北関東ばんがいち

ネットの極地に住む、ダメ大学生が日常と社会を淡々とつづるブログ。ネットで会ったおもろい人紹介アリ

気をつけましょう

2005-02-08 11:17:11 | 社会とかそういうことについて
最近ふと思ったのだが、なんについても「A=Bである」のように単純な因果関係で結びつけて
処理するのは良くないのではないだろうか。表面上、共通しているようなことに見えても実際
腹の中では何を考えているのかなんて絶対分からないし、歴史も同じ形では絶対繰り返さない。
物事を単純化して理解しようとすることも必要なことだと思うけど、それだけで処理しようとすると
本当は大切なことを拾い損ねたり、無駄なモノを大切に扱ってしまったりするのではないだろうか。

ネットで右傾化~なんて最近では良く言われるけど、オレにはそうとも思えない。特に最近では
ほぼ確信しつつあるんだけど、やっぱりアレも「匿名」という環境を通した「匿名空間では声の
大きい政治的戦略に長けたヤツが強い」ということに過ぎないような気がしてきた。これで政府が
調子に乗って何らかのネットに対する制約や、全国民に対する固定IP制度(実現出来るか否かは
問わないとして)など「匿名性」が失われてしまったら今のような言論は恐らく無くなり、過激と
言っても固定客によるマスコミでも極端なところが言う言論程度に抑えられるんじゃないかなあ。

そのことを度外視して、「今の日本は右傾化してる」だの「日本人は半島人追放に連携した」だの
ごくごく少数のノイジーマジョリティの戯言を拡大解釈することはある意味自分で自分の首を
締めかねない危険なことなんじゃないかなあ。

ところで明らかにネットの一部のアレな人って「ノイジーマイノリティになりたがってる」よね。
日本人古来からの美徳からすれば、ノイジーマイノリティなんて一番軽蔑すべき存在だとオレは
解釈してるんだが(だからこそ、この国で社会的抑圧されている人は権利を得るためにそうならざるを
得ないという側面があるんだろう)、積極的に「そうなりたい」と匿名とは言え言う連中が出てきた
ことはなんだかんだ言ってもこの国は変わりつつあるんだろう。