまとーもだったのにぃ~

2005-02-28 10:35:13 | 痛い人紹介
高校で中学の友人と顔を会わせるのがイヤで、学区外の高校に出てしまったせいかオレには
中学からの友人が少ない。まあ、余り親しい友人自体少ないんだが、その数少ない・・・と言うか
ほとんどたった一人の友人がG君である。彼は誇り高い唐沢俊一直系を自称するオタクで、こよなく高橋留美子作品を愛し
(当時は犬夜叉が始まる前で、らんまがグダグダになって終わった頃である)、特にうる星やつらなど
80年代の作品をこよなく愛し、かつ当時流行の作品を片っ端から否定するという過激な行動を取っていた
彼は右も左もエヴァ一色に染まっていた田舎の公立中学のオタク連合の中ではガンオタ以上の
マイノリティであった。そんな状況下で、綾波レイ原理主義過激派にケンカを売り、
連合内でも浮いた存在となっていたオレが彼に急速接近したのは国共合作以上の歴史的必然だった
と言っても良い。

実は、論壇誌の存在を教えて貰ったのは彼・Gがきっかけである。彼のおじいさんは地元教育界でも
有名な人だったらしく、文藝春秋や諸君などを良く読んでいて(栃木はいわゆる教育正常化県)
おじいさんっ子だったGは親しみがあったらしいのだ。しかもその頃丁度、エヴァブームから何故か
保守論壇誌でアニメ関係の論考が多く載るようになり、イデオロギー以前に親しんで読める下地が
当時作られていたのだ。

そんなこんなでオタの中でもハブられ同士が結託し、共にいじめられることも多かったがたまには
綾波原理主義者を煽りカッターナイフ持って追いかけられるなどそこそこ楽しい思い出も作り、
二人は高校受験へと挑みます。で、オレは学区外の公立高校、Gは公立高校に落ちて
市内の私立高校へ進みしばらく会わない日々が続いたのだが・・・。

高校に入ってしばらくした頃、オレがGに年賀状を送ったことを契機に交流が再開されます。
丁度オレはアニメ・ゲーム系統の話題に強く、サブカル系や漫画・小説についてはGの方がそれまでは
強かったので双方弱点をカバー出来るという強みがあった。それに学区外の高校にオレは行った
こともあり、友人は居ても昔の会話がなかなか合わないということもあって、懐かしさの余り
高校生活のことでも話そうかと会うことに決めます。

久しぶりにGとの再開、しかし、Gは変わっていたのです。
「あのさ、ONEって知ってる?面白いよ」

KOVA伝説~序にかえて

2005-02-28 10:06:34 | 痛い人紹介
あるHPに「オタク黒歴史」というコンテンツがある。90年代後半から2000年前後に
筆者の周りで「モテたい・ヤリたい」に囚われすぎて現実との端境に「堕ちていった」オタク達の
魂を鎮魂するコンテンツだ。実はそのコンテンツを偶然数年前に見てから、私はある思いに
囚われてしまった。「彼らの後継者こそ、いわゆる小林よしのりを筆頭に90年代後半以降
吹き荒れた『オタク的ナショナリズム』の被害者としての『コヴァ』なのではないかと」

アニメや二次元美少女やゲームと言った「オタク文化」と、「ナショナリズム」の奇妙な同居については
一部評論家が言及しているが、私から言わせればある地点までは同居していたのは「ナショナリズム」で
はなかったという至極当然な視点が欠けており、また最近の日本のナショナリズムについて言及する
評論家も多いがはっきり言って従来のナショナリズム論の左右論調から一歩も離れていず、その変容
(変質と言い換えても私は良いと考えるが)については目を閉ざしているように思える。

私の周りには、高校時代から常に何故か「コヴァ」がいた。時にケンカし、時に調子に乗らせて妄言を
吐かせ、時に痛手を食らうときもあったが私はつぶさに彼らのことを観察してきた。そんな彼らのことを
書き記していこうと思う。そして
>このコンテンツは「原爆資料館」のようなものです。
>「安らかに眠って下さい、二度と過ちは繰り返しませんから」という切実な願いの元に執筆されております。
>が、登場する人物名・団体名その他は全て架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
>もしもこれを読んで「これは俺のことか」と思われた方が不幸にして居られた場合は・・・。
>それは「不幸な偶然の一致」または「ただの気のせい」もしくは「自意識過剰」です。
>ただちにサリンを撒かないタイプの宗教に入信したり、傷を舐めあってくれる甘ったるい共同体の一員になったり、
>手っ取り早く「癒し系ストーリー」や「癒し系音楽」で癒されちゃったりすることを切実にお勧めします、他人に迷惑をかけるその前
>に・・・。(善良な市民のオタク黒歴史より転載)

なお、コンテンツがコンテンツなので各種抗議、反論、フリーメールによる突撃、電突攻撃、
URL晒しなどが想定されますが、そのような抗議は全てメールにて受け付けます。
メアド hetare-tk-tiki@@@@mail.goo.ne.jp(@マーク削って送信して下さい)