北関東ばんがいち

ネットの極地に住む、ダメ大学生が日常と社会を淡々とつづるブログ。ネットで会ったおもろい人紹介アリ

KOVA伝説G~さいーしょはまとーもだったのにぃ~

2005-02-28 10:35:13 | 痛い人紹介
高校で中学の友人と顔を会わせるのがイヤで、学区外の高校に出てしまったせいかオレには
中学からの友人が少ない。まあ、余り親しい友人自体少ないんだが、その数少ない・・・と言うか
ほとんどたった一人の友人がG君である。彼は誇り高い唐沢俊一直系を自称するオタクで、こよなく高橋留美子作品を愛し
(当時は犬夜叉が始まる前で、らんまがグダグダになって終わった頃である)、特にうる星やつらなど
80年代の作品をこよなく愛し、かつ当時流行の作品を片っ端から否定するという過激な行動を取っていた
彼は右も左もエヴァ一色に染まっていた田舎の公立中学のオタク連合の中ではガンオタ以上の
マイノリティであった。そんな状況下で、綾波レイ原理主義過激派にケンカを売り、
連合内でも浮いた存在となっていたオレが彼に急速接近したのは国共合作以上の歴史的必然だった
と言っても良い。

実は、論壇誌の存在を教えて貰ったのは彼・Gがきっかけである。彼のおじいさんは地元教育界でも
有名な人だったらしく、文藝春秋や諸君などを良く読んでいて(栃木はいわゆる教育正常化県)
おじいさんっ子だったGは親しみがあったらしいのだ。しかもその頃丁度、エヴァブームから何故か
保守論壇誌でアニメ関係の論考が多く載るようになり、イデオロギー以前に親しんで読める下地が
当時作られていたのだ。

そんなこんなでオタの中でもハブられ同士が結託し、共にいじめられることも多かったがたまには
綾波原理主義者を煽りカッターナイフ持って追いかけられるなどそこそこ楽しい思い出も作り、
二人は高校受験へと挑みます。で、オレは学区外の公立高校、Gは公立高校に落ちて
市内の私立高校へ進みしばらく会わない日々が続いたのだが・・・。

高校に入ってしばらくした頃、オレがGに年賀状を送ったことを契機に交流が再開されます。
丁度オレはアニメ・ゲーム系統の話題に強く、サブカル系や漫画・小説についてはGの方がそれまでは
強かったので双方弱点をカバー出来るという強みがあった。それに学区外の高校にオレは行った
こともあり、友人は居ても昔の会話がなかなか合わないということもあって、懐かしさの余り
高校生活のことでも話そうかと会うことに決めます。

久しぶりにGとの再開、しかし、Gは変わっていたのです。
「あのさ、ONEって知ってる?面白いよ」